働く人たちの根っこに来る、最も大切な要素だと信じています。
自社の従業員に対する、「育成のコンセプト」「人材育成法」になります。
これからの時代の企業人の根っこに必要な概念だと思います。
この概念の上に、各種専門性やスキルなどが乗り、ビジネスマンができあがります。
私の思うメンタルケアは、「病んだ状態を癒す」よりも「予防」に重点があります。
「嫌な気持ちになったとき」に何とかするより「嫌な気持ちにならないようなスタイルを作る」ことで、予防を実践しようと言うものです。
(2つの要素があるように書いていますが、実際には、関連性が強く1つのものかもしれません。)
人間力とは、自己を認め、自己を発見する力、幸せを発見する力、が主体になると考えるようになってきました。
要は自己を強くすることですが、それをどう具体的に現場に取り入れたら良いか? どう定義して説明すればよいか?
そのあたりが、これから取り組むべきテーマです。
ここで、何故2段構えが必要なのかを考えてみます。
ケアを行う、しかし、また心が病んでいく。
一般的にも再発する傾向が強いわけです。
そこで、ケアをしておき、人間力アップを行うことで再発を防止しようと考えました。ごく自然な考えかも知れません。
人間には、精神的な自然治癒力があります。
肉体の治癒力は、比較的分かりやすいですが心の治癒力は、普段意識することは少ないと思います。
ケアは対処療法で、人間力アップは原因療法と言っていいかもしれません。
人間力を高め(治癒力を高め)、再発を防止することが必要です。体と同じようにウィルスを入れながらも健康を保つのと同じで、外的なストレスを受けながら、それを受け流せる、共存できる強い自己を作ることが大切です。
心理学は非常に優れています。
カウンセリングの概念は、ケアにとどまりません。
まだまだ、具体的な概念としての「人間力アップ」はこれからですが、大きなヒントが心理学にはあるはずです。
自分自身の閃きや思うこと、話してきたことは、ほとんど心理学の中にありました。
自然に感じてきたことが、心理学の中に既に定義されていたのでした。
「知らないだけで不幸になっている」とは、よく言ったものでまさにその通りです。 「しっているだけで、こんなにも楽に、楽しく生きていける」ということが、心理学にはたくさんあります。
今私が学んでいるのは、マズローが築いた第4勢力「人間性心理学」で、しかも色んな流派を取り入れたカウンセリング技術が織り込まれたカリキュラムです。
これを学んでいくのかと思うと、ワクワクし、楽しみで仕方ありません。