14日の朝、玄関チャイムが鳴った。
魚眼カメラが撮ったモニーターを見ると女性と背後に子供らしき姿が。
たまに子連れの宗教勧誘者が来て、その類かと思っていたらそうではない。
何だろうと出たら「〇〇からモグラ打ちで回っています」との事。
外に出ると代表者らしき女性と女の子2人が細く長い竹の先に付けたモグラ打ちを持って立っていた。
聞けばコロナで中止になっていた各戸周りが再開になったとか。
少子化で居住する集落には子が居らず、10年以上前に行事は途絶えていた。
それが今は数少ない隣集落の子で近隣を回る事になったらしい。
「何所を・・?」と問われて庭を叩いてもらい、久しぶりのパンパンと響く音が懐かしかった。
こんな時はお礼をする風習があって「今はどんな風に・・」と聞いたら、「お菓子とか100から200円のお礼が・・」と返ってきた。
「ちょっと待ってください」と急ぎ「子供が居らずお菓子が無いので・・」と礼金を封筒に入れて女性に渡そうとしたら、「頂きなさい」と横の女の子に促して受け取ってくれた。
それにしても昔なら居住集落の小学生が主の、10人以上で回っていたのに今は隣集落からの女の子2人だけ。
1000円は中学生と思しき2人への、各戸を回りながら2キロほどを歩いて来てくれた恥ずかし年頃へのお礼。