ごまちゃん登場の日

2006年初夏の風吹く、ある日の午後。

常連ニャンにご飯をあげようと、駐輪場を巡回していると、
見たこともない不思議な模様のネコが、
ポツンと座っていました。

さらによく見ると、喉元に血が流れていた様子。
すでに、流血はおさまっていましたが、
タヌキともフクロウとも見える、その姿。。。

どこからやって来たのか。
何で、こんなところに座っているのか。。。

どうして喉から血を流しているのか。。。

まずは怪我が治ることが先決。
お腹がすいているだろうと、ネコミルクを溶いて差し出せば、
警戒モードで、近寄る気配もなし。。。


仕方がないので、ミルクを自転車群に隠して、距離を取ると、
ペチャペチャと完食。


「がちゃ三毛」「ぞうきん（ネコ）」という単語を知らなかった、2006年初夏。
以来、ごまちゃんは、毎日、まったく同じ駐輪場の中で、
自転車の陰に隠れて、
迷彩しながら、食事を待っていてくれることになるのです。

ニンゲンにスリスリできるようになるのは、それから１年以上も先のことです。

※写真は避妊手術のためにトラップに入れられた時のごまちゃん※