がちゃ三毛庵~猫よ、花よ~

東京の一角。ご近所から次々合流してきたネコたちと暮らす・・・いけばな徒然日記

ネコにまつわるエッセイ風味~おじさん怖いよ~

2009-11-25 | Weblog
かつて、茶トラみたらしチャンは、ご近所1丁目付近を締めていた。
今でこそ“チャン付け”という可愛らしい称号を与えられているが、
当時〔みたらし〕を『みたらしチャン』などと呼びたくなるようなキモチになるニンゲン=お世話係はいなかったはずだ。
しょっちゅう手傷を負い、いつも腹を空かせていて、女子ニャンには滅法やさしいくせに、ニンゲンを寄せ付けず、その騎士道たるや見事であった。

みたらしチャンの覚醒は、タマを取ったところから始まった(始まらざるを得ない状況となった)。
事情はともあれ、幸か不幸か、1丁目から引退を余儀なくされ、
ニンゲンと共に、屋根の下、生活することになった。

命がけの戦闘は不要となり、
その代わり、右も左も女子ばっかり。
〔おしどり夫婦か!?〕と突っ込みたくなるようなミンミンという彼女も出来、
むっちゃんとは、同じクラスの“構いあう女子と男子”みたいな関係を築き、
ごまチャンとは、元外ネコ同盟を結成。一緒に洋服ダンスの中で寝てみたり、している。

そんな平和な、みたらし王国。
ポテチ&マカロニという双子の男子が登場したため、オバチャンのお膝で過ごす王様タイムは減ってしまったが、
昼間は、何不自由なく、ホニャホニャと時間を過ごしている。
あまりにも平和が続くあまり、すっかり恰幅(かっぷく)のよい姿に変身してしまった。

ところが、どうしても怖いものがある。
オジサンである。
年齢に関わらず、種族に関わらず、オジサンが怖い。

ネコ&ヒトに関わらず、普通はオバサンの方が、オジサンよりもよほど怖いはずなのであるが、
みたらしチャンにおかれましてはオバサンには強い。
が、同居のオジサンだろうと、宅急便のお兄さんだろうと、マカロニのようなオジサン予備軍ですら怖い。

対策は2つ。
まずは、オジサンの気配と共に、できるだけオジサンから遠くに逃げ走る。
それでも逃げ切れない時には、まぁるく身を潜めてチャンスを見計らって、オジサンとクロスして走り去る。

お蔭さまで、メタボみたらしチャンの唯一の運動時間は、オジサンから逃げ回る時となり、
ワタシといたしましては、それはそれで、オジサンたちには感謝している次第である。

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