母の死

2019年01月25日 | 最近のこと

母は90歳の誕生日を迎え亡くなりました。

まさか本人もこんなに長生きするとは思わなかったでしょう。

母をみていると、老後の人生はかなり長く感じられました。

何でも自分でしていたことをだんだんしなくなり、器用に手作りしていた物も、目が悪かったり、肩が凝るなとと遠ざかっていきました。

近所の友達も段々と毎年のようにいなくなり、母は孤立の道を歩み始めました。

誰にでもやってくる老化と老後の生活。父が亡くなってからの母の生活は、孫たちも自立し、弟夫婦と三人。時折ひ孫たちがやって来る程度。

普通の老化では、デーサービスも週一程度。

 

娘たちが近くに居ない事をとても寂しがっていました。

まだ足腰がしっかりしていた数年前までは、毎年のように我が家で桜の花見の頃、一月ほど滞在していきました。

そして、最後には、こんな所で死にたくないと言い残して帰って行ったのです。

自分の家で生涯を終えられ、思い通りになったのかと、納得しています。

昨年、母の妹たちも一緒に温泉に連れて行った時の写真と、父との旅行の写真を棺に入れました。

寂しくないよね。

遺影の写真はニコニコ笑っていました。

 

 



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