忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

大いに屈する人を恐れよ、いかに剛にみゆるとも、言動に余裕と味のない人は大事をなすにたらぬ。

2010年08月22日 | 過去記事
伊藤博文が着ていたシャツはフランネル(防寒着)で白色だった。真新しい舶来品でオンドルショルツ、いわゆる肌襦袢だ。ズボン下は英国製のズローワルスというらしい。こちらはベルト部分に赤い刺繍があった。トマソン社の最高級品だったそうだ。このベルト部分には握り拳ほどの血痕、さらには右胸部から右脇腹にかけて、縦に鮮血が滲んでいる。致命傷はこれだったとされる。 安重根はブローニング式7連発の拳銃を構え、伊藤博 . . . 本文を読む