忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2013年新作・人情時代劇小説の話

2013年02月10日 | 過去記事
毎度のことだが、職場の婆さんが死にかけた。普段、元気なその婆さんは95歳。コミュニケーションも十分可能で、そこらの若い馬鹿より話がわかる。しかしこの数日、何となく元気がなく、すぐに「横になりたい」とか言い出したから、私もそろそろ「お迎え」が来るな、と予想はしていた。すると、やっぱり急変。あんまり来ない身内も集まった。面会を終えた「長男の嫁」は「もう最後だから顔を見に来た」と本音も言った。 貴 . . . 本文を読む