菅首相、与野党９党首討論のテレビ出演拒否 「１対８なら吊るし上げになる」と逃げる

菅首相、与野党９党首討論のテレビ出演拒否　「１対８なら吊るし上げになる」と逃げる

　菅直人首相は２日午前、富山市で街頭演説し、参院選期間中に民主党代表としてテレビ出演する際の条件について、「最近、菅は『議論を避けている』と野党が言っているが、とんでもない。いつでも１対１の真剣勝負ならやる。１対８の議論は議論ではない。下手をすると吊るし上げになる」と述べ、与野党９党首による議論を拒否する考えを示した。

　これに関連し、仙谷由人官房長官は同日午前の記者会見で「１対８で話すと民主党批判一色になる。対応する方は大変だ。党首討論的にやってもらえればいいと思う」と述べ、与野党党首が１対１で議論する場を設けることが望ましいとの考えを示した。

　自民、公明、共産、みんなの党の野党４党は先月３０日、菅首相が参院選期間中のテレビでの党首討論を避けているとして、出演に応じるよう民主党に申し入れていた。




「消費税についての発言がぶれている」と叩かれている民主党代表だが、そういえば前代表の鳩山由紀夫が「朝令暮改」と「朝三暮四」を履き違えていた。一応念のため書いておくと「朝令暮改」は朝言ったことが、夕暮れには改められるという意味だ。発言が短時間でくるくる変わる政治屋のことをいう。もうひとつの「朝三暮四」はサルに餌をやる際、朝に４個夕暮れに3個やると、サルが「少ない！うっきゃー！」と怒るから、これを「朝に3個夕暮れに4個」に変えると、サルは満足して「最初からそういえよ！ふん！」と納得する。もらえる餌の数は同じなのに、目先を変えられると納得してしまうサル知恵を戒める熟語である。

しかし、さすが「民主党支持者」はひと味違う。サルは合計数が同じ7個なら許してくれるが、民主党支持者は2万6千円が半額になっても「マニュフェストは生き物だから仕方ない。それでも高校は無償化したわけだし」と納得するというのである。それがサルならば、7個の餌が3.5個になれば牙をむいて怒るのだろうが、さすがは人間様、話のわかる霊長類ということだろう。さすがは新しい総理が会見もしない、国会もしない、演説しかしない、テレビでの討論も「吊るしあげにされる」としてしないのに、それでも民主党を支持するという人間の集まりなのである。

それに比べてアンチ民主党の人間どもはサル以下である。「餌をくれる」というのに、それを手で撥ねつけて牙をむくのだ。「くれる・あげる・差しあげる」だけのボスを信用しないのである。何か裏があるんじゃないかと邪推ばかりしているのだ。餌をもらわねば生きられないのは「動物園のサル」の宿命だというのにである。

ま、偉そうに言う私も後者のサルである。何もせずにもらえる「美味しい餌」はいらぬ。もらってばかりなら「毒入り」も喰ってしまう恐れがあるからな。それならば私は草の根を洗ってでも家族に喰わせる。子ザルには「人間から餌をもらって喜ぶな」と教えてある。私の周囲にいる信用に足るサルも同じだ。芋の欠片を洗って喰っているかもしれんが、動物園で飼われるよりマシだ。