忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

虐められるよ~(たすけてww)

2011年05月20日 | 過去記事

そういえば不思議なことがぽつぽつあった。

「ん?ちゃんとやったけどなぁ・・・?」と思いながらも、まあ、そういうこともあるだろうと「すいません。申し訳ないです」ということが、この1週間で何度かあった。

いや、仕事の話だ。私の中では「こんなミスするかな?」ということが少々あり、古参からそれを責められる、というか、介護主任に報告されて、何度か「疲れてます?大丈夫ですか?」とも心配された。オムツ交換したら「尿取りパッドが背中にあった」という現場仕事的なミスから、ナースに回さねばならないメモがなくなったりした。我ながら情けない、しっかりせねば、と思いつつも、いくらなんでも・・・アレ・・・?という感じであった。しかし、だ。

夜勤だったので夕方出勤した。すると、待ってましたとばかり古参が来た。問答無用で「どうなってるの?」ということだ。私はまだ手荷物も置いていなかった。聞けば「2日前の介護日誌、すべての記録が書いていない」とのことだ。それはパソコンを使うから「書いたのかもしれないけど、保存をし忘れたんじゃないか」と言われた。私はとりあえず荷物を置き、腕組みする古参と一緒に確認した。

なるほど、みれば「その部分」だけがすっぽりと無い。私は休日明けでもあったから、まあ、私がいなかった昨日は盛り上がったことだろうと思った。しかし、PC画面には妙なところがあった。医務報告の欄だ。

それに、だ。この10年以上勤務する古参は未だに「人差し指だけ」でキーボードを打つから知らないだろうが、この作業は「保存せずに」行うことが逆に難しい。画面には頻繁に「保存しますか」と出るし、それは別の日付の日誌を閲覧したり、変更したりしても問うてくることになっている。しかし、画面は「私が書かねばならない部分」だけがすっぽりと抜け落ちている。もちろん、私は書いた記憶もしっかりある。「変更を保存しますか→はい」も間違いない。でも、実際には「無い」わけだ。

私は威張ったままの古参が「いまから書き直せるの?ぜんぶ覚えてるの?」と詰め寄るのを無視して、私は先ほど気付いた「変なところ」を指摘した。つまり、私は「医務報告」も書いていたが、その部分は残っていたのだ。保存を忘れたのなら、これはあり得ない。

「なに?どうしたの?」と嬉しそうに来た「古参パート」と共に、その古参職員は「医務報告は古い職員なら誰でも書く。だから、それは関係ない」と馬鹿にして言った。私だってそのくらいは知っている。しかし、だ。

そこには誤字があった。

私は「端座位」を「単座位」と書き間違えていた。我ながら馬鹿だが、何十年もこの仕事をしていて気付かないのも馬鹿だ。その「医務報告」の欄には明確に「単」の文字があった。私は「こんな阿呆な誤字をするのは私だけでは?」と言った。古参は「そんなことはない」というから、他の日付をいくつか確認した。事実、そうなっていた。

内容は「報告」のみである。しかし、私は「私の文章」をよく知っている。よく書くからだ。癖がある。単調な文章でありながら、そこにはちゃんと「千代太郎節」が散りばめられる。しかし、その他多くの部分、すなわち、私が書かねばならない部分だけがない、のである。この状態にしようと思えば、これは意図的に範囲指定、deleteする他ない。

それに「私の後に誰かが書いた」ものは、同じ日誌に残っている。つまり、その後に「保存した人間」は気付いていた。その日誌をメインで書かねばならぬのは私だ。ならば、そこには大きな空きスペースができる。しかも、である。その日も当たり前に引き継ぎやら申し送りはしているのだ。それはメモ用紙だけではなく、画面を見ながらも行う。もちろん、その「消えた日誌」でもそれは行っている。これが何を意味するかといえば、その日誌には「私が書いたあと」に文字があったという決定的な事実、私が書いたモノが消えるなら、その文字も消えていなければならない。でも、それは残っている。つまり、保存はされていた、わけだ。私はますますわからなくなった。

しかし、古参はともかく「ちゃんとやって」しか言わぬし、古参パートも呆れた表情を隠さない。私は上記の説明を試みたが、彼女らには先ず、絶対的にPCの知識が無い。私の説明を「言い分け」だと断じながら、意地悪にも「覚えてるの?書き直せるの?」しか言わない。残念ながら、その日の報告内容は手書きのファイルに残っているし、特記事項などは私のメモ帳に記録されている。ヒマな私は体調が悪かった利用者さんの血中の酸素濃度まで記してある。元に戻すのには数分もあれば問題ない。

しかし解せない・・・・と思っていたら、最近、異動でやってきた女性職員がそっと近づいてきた。その女性は夜勤明けの私にそっとコーヒーの差し入れをしてくれたりする女性で、私や介護主任らと同じく、この施設のあまりの低レベルに唖然としているひとりだ。

彼女は小声で「ちょっと・・・」と言う。察した私が白々しく介護員室を出ると、さっきよりも小さな声で「警戒してください、あの・・やられてます、あの・・・」と言ったところで、遠くから古参に呼びつけられた。私は笑った。なんということか。

最近の一連の「はて?」は誰かが仕込んでいる可能性があるのだ。なんという稚拙か。しかも、だ。「尿取りパッド」を背中にまわされた利用者の人には何の罪もない。何ら関係が無いのに糞尿まみれにされ、夜中に衣類をぜんぶ更衣させられ、車椅子に座らされてシーツ交換などを待つ、という惨めな真似をさせられるし、記録にも「衣類汚染」とか書かれて御家族がみるかもしれない。そういえば思い出したが、ガチコメタンクのフロントガラス一面を枯れ葉が覆っていることがあった。よく考えればアレも不思議だった。他の車にはないなぁ~と呑気に払い落した私に乾杯だ(笑)。

また、犯人もすぐに思い浮かぶ。私がこの施設に来て、何らかの変化を及ぼし始めたのが気に入らぬ連中だ。それは冷遇された職員と密接な者、あるいはその本人だ。

文句があるなら堂々と言えば良いモノを、こんな卑劣な手段でしか私を攻撃出来ぬとは、なんとも情けないではないか。しかも、なんでも「自分の物差し」で考えるから、こんなことで私にダメージを与えられたり、あわよくば施設を去らせて勝利宣言することが出来ると思っている。この施設には10代はいない。20代は少ない。つまり、過半以上が私よりも年上、いい年こいた中年である。「人として」何か大きなものが失われている。

私は夜勤明けの日誌を書き上げ、事務所に行く直前、馬鹿みたいに指さし点検をした。

「5月19日!保存確認!更新確認!只今より事務所報告に参ります!」

と敬礼、声を出して言うと、古参がこちらを見たが何も言わなかった。すると、先ほどの女性が後ろにいた。その女性も「確認いたしました!更新確認!!」と大きな声を出した。古参とその取り巻きは睨みつけた。利用者の102歳のお婆ちゃんが、私の真似をして敬礼していた。薄汚い根性のクソどもよ。覚悟しろ。必ず、私にコーヒーを入れさせてやる。


5 コメント

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Unknown (鷹侍)
2011-05-20 22:28:02
ほっほう。
私もコーヒーには五月蠅いですよw
神戸の御影にあるダンケが贔屓なのだがどうも遠い。
ああ、近所で飲みたいなぁ・・・と思って数年が過ぎ、
ついこの間ミナミをウロウロしてたらなんと「ダンケ」の文字を発見して光りの早さで入店!
念の為、店内に入ってスグに店員の兄ちゃんに「神戸のダンケさんの系列ですか?」と聞いたら
「はい、御影からマメを仕入れてやらせてもらってます」とのことで久しぶりに彼のバターブレンドコーヒー飲みましたわ。まじうまい。本家もまた行きたいなー!一度お試しあれ~w
http://homepage3.nifty.com/Kabutoyama/danke.html
http://r.tabelog.com/osaka/A2702/A270201/27053278/
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Unknown (井戸の蛙)
2011-05-21 12:41:05
あー、コレすごく分かります。私も食らってましたから。

その結果が、異例の人事でした。私に嫌がらせを繰り返した野郎は「あんな若造を事務所に座らせるのに、何の説明もない!」と最近吠えてたらしいです。私の上司は「だったら変わってやると言ってやれ。絶対に同じ仕事こなせないから」と相手にしてません。

ま、いまだに嫌がらせが続いてますがね。こないだは通勤用に使ってるバイクのメットをパクられました。本社の偉いさんが「身内から犯罪者を出したくない」とかいう理由で全力で犯人探しを止めてるらしいですがねw
私の大嫌いなサヨクの真似をすれば会社ごと酷い目にあわせる事ができるネタ満載ですわ。やりませんがね。

正直、私はヘラヘラ笑って仕事してます。しかし、妻や子供に【いつでも見せられる仕事】をしてるつもりです。
ああいった連中は、家に帰ってどんな顔してるのかなーって心底疑問に思います。

副会長も奥さまがいれば大丈夫でしょう。守る家族がいる日本男児を舐めきってる方が多いですねえ。
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Unknown (久代千代太郎)
2011-05-23 12:42:37
>たかっちゃん

うまいコーシー飲みたいなぁ。

ミナミに行ったら寄ろうっと。



>かえるさん

昨日、こっそりと教えてくれる人がいました。完全に「やっている」そうですww

中心人物は管理職含む数人、邪魔なんでしょうなw

ンで、その人からも「ちよたろさん、ほんと、怒りませんね」と感心されました。

犬に吠えられて吠え返す人間はいませんね、と言ったら笑ってましたが、家族を侮辱するようなことを言ったり、やったりすれば、話は別です、そのときは相手を崩壊させますよ、家族を咬もうとする犬は殺しますね、と言ったら笑い声がなくなりましたけど。


そうそう。<妻や子供に【いつでも見せられる仕事】をしてるつもりです>この矜持こそ武器でおますな。現場押さえたら「ありがとう!」と言ってビビらせてやる。


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あ~あ・・・ ()
2011-05-24 12:39:48
絶対に踏んではいけない、ブt、いや虎の尾を踏みかけてますねw


でも、以外に楽しんでたりしてw
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Unknown (久代千代太郎)
2011-05-26 07:48:48
>▲

豚の尻尾はこんなのです。→

踏めませんね。


ンで、楽しくないwww
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