八文字学園・学生支援センター

学生支援センターでは「学費準備」の面から様々なサポートを展開しています。

進学費用のマネープラン③(学資保険の活用)

2023年06月07日 | 学生支援センター
進学費用のマネープラン①(1年目の学費準備)で紹介している通り、進学にあたっては、早ければ、11月に数十万円のお金が動き始めることになります

学費の準備にあたっては、学資保険の活用を考えている方もいらっしゃると思いますが、満期まで待っていると、この納入〆切に間に合わなくなってしまうことも起こり得ます。

そこで、早期出願の可能性があるなら、今すぐにでも、保険の担当の方に「10月頃に学資保険から引き出したいがどのように手続きすれば...」と相談することをご提案します。

参考までに、川上の次女の例をお話しすると...

どうやら学校推薦型を使って大学進学しそう(夏休み前)
 ↓
学資保険の担当者に相談( 〃 )
 ↓
10月に100万円を引出す手続き(満期で約200万円のうち)
 ↓
12月の学費納入に対応

・・・・・

金融機関の教育ローン同様、動き出しが遅くなってしまうと、大学等への納入〆切に間に合わなくなってしまうので、早め早めの相談が効果的だと思います。

また、この学資保険の担当者への相談が後手を踏まないように、親子間で、進学に関する情報共有をしっかり進めておくことも大事ですね。




進学費用のマネープラン②(教育ローンの申請)

2023年06月07日 | 学生支援センター
進学費用のマネープラン①(1年目の学費準備)で、日本学生支援機構の奨学金では、1年次分の学費納入対応ができないことを紹介しました。

...となると、学費準備の選択肢となるのが、銀行の教育ローン日本政策金融公庫の「国の教育ローン」

ただ、銀行への申請から受給までにかかる時間が7日~10日、「国の教育ローン」に至っては約3週間かかると言われています。

また、合格通知と一緒に第一次手続きに関する書類が同封されていますが、入学金等の納入は、合格発表後10日~2週間が一般的...。

ピンと来た方もいらっしゃいますね。

そうなんです。「国の教育ローン」はもちろんのこと、銀行の教育ローンでも、納入〆切までに準備が間に合わない可能性が大きいのです。

・・・・・

そこで提案するのが、金融機関への事前審査の申請。

時期としては、7・8月頃が効果的かと思います。

銀行や日本政策金融公庫の審査で提出が求められる資料は大きく2つ。

1つは収入に関する証明書、もう1つが、進学先の学費請求に関する文書のコピーです(この2つ以外については金融機関の指示に従ってください)

当然のことながら、まだ、出願していない7・8月に、進学先の学費請求に関する文書のコピーを用意することはできませんよね。

…なので、

進学先の学費請求に関する文書のコピーが不備のまま、収入に関する証明書を中心に、借入できるか否かの「枠取り」だけをやってしまうのです。

枠取り」さえできてしまえば、残るのは書類不備(学費請求のコピーが未提出状態)の解消だけですから...

金融機関での事前審査の申請(7・8月)
  ↓
教育ローンの「枠取り」(仮採用)
  ↓
希望する大学等への出願
  ↓
合格証と学費請求文書の受取
  ↓
進学先の学費請求に関する文書のコピーを金融機関に提出
  ↓
必要書類が全て揃う
審査はすでに終了(「枠取り」)
審査にかかる時間が不要なので、予定よりも早く、必要額を受給できる
  ↓
進学先への納入に間に合う

という流れになります。

・・・・・

また、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」では、過去6ヵ月分の通帳チェックが審査の対象になります(光熱費や家賃、税金等の滞納がないかどうかの確認)。

…なので、より確実に採用となるためには、審査申請する半年前からは、きっちりと各種納入を進めることが大事!!と、川上の師匠(公立高校の進路の先生)より助言を受けています。

またしても長文になってしまいましたが、ぜひ、参考にしてみてください。






進学費用のマネープラン①(1年目の学費準備)

2023年06月07日 | 学生支援センター
早い専門学校だと、総合型選抜(またはAO)の受付が始まっています。

夏休みが明ければ、大学の総合型選抜、学校推薦型選抜が始まるし、10月になれば専門学校の全区分での受付が開始となります。

願書が受理されれば、その後、合格発表 → 1次金の請求となるので、早ければ、11月には数十万円のお金が動き始めることになります。

奨学金予約採用⑪(受給開始時期)で紹介しましたが、この請求に対して、奨学金を活用できないのが、奨学金の最大の欠点(奨学金は大学等の入学前に受給できないので)。

よって、1年次分の費用は、何とかして、ご用意していただく必要があります。

その方法としては...
① 銀行の教育ローン
② 日本政策金融公庫の「国の教育ローン」
③ 学資保険
④ 貯蓄の切り崩し
⑤ 親戚等から一時的にお借りする
⑥ ほか

などになりますかね。

次回以降、上記①②③について、講演会等で話している手続方法をご紹介したいと思います。