八文字学園・学生支援センター

学生支援センターでは「学費準備」の面から様々なサポートを展開しています。

〈高3生〉給付奨学金の「進学後の学力基準」について(進学費用のマネープラン⑪)

2024年05月21日 | 学生支援センター
給付奨学金申請時の「学力基準」について(進学費用のマネープラン⑩)では、給付奨学金の申請時点では、学業基準が、ややゆるめ(進学に対する応援の色合いが強い)と説明しましたが、大学等への進学後の基準はどうなっているのか...を今回は紹介したいと思います。

・・・・・

給付奨学金案内p.13に記載されている内容です。


ここに書かれている「廃止」「警告」を受けなければ、給付奨学金や授業料減免の受給を継続できることになります。

ちなみに警告は、サッカー等でいうところのイエローカード廃止レッドカードと同じような意味となります(廃止を受けると、原則、給付奨学金の受給stop

・・・・・

申請時を思い出してみてください。

給付奨学金の申請時の心情的な部分は、こんな感じになるはず。

家計的に進学は難しい状況ですが、〇〇を学びたいんです(資格取得がしたいんです)。目標達成のために、ぜひとも給付奨学金の提供をお願いします

廃止の3を見てください。

申請するときは「ぜひとも」とお願いしているのに、出席率5割以下なんて...言ってることが違うよね!

こんな感じの解釈のもと、一発レッドカードの「廃止」となります。

・・・・・

警告の2を見てください。

簡単にいえば、学部の成績において、下から4分の1に入ってしまうとイエローカード...となります。

ここでは、失礼を承知でダイレクトな説明をすると...

筆記試験のある大学は、ある程度、同じレベルの学生でその学部を占めているので、一度「警告」を受けたとしても、本人の努力次第で、次の判定時に、「警告」を回避できる可能性が生じるはずです。

ところが多くの専門学校の場合、書類選考・面接試験で入学している場合が多いので、こんなことが生じてしまいます。

高校入試(5教科500点満点)の結果が150点の人と、450点の人が、同じ学部に存在

何が言いたいかというと、start時点での地頭(その学生が持ち合わせている学力)に大きな差があるということ。

そして、それぞれの学生が、目標とする資格取得を目指して、同じような努力をすれば、その差を縮めることがなかなか難しい...。

となると、一度「警告」を受けた学生が、連続して「警告」を受け、「廃止」につながる可能性がある...ということに。

・・・・・

でも、だからといって、最終的に資格取得ができない訳じゃないんだよねぇ...給付奨学金の受給停止になったとしても(給付奨学金で「廃止」になった学生も美容師や自動車整備士を取得しています)。

そこで、講演会では、保護者様にこんなお願いをしています。

専門学校に入学するのは、給付奨学金・授業料減免を得ることが目的ではなく、目標とする資格を取得し、その分野に就職したいから。

廃止を受け、受給停止となったとき、「頑張りが足らないから廃止になった」のような叱責をしないで欲しい。

叱責を受けることで、最終目標である資格取得に向けたモチベーションが下がってしまっては、専門学校に入った意味がなくなってしまう。

・・・・・

給付奨学金の申請 = 進学後の努力の約束の側面があると、川上は感じています。

初志貫徹...自身の目標達成のために、精一杯、学生生活を過ごして欲しいと願うばかりです。








コメントを投稿