そうなんです。行ってきたんです。
「超大河原邦男」展(兵庫県立美術館,2013/03/23~2013/05/19)に。
大河原邦男って誰?何した人と思う人はまあ置いといて。
今回,たまたま,倉田光吾郎氏による《1/1スコープドッグ ブルーティッシュカスタム》の撮影会が日時限定で開催され,参加してきたので,簡単にレポートします。
ちなみに,これから参加可能な撮影会は,5月16日(木)の午後4時から午後6時までと、5月17日(金)の午後4時から午後8時までの合計6時間,チャンスが残っていますので,お時間の都合のつけられる方は参加された方がよいのではないかと思い,ブログのテーマから外れた記事を書く次第です。
この,1/1スコープドッグ ブルーティッシュカスタムは,何度か,ネットの記事で読んでいたものの,現物を目にするのは初めてのこと。東京や愛媛では展示されたことがあるようですが,近畿圏での展示は初めてかな?
製作者の倉田光吾郎氏のブログはこちら。
そのうち,1/1スコープドッグの記事は,こちら。現物見てから,製作記事見るとまた格別です。
などと,語るよりも,私のおんぼろ二つ折り携帯で撮影した画像を貼った方が早いですね。
これだあ!
どうです,この巨大感!巨大感が伝わりやすいよう,写真も元データの半分で貼り付けてみました。
フレーム内にぎりぎり収まるように撮ってみましたが,なかなかのものでしょう。
収まってませんけどねorz
ちょっと屈んであおりで撮っているので,実物ではここまで見上げる形にはなりません。
でも,子供さんの目線なら,これよりさらにでっかいだろうなあ。
2つのカメラに光を入れつつの屈み撮影。こちらはフレーム内に収めることを優先したため,迫力が落ちますね。
あとは普通の位置から撮った写真を3枚。
ちなみに,フラッシュ撮影は禁止されているので,手ぶれとか結構厳しいことになってます。
この展覧会では,順路逆行禁止とかないので,いきなりこの展示まで進んで,それから展示を見たりとかもできます。
この展示を見る前と見た後では,他の展示物を見るテンションも全然違ってきます。
この展示よりも前には,「科学忍者隊ガッチャマン」,「無敵鋼人ダイターン3」,「無敵ロボトライダーG7」,「機動戦士ガンダム」などの展示がありますが,それまでさんざんムックやら何やらで見た設定資料,ポスター原画などを鑑賞しながらも,なまじこれまでにいろいろと集めたせいで,初めて見るものが少なく,素直に驚く感覚がなかなかありませんでした。
ところが,この展示を見た後に,それまでの展示を見ると,もう,何というか,鑑賞のテンションが変わりました。
ポスター原画も,間近で鑑賞できるのですが,ポスターカラーで描かれているにもかかわらず,油絵のように厚みを持って描かれている部分(白い部分に多い。機動戦士ガンダム2哀戦士編のモビルスーツ4体横並びポスターのズゴック足下あたりの波濤や,「模型情報」掲載のドムの白煙などに目立つ。ちなみに,後者には,絵筆から抜けたと思われる豚毛?が塗り込まれている!)の存在に気付いたりと,ニュータイプに覚醒したんだか,ますますおかしな人になったんだかといった認識力の変化を生じてしまいました。
また,機動戦士ガンダムの設定画を見ても,球形のマスコットロボ,「ハロ」の設定資料のハロの輪郭を構成する円の中心部に全てコンパスの穴が空いていることを把握したり,大河原氏作成のドムの設定画に重量感を加えた安彦良和氏作成のドムの設定画において肩カバー裏側,腰と脚部スカート裏側に黒塗りが登場したことを取り込んでか,ギャン,ゲルググ,ビグザムの設定画に黒塗りが登場したばかりか,薄墨的な陰の書き込みがあることを発見。薄墨は,出版物ではなかなか分からないから,見に行かれる方は要チェック!(ってほどか?まだテンション高いね)
展示物に手は触れられないけど,天井の光との反射を利用して,てかってる画材とそうでない画材の使い分けなどにも気付いたり,エクスカイザー(勇者エクスカイザー)のデザイン画で,ちゃんと顔の部分も鉛筆書きされていることに気付いて,鳥肌を立てたり,まあ,ほんとに骨までしゃぶれる展覧会でした。
期待していたGガンダムは,イロモノガンダムデザインの展示がほとんどで,点数も少なかったです。
タイムボカンシリーズの「逆転イッパツマン」に登場したトッキュウザウルスは,大河原氏作成の試作された木型と製品が並んで展示されているので,まじまじと比較して鑑賞できます。
さらに,大河原邦男氏の展覧会でありながら,河森正治氏の手によるバルキリー(超時空要塞マクロス)や宮武一貴氏の手によるダンバイン(聖戦士ダンバイン)のデザイン画の展示もあり,天井の光の反射を見ると,鉛筆描きの原本?!マジですか?テンション上がりすぎて,幻を見たかもしれないです。
お嫌いでなければ,是非是非,鑑賞に出かけられてはいかがでしょうか。
鑑賞前日に図録が売り切れてしまっていたため,記憶頼みで書いた記事ですので,間違いなどありましても,テンション上がりすぎたおっさんのたわごとだったと見逃していただけると幸いです。
なお,金曜日,土曜日だけは午後8時まで開場されていますが,入場は30分前までですのでご注意下さい。
あと,音声解説の方は,展示物を鑑賞する目にばかりエネルギーを割いてしまい,あまり身を入れて聞いていませんでしたので,感想はありません。驚くような内容はありませんでしたが,大河原氏のインタビューを収録している解説もありましたので,お時間があるようでしたら利用されてはいかがでしょうか。印は付いていませんでしたが,解説の最終項目にもインタビューが収録されています。
総収録時間は30分程度とのことです。ちょっと聞きにくいタイプのイヤホンでしたので,自前のヘッドホンと差し替えるのもありかもしれませんが,確認はしていません。
それにしても,何で「戦闘メカザブングル」は何の展示もなかったんだろう。あれ好きなのに。音声解説ご出演の銀河万丈氏も出演してるし。何だかなあ。
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「超大河原邦男」展(兵庫県立美術館,2013/03/23~2013/05/19)に。
大河原邦男って誰?何した人と思う人はまあ置いといて。
今回,たまたま,倉田光吾郎氏による《1/1スコープドッグ ブルーティッシュカスタム》の撮影会が日時限定で開催され,参加してきたので,簡単にレポートします。
ちなみに,これから参加可能な撮影会は,5月16日(木)の午後4時から午後6時までと、5月17日(金)の午後4時から午後8時までの合計6時間,チャンスが残っていますので,お時間の都合のつけられる方は参加された方がよいのではないかと思い,ブログのテーマから外れた記事を書く次第です。
この,1/1スコープドッグ ブルーティッシュカスタムは,何度か,ネットの記事で読んでいたものの,現物を目にするのは初めてのこと。東京や愛媛では展示されたことがあるようですが,近畿圏での展示は初めてかな?
製作者の倉田光吾郎氏のブログはこちら。
そのうち,1/1スコープドッグの記事は,こちら。現物見てから,製作記事見るとまた格別です。
などと,語るよりも,私のおんぼろ二つ折り携帯で撮影した画像を貼った方が早いですね。
これだあ!
どうです,この巨大感!巨大感が伝わりやすいよう,写真も元データの半分で貼り付けてみました。
フレーム内にぎりぎり収まるように撮ってみましたが,なかなかのものでしょう。
収まってませんけどねorz
ちょっと屈んであおりで撮っているので,実物ではここまで見上げる形にはなりません。
でも,子供さんの目線なら,これよりさらにでっかいだろうなあ。
2つのカメラに光を入れつつの屈み撮影。こちらはフレーム内に収めることを優先したため,迫力が落ちますね。
あとは普通の位置から撮った写真を3枚。
ちなみに,フラッシュ撮影は禁止されているので,手ぶれとか結構厳しいことになってます。
この展覧会では,順路逆行禁止とかないので,いきなりこの展示まで進んで,それから展示を見たりとかもできます。
この展示を見る前と見た後では,他の展示物を見るテンションも全然違ってきます。
この展示よりも前には,「科学忍者隊ガッチャマン」,「無敵鋼人ダイターン3」,「無敵ロボトライダーG7」,「機動戦士ガンダム」などの展示がありますが,それまでさんざんムックやら何やらで見た設定資料,ポスター原画などを鑑賞しながらも,なまじこれまでにいろいろと集めたせいで,初めて見るものが少なく,素直に驚く感覚がなかなかありませんでした。
ところが,この展示を見た後に,それまでの展示を見ると,もう,何というか,鑑賞のテンションが変わりました。
ポスター原画も,間近で鑑賞できるのですが,ポスターカラーで描かれているにもかかわらず,油絵のように厚みを持って描かれている部分(白い部分に多い。機動戦士ガンダム2哀戦士編のモビルスーツ4体横並びポスターのズゴック足下あたりの波濤や,「模型情報」掲載のドムの白煙などに目立つ。ちなみに,後者には,絵筆から抜けたと思われる豚毛?が塗り込まれている!)の存在に気付いたりと,ニュータイプに覚醒したんだか,ますますおかしな人になったんだかといった認識力の変化を生じてしまいました。
また,機動戦士ガンダムの設定画を見ても,球形のマスコットロボ,「ハロ」の設定資料のハロの輪郭を構成する円の中心部に全てコンパスの穴が空いていることを把握したり,大河原氏作成のドムの設定画に重量感を加えた安彦良和氏作成のドムの設定画において肩カバー裏側,腰と脚部スカート裏側に黒塗りが登場したことを取り込んでか,ギャン,ゲルググ,ビグザムの設定画に黒塗りが登場したばかりか,薄墨的な陰の書き込みがあることを発見。薄墨は,出版物ではなかなか分からないから,見に行かれる方は要チェック!(ってほどか?まだテンション高いね)
展示物に手は触れられないけど,天井の光との反射を利用して,てかってる画材とそうでない画材の使い分けなどにも気付いたり,エクスカイザー(勇者エクスカイザー)のデザイン画で,ちゃんと顔の部分も鉛筆書きされていることに気付いて,鳥肌を立てたり,まあ,ほんとに骨までしゃぶれる展覧会でした。
期待していたGガンダムは,イロモノガンダムデザインの展示がほとんどで,点数も少なかったです。
タイムボカンシリーズの「逆転イッパツマン」に登場したトッキュウザウルスは,大河原氏作成の試作された木型と製品が並んで展示されているので,まじまじと比較して鑑賞できます。
さらに,大河原邦男氏の展覧会でありながら,河森正治氏の手によるバルキリー(超時空要塞マクロス)や宮武一貴氏の手によるダンバイン(聖戦士ダンバイン)のデザイン画の展示もあり,天井の光の反射を見ると,鉛筆描きの原本?!マジですか?テンション上がりすぎて,幻を見たかもしれないです。
お嫌いでなければ,是非是非,鑑賞に出かけられてはいかがでしょうか。
鑑賞前日に図録が売り切れてしまっていたため,記憶頼みで書いた記事ですので,間違いなどありましても,テンション上がりすぎたおっさんのたわごとだったと見逃していただけると幸いです。
なお,金曜日,土曜日だけは午後8時まで開場されていますが,入場は30分前までですのでご注意下さい。
あと,音声解説の方は,展示物を鑑賞する目にばかりエネルギーを割いてしまい,あまり身を入れて聞いていませんでしたので,感想はありません。驚くような内容はありませんでしたが,大河原氏のインタビューを収録している解説もありましたので,お時間があるようでしたら利用されてはいかがでしょうか。印は付いていませんでしたが,解説の最終項目にもインタビューが収録されています。
総収録時間は30分程度とのことです。ちょっと聞きにくいタイプのイヤホンでしたので,自前のヘッドホンと差し替えるのもありかもしれませんが,確認はしていません。
それにしても,何で「戦闘メカザブングル」は何の展示もなかったんだろう。あれ好きなのに。音声解説ご出演の銀河万丈氏も出演してるし。何だかなあ。
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