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【好きなゲーム】Romancing Sa・Ga2

2020-02-17 23:20:48 | ゲーム
記念すべき最初の投稿はわたくしの青春を彩ったゲーム、ロマンシングサ・ガ2(SFC)、通称ロマサガ2について書きたいと思います。

発売されたのは1993年12月。何と26年以上も前のゲームなんですねw

シリーズではお馴染みの、技の「閃き」システムや壮大なスケールの世界を自由に旅するフリーシナリオシステムが当時は新鮮でした。



さて、ストーリーを簡単に説明します。

かつて魔物から世界を救った7人の英雄がいました。人々は彼らを「七英雄」と呼び、混乱の世を救ってくれると語られました。
やがて世の中が乱れ、人々は救いを求めて七英雄の再来に期待しました。

そして七英雄は本当にやって来た・・・






・・・だが






物語の舞台はバレンヌ帝国。主人公は乱れた世の中を統一して平和な世を築こうとする皇帝・レオンです。
レオンには二人の皇子がいました。
武勇に秀でた兄・ヴィクトール。
学問に秀でた弟・ジェラール。

レオンがジェラールを連れて魔物の討伐に出ている間、バレンヌ帝国の首都・アバロンが何者かによって襲撃されてしまいます。
長兄ヴィクトールは流し斬りで健気に戦いますが、敗れてしまいます。



アバロンを襲ったのは七英雄の一人、クジンシー。LPを全部吸い取るというチート技・ソウルスティールの使い手です。(七英雄は長い年月でモンスターを吸収する法によって人の心を失ってしまっています)

この文字通りの必殺技を破るため、レオンは謎の魔導師オアイーブから「伝承法」について聞かされます。
伝承法は、その人の意思や技を受け継ぐことができる秘術です。レオンは命懸けでソウルスティールを見切り、ジェラールに伝承します。

こうしてレオンの意志を受け継いだジェラールはクジンシーを倒し、その意志はさらに後世の皇帝へと伝承されていきます。

これがゲームの最大の特徴でもある「伝承」システムです。皇帝の技や能力を伝承することでより強力な敵を倒していくことができます。

数百年、場合によっては千年を越える月日を経てさまざまなストーリーが展開していきます。

王国の存亡の危機を救ったり、身ぐるみを剥がされたり、海の中でも溺れない人魚薬を使って人魚との恋に溺れたり…
フリーシナリオなのでどんな歩みをするのかはプレイヤー次第。
この「突き放してくるゲーム性」こそがサガの真骨頂だとわたくしは思いますw


ロマサガ2は世界中を旅するなかで皇帝に協力する様々な仲間が増えていきます。
各仲間キャラ(クラス)は10人ずつ用意されています。これは年月の経過が発生するためです。ストーリーが進んで年月の経過により皇帝が変わると、仲間キャラも代替わりしていきます。

この仲間キャラの「名前」が面白い。

例えばクラス「武装商船団」は有名な船乗りの名前がつけられていて、マゼラン、ガマ、テイワなど。「格闘家」はプロレスラーの名前で、ライガー、ハセ、ダイナマイトなど。
「モール族」というモグラみたいな亜人はラト、ポド、チェルノってこれ、土壌やん!ラトソル、ポドゾル、チェルノーゼムやん!とか気付いたらもうたまらん。
火山に住む「サラマンダー」という火トカゲ亜人はタンボラ、メラピ、パパンダヤンなどはインドネシアの火山の名前、ってわかるかー!とかw

結構勉強になったりします。

剣豪の名前がついた「イーストガード」のソウジはLP1(沖田総司は病弱だった)って何なのそのこだわりw


さて、やがて伝承法にも限界が訪れます。

ゲームの終盤には最後の伝承者にして真の主人公、「最終皇帝」が登場します。
(インサガやリユニでは「黄金の帝王」「緋色の女帝」となっていますね)


最終的にはRPG史上に残る凶悪なラスボス、融合した七英雄と雌雄を決することになるのですが、七英雄の秘密を知り、七英雄の真の目的を知り、そのうえで、ラストバトルを制した最終皇帝は戦場からの去り際、ふと振り返って崩れゆく七英雄を見る・・・そこに何を思うのか。


26年経っても色褪せない名作です。

リメイク版がスマホやPSPなどで遊べるので、未プレイの方はいかがでしょうか。




シリーズではお馴染みの技「乱れ雪月花」が初めて登場した作品でもありますね。

ロマサガ2では最強技ではありませんでした。
大剣最強の技は「無明剣」。インサガECではクロスクレイモアが復活したので、無明剣も復活しないかなぁー。

では今日はこの辺で。