阿蘇・北外輪山「像が鼻」の野焼き
令和2年3月21日 快晴
(行程) 像ケ鼻牧野の駐車広場(着8:30)→木落酪農組合による火入れ(9:10)→
像ケ鼻の原野を散策後下山(11:00)
阿蘇の一斉野焼きは当初2/23日の予定であったが野焼き条件に合わず、
週末には決行延期の知らせが幾度ともなく続いていた。
今日は好天気に恵まれ市役所の「お知らせ端末」から流れる
「本日決行」の放送を聞き自宅を8時に出発。
野焼き見学は過去7回体験しているが直近の2回は
外輪壁(カルデラ壁)に位置する「狩尾地区牧野」(2019.3.24)
の急斜面を駆け上る炎を楽しんだ・・・
今年は、初めて私が野焼きを見学した「像が鼻」(2009.3.21)に
2016年以来、四年振り行くこととした。
像が鼻の野焼きは阿蘇谷を眼下にして外輪山縁(カルデラ縁)に
広がる丘陵を焼き、
縦横に燃え広がってゆく炎と野焼き後の台地(高原)に棚引く
煙の層流美を楽しむ事が出来る。
↑【火入れの始まり付近】
↑【スケール感の大きい野焼きが始まる】
根子岳・高岳を背景に、見渡す原野の全部(一部を除いて)か
焼け焦げてゆく・・・
↑【漆黒の丘陵と根子岳】
丘陵の稜線が野焼きの炎うで縁取りされ、
まるで月食を見るかのようである。
↑【見えていた根子岳も煙で隠れる】
↑【丘陵の先端部が「像が鼻」の三角点となる】
三角点を離れて阿蘇五岳を振り返るが、
五岳北斜面も、阿蘇谷一斉野焼きで 煙に包まれている。
ここから更に、
次の野焼き現場(牧野の奥地)を目指し
焼き立ての温もりが残る大地を踏んで
何の遮るものが無い原野を、
気の向くまま自由奔放にひたすらと歩く。
↑【奥地に延びる広大な牧野】
バックの外輪山は大観峰方面
↑【歩いた登路を振り返る】
像が鼻の三角点(黒焦げの左先端)から輪地切り(わちぎり)帯を歩き、
野焼きが終わった直後の山肌(右の黒焦げの丘陵)を散策
↑【二種類の火消し棒】
元来、カズラで編んでいたが、カズラ不足で
縄で作ったとの事であった。(左が縄作り)
(過去の野焼き見学)
① 2009.3.21 像が鼻
② 2014.3.16 木落牧野
③ 2016.2.27 草千里
④ 2016.2.28 仙酔峡
⑤ 2016.3.13 像が鼻
⑥ 2018.3.11 ラピュタの道直下
⑦ 2019.3.24 ラピュタの道直下
(2020.5.9日 加筆)
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