エッセイ

雑記

<再現>日本赤軍事件 前編

2018-03-11 13:25:08 | 日記
<再現>日本赤軍事件 前編


本日、仕事は休み。
毎度の如く、昨夜から徹夜で飲酒。
例により、契約している動画配信サイトから洋画やアメリカドラマ等々を見まくり。
得意の「アクション物」から始まりしまいには「洋物ポルノ」まで行き、いいかげん見るものがなくなったところで久しぶりにTVをつけた。
某局「アンビリバボー」が映った。
たまたま、リアルタイムで観ていた回の再放送だった。
「公安調査庁の実態」を描いた内容で、「日本赤軍リーダー 重信房子」逮捕の例から再現VTRをやっていた。
「懐かしいな、この番組」 
そう思いながら観ていて、ふと、この重信房子逮捕のニュースが速報で流れた当日のことを思い出した。
当日オレは、北陸某所にいた。
ある特殊な環境(アブな過ぎて詳しく書けない)の中にいて、素性のよく知れぬ連中とともに同居していた。
一応それぞれ個室があるものの、部屋に鍵はなかった。
「女を連れ込んで…」 云々というそうした可愛い理由からではない。
死体の処理や爆弾製造、はたまた拳銃の手入れ等々、「ソッチの方」で問題を起こしかねない連中がゴロゴロいたためだ。
そんな連中のたまり場たっだだけに、その日は、重信房子女史の逮捕は話題として大いに盛り上がった。いわゆる「明大闘争」に参加したことに始まる女史の人となりを話し始める奴もいれば、やたらと「米国粉砕」を叫ぶ奴等々、現代の「テロ対策特別措置法」にカイシャ毎引っかかるようなヤバイ会話が
続いていた。
そんな猛者連中の集団の中で唯一「普通」っぽかった(?)オレのひと言で、以降、オレを見る連中の目つきが変わった。

「(時代)が悪かったっすね、この女」
オレのそのひと言に、自称実際赤いヘルメットを被り暴れまくっていたという年長者の顔つきが変わった。
「…というと?」
「(人心を掌握できる胆力とカリスマ性)。革命を起こすに必要な要素はこの女にはあったと思いますが、だが、唯一(時代背景)が悪かった。この女史も、まさかここまで急速に国民が国に飼い慣らされるとは思っていなかったんじゃないっすかね」

実際「革命」について言及する者のない中唯一ソコに言及したオレのそのひと言に、場が静まり返った。

以降、カイシャでのオレのあだ名は「テロリスト」となった。