エッセイ

雑記

ネコ

2021-03-30 22:33:59 | 日記
例により例の如く、本日、また居住地を移転した。
普通に「引っ越した」と書けばいいのだろうが、そういうノリじゃない。
県をまたいでの移動。
毎度思うが、ほとんど「リアル寅さん」か、指名手配犯の移転のノリだ。
全然、知らん地。

来て、最初の「話した」相手が野良猫だった。
毎度、どういうわけか、動物や女子供でオレに寄って来るのはいない。
来るのは、借金取りか麻薬取締局、もしくはかつての職業絡みの人間か税務署かNHKくらいだ。

でも、なぜかそのネコは寄って来た。
一生懸命、なにか話しかけてくる。
あいにく、ネコ語はわからん。
酔うと、母国語もわからん。
ただでさえ聴力に障害があり、ニンゲンの言葉もわからん。
そのうち、「ちょっと待ってろ」みたいな雰囲気を醸し出しながらその場を離れたネコ。
束の間の後、口になにかを咥え、戻ってきた。
当初、「ネズミ」か「鳥」かと思った。
自慢気にそうしたブツを持ってくる個体がいる。

そのネコが咥えてきたのは、「財布」だった。
しかも、わに革。
ゴツイ、見た目にもヤバそうな財布だ。
「何を考えてるんだ、コイツ」
と思いながら、財布を開けた。
長い二つ折りの財布だ。
普段、稀に財布を拾うことが度々ある。
だが、開くことはない。
そのまま交番に届ける。
中身が多かったらパクっちゃいそうで、自信がないからだ。
…そういいながら、「暴行」だのなんだので前科が2つほどある犯罪者だが…。
開いたのは、「落ちていた」モノではなく、ネコの仕業とはいえ、結果的に「パクった」形だからだ。
免許証も入っていた。
その写真を視て、なんとなく悪寒がしたが…。
アポイントを取り、野良猫のためにとりあえず謝罪に行った。
コトの顛末を正直に話すと、大笑いをしだし、「稀にあるかもしれねーな」と来た。
その声から、確信した。
「〇〇だろう、お前」
と訊いた。
ソイツの顔色が変わった。
かつて、オレの舎弟分だった男の一人だ。
ソイツもなんとなくオレだとわかっていたようだった。

「ネコが財布をパクったとか、どこのイカレた奴のいい訳かと思っていたが…」
「…随分出世したモンだな、小僧。オレにそんな口を利くとは…」
「もう、嫌になるほど聞きましたぜ、アニキ。今じゃアル中だって…」
「…お前、このコロナ禍に乗じて、てめーの組起こそうとしてるみてーじゃねーか。あんまり調子に乗ってるなよ、小僧」
「このご時世だから、ココまで懸命になるんすわ。社会に溶け込んだつもりだろうが、アンタ…。未だにヤバい匂いがしてまっせ」

返す言葉がなかった。
確かに、たまに言われる。




狂った1日

2021-03-25 18:34:07 | 日記
本日、休日。
だが、例により転職を控えていることもあり、先週に続き、早朝より役場に足を運んだり等々、なにかと忙しかった。
ケータイ・アプリの「万歩計」によれば、本日一日だけで20km越えの徒歩での移動をしている。
ほとんど、「伊能忠敬」か「水戸黄門」張りの移動距離だ。
齢50を超えた人間の移動距離じゃない。
よくやったな、黄門ちゃま。
しかも、毎度の如く映画の撮影かと見紛うような赤いスーツに身を包み、ビカビカの靴での移動。
なにがどうなったのか、やはり例により途中から周辺をパトカーがうろつき始めた。
どこぞの奴が「ヤバい奴がうろついている」と通報したようだ。
いつものことだ。
ご期待通り、途中でそこらの郵便局に入ってやった。
メイン口座でもなんでもないが、自慢じゃないが郵便局にも貯金がある。
50円くらいだが…。
その50円を降ろしにいったわけじゃない。
単に、二日酔いで肛門ちゃまが緩み、クソがしたくなっただけだ。
入るなり行員に便所の場所を訊き、脱糞した。
出ると、いつの間にか警官の数が増えており、取り囲まれていた。
外には、数台のパトカー。
ほとんど凶悪犯のノリだ。
「クソしているだけの人間相手に、穏やかじゃないのう」
そう言いベルトを締めていると、いきなり壁に押しやられ、身体検査をされた。
「何を流した?」
と来た。
当初、質問の意味がわからなかった。
流したのはクソと、拭いたペーパーだけだ。
だが、すぐに、質問の意味を理解した。
どうやら、ヤバいおクスリでも流したと勘違いしたようだ。
「所持品見せろ」と来たので、いつものバーバリーのトート・バッグを、その場で逆さに振ってやった。
財布・免許証・ポケットwifi等々の中に、透明っぽい粉が混じっている。
警官の眼の色が変わった。
自分でも驚いた。
よくよく思い起こせば、前日に行った回転寿司屋の塩だった。
あまりに旨かったので、2袋ほど失敬した。
うち一袋は開封済みで、ソレだ。

いろいろと説明をしているうちに結局誤解は解けた。
そもそも「誤解」もなにも、バカどもが勝手にオレを犯罪者扱いしただけだ。
なにより、解放前の捨て台詞にキレた。
てめーらで勝手に勘違いしながら、誰かが「ろくでもねー奴だ」と呟いた。
「誰だ、今の台詞」
キレ過ぎて、思わずそこ等を蹴っぱくった。
危うく、「器物損壊罪」及び「公務執行妨害」でパクられそうになった。
…とにかく泣けた。





志村けん

2021-03-24 19:33:45 | 日記
https://news.livedoor.com/article/detail/19904852/


彼が亡くなり、どれくらい経つのか。
ファンには申し訳ないが、正直、特別彼のファンでもなんでもなかったので、その余波が未だに続いていることにピンとこない。
未だに彼の記事で商売している輩がどれだけ多いことか…。
なにより「ピンとこない」のが、SNSだかなんだかで彼への好意的なコメントの多さ。
彼が亡くなる少し前に、コロナの陽性者であることを知りながら飲食店に赴き従業員を感染させた挙句、結局死んだ奴がいたが…。
そいつへの評価は散々だった。
陽性と知りながら飲み歩いていたことへの罵倒は当然だが、「自粛期間中に飲み歩いているんじゃねー」という批判も多かった。
志村氏は、まさしくその「自粛期間中」に飲み歩いていた。
「誰かが飲食店を助けなきゃ」という持論に沿って飲み歩いていたらしいが…。
同じ「自粛期間中」の行動ながらこうも評価が分かれることに、当国の「闇」というか「危うさ」というかを感じる。
恐らく、最初に志村氏に対し「この時期に飲み歩いているんじゃねぇ」という言葉を発した奴がいたか否かの問題なのだろう。
当国、とにかく目立つ奴を潰しにかかるのが得意。
志村氏など格好のターゲットであったはず。
いつも「潰し」にかかるマスコミがソレをしなかったことで、そのままスルーされてきた、と思われる。
その「後悔」のように、死後、彼の身辺調査を始めたマスコミ。
確かに、死後の方がカネになるのだろうが…。

とにかくマスコミがクズ過ぎて、呆れた。
そのマスコミの記事に賛同し、匿名をいいことに相手を寄って集って叩く当国の国民もアホじゃないのかと思う。



ユーチューバ−人気に陰り幼稚な思考、逮捕者続出…「憧れの職業」からも陥落

2021-03-24 00:28:53 | 日記

毎度の如く、とにかく目立つ奴を記事にする「自称ジャーナリスト」。
その記事に賛同し、いかにも「オレはいつでもみんなと一緒だ」をアピールするバカ。
記事を書いている人間も社名を掲載しているだけで、執筆者本人の名前を掲載していない。
なぜなら、便所の落書きのようなどうでもいいような「想像」・「憶測」の記事を書き、カネ儲けしているから。

そんなどうでもいい記事を書いているバカがいて、その記事に踊らされるバカがいて、そのバカがSNSで拡散している落書きを「現在の大勢の意見だ」と勘違いし勝手に「自主規制」なるものを敷き、バカどもに踊らされている現在。

この世は、バカで動いている。