エッセイ

雑記

スラム・ジャパン

2021-10-20 15:32:29 | 日記
あてもなくバイクで旅に出た…。
と書くと、いかにも格好のいい「旅」だが、そうじゃない。
いろいろと精神的に煮詰まり、バイクでかっ飛んだだけだ。
完全な、現実逃避。
そのうち、よくわからん通りの裏に入った。
細い道だ。
路地に入るなり、視界にあるものが入った。
子供だ。
うつぶせの状態だった。
束の間、ひき逃げかなにかかと思った。
だが、すぐに、違うとわかった。
近づくと、鼻歌が聴こえた。
ノートに、なにやら書いている。
訊くと、「宿題をやっている」とのことだった。
突然、家に電気が点かなくなり、しかたがなく街頭と月明りを頼りに宿題をしているという。
…「昭和初期か、お前」と、思わずツッコミを入れそうになった。
要は、電気代の未払いから電気の供給を遮断されているようだった。

政治屋も、こうした実態わかっていないんだろうな。

…ひどすぎる。