エッセイ

雑記

握手会

2018-02-03 03:32:03 | 日記
クスリでキメていた知人に連れられ、初めて「握手会」なるものに行った。
「(アルファベット三文字のアイドルグループ)の握手会だ」
そいつは、そうはしゃぎ、ぶっ飛んでいた。
普段、アイドルなどに興味のある奴じゃない。
たまたま、どこからかチケットを入手したようだ。
後で訊くと転売するつもりでいたようだが、買い手がみつからず、半ばヤケクソで「行こう」と思い立ったようだ。
「いい匂いのする若い女いっぱいいるぞ」
その言葉に誘われた訳ではない。
ぶっちゃけた話、そうした女を目当てに来る野郎どもが見たかっただけだ。
世間的に、いわゆる「オタク」と称されるニンゲンとは、どんな奴なのか…。
とりあえず、連れられるまま建物に入った。
クスリはやっていないが、アルコールでそいつと同じくらいぶっ飛んでいたオレは、訳も分からず建物に入った。
まず、受付の女から、「なんか違う」と思った。
どこか「お役所的」な感じがした。
それもそのはず、そこは同じアルファベット三文字ながら「NHK」の建物だった。
スペルがひとつも合っていないが、そこはジャンキー。
同じ「英語が3つ」ということで、件のアイドルの劇場かなんかだと思い込んだようだ。

とりあえず、「CIA」や「FBI」じゃなくてよかった。

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