それまで使っていた椅子の使い勝手の悪さと蓄積された汚れから、新規で椅子を購入した。
とにかく安い椅子だ。
それまで使っていたもの同様、「油圧式」という奴だった。
この仕組みが、よくわからん。
とりあえず、それまで使っていた椅子は、足が届かなかった。
床に足がつかない。
新規で購入した奴も、やはり足が届かなかった。
普段乗っているバイクみたいなモンだ。
「オレ、そんなに足が短いのか?」とか、「単に身長が低いからだろう」とか、いろいろと逡巡があった。
そんな中、昨日、たまたま究極の疲労から倒れるように椅子に腰を落としたら、反動を感じた。
その反動から、「椅子に付いている、よくわからない棒を弄れば椅子の高さも変わるのでは?」と気づき、弄ってみた。
いきなり、ストンと座高が落ち、足が届くようになった。
「こうやって使うのか」と、初めて知った。