アニメ「夏目友人帳」第3話『妖退治 湯けむり行』の感想です。
一部ネタばれを含みますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さいませ。
今回は面白くてちょっぴり怖いお話。楽しく視聴できました。
冒頭部分。小さな妖(あやかし)のお神輿を見て「骨壺くらいの大きさ」と感想を漏らす夏目。
「骨壺」って、普通思い浮かべますか!?
お神輿の中には首だけの三つ目の妖が乗っていました。
夏目は水たまりを渡れずに困っていたそのお神輿を助けてやります。
そして、夏目は妖退治人・名取周一に温泉旅行に誘われます。
それにしても赤いバラの花束を抱えて夏目の家へやってきた名取の雰囲気が怪し過ぎる……と思ったのは私だけではないですよね!
さて、温泉旅館でいろいろ妙な気配を感じる夏目ですが、そのことを名取に告げられません。
小さい時から妖のせいで周囲の人から「嘘つき」呼ばわりされてきた夏目は、同じ能力を持つ名取にも素直に接することができないようでした。
まあ、名取が怪し過ぎる、という理由もあると思いますが。
(ちょこっと反転)
天井からぶら下がっている妖は怖かったです。クビツリかと思った……
これ、押し入れの中にあった壺の封印を破って出てきた妖・スミエの首から下の部分だったのですね。
殊勝な話をして夏目から名を返して貰ったスミエは、突然恐ろしい本性を現して襲い掛かってきます。
ここで名取が妖退治用の陣を別の部屋に用意していたことが判明。
妖退治のために自分を誘ったのか…、と夏目はちょっと微妙な気分になってしまいます。
さあ、二人で協力して妖退治だ!!
ところが、案外簡単に名取の仕掛けをスミエはすり抜けてしまいます。
大丈夫なのか、名取!?
と思ったところへ、大きくてとても強そうな妖が二人のピンチを助けてくれました。
二人を助けてくれたこの妖は、冒頭部分で夏目が助けたお神輿に乗っていた三つ目妖だったのです――という、日本昔話のような恩返しのお話でした。
以下、今回の感想雑多に色々。
夏目のまつげの書き方が少し変な時があったように思いました。
あの凶暴なスミエから名を奪ったレイコさんにますます興味が!
一体、どんな女性だったのでしょうか。
せっかくラストで夏目が「楽しかった」と言う場面があるのですから、原作にあった旅館の食事(宴会?)シーンはカットしないで欲しかったです。
が、特に余計な場面が付け加えられていたわけでもないので、時間の関係でやはり無理だったのでしょう。残念です。
この食事の場面は二人がくつろいでうちとけている良い演出になったと思うのですが。
そして最後に「名取は妖の封印を確認しに来ただけで、せっかくの旅行だから夏目とを話したかったのだ」と名取のフォローをする柊(名取の式)がいい人(?)だ~と思いました。
柊は温泉の中でも夏目をからかって遊んでいたし、名取にも本心から尽くしていて、心の暖かさを感じます。
スミエのような妖もいれば、今回の三つ目のように義理がたい妖も柊のような妖もいる、ということで、人も妖の世界も同じですね。
さて、予告にものすごく可愛い妖ちゃんが!! 次回も楽しみです!
*画像はジェニーフレンドです。