アニメ「続・夏目友人帳」第10話『仮屋』の感想です。
ネタばれを含みますので、これからご覧になるご予定の方はご注意下さいませ。
またもや、不気味な妖怪が藤原家に入り込んできます。
ニャンコ先生の結界は全く機能していない様子。大物には無効みたいです。
今回の設定――「家の中を走り回る足音がして、家人に不幸が次々と降りかかる…」――思わず、小野不由美著「ゴーストハント」「悪霊シリーズ」を思い出しました。
オカルトっぽい現象ですが、原因は妖(あやかし)でした。
妖怪の目的は家の乗っ取りです。
恐ろしい妖怪『カリメ』に食われる夏目! ☆★☆――!!(阿鼻叫喚) 衝撃のシーンです。
が、さすがは夏目。妖怪に食われながら退治方法を逆に読みとってしまいます。
かつて、レイコさんもこの家に取りついたカリメを退治した事があったのです。
「出口」と書いた結界に座し、妖を祓う夏目が格好良かったです。
今回は何といっても過去話のレイコが魅力的でした。レイコさん美人!
意地悪な子に投げつけられた石を木の枝で打ち返すシーンもすてきでした。
レイコは妖怪に対しても人間に対しても強かったのですね。
茂の回想の中のレイコが「すてきなおうちね。…こんな所に住めたらきっと幸せね」と告げるシーンが印象的でした。
レイコは夏目が将来この家で暮らす事になる…とその不思議な能力で知っていたのでしょうか?
レイコがこの家を訪れたことがあったと知って、感慨深そうにするニャンコ先生の表情は何とも言えない味がありました。
そして、藤原家のご主人・茂さんが夏目を見つめるまなざしがとても優しくてほろりとしました。
ところで、妖怪を退治した時の部屋の惨状がものすごくて、とても障子や襖(ふすま)を張り替えて済むレベルではなかったのがびっくりです。
窓も襖も完全に吹っ飛んでいましたね。
あと、「出口」と書いた強制排除トラップに二度も引っ掛かってしまうこの妖怪って…。
恐ろしいのだか、お間抜けなのだか、解釈に苦しむところです。
さて、次回は第11話『呪術師の会』です。
噂の(?)的場
そして、とてもかっこいい夏目のアクションシーンが見られるはず! 楽しみです♪
せっかく的場一門を出すのだから、アニメ三期も制作して欲しいです!(叫)
*画像はジェニーです。