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年寄りが都会へ出てきて馬鹿待ちの時間を潰すのが結構辛い。
都会にはボンヤリと町を眺める人に便利な設備なんてないな。
皆、平日は忙しく働いてるからね。
そんな設備作っても効率が悪いということなんだろ。
でも高齢社会になれば、案外そんな設備へのニーズが高まり
「ぼんやり老人ユニット」を開発した企業が儲かるかもしれない。
喫茶店に入ったって1時間も居られないよ。
だからといって余り好きでもない珈琲を日に何杯も飲む気はしない。
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何時間も潰すには、ここしかない。
つまり上野辺りへ出掛けて展覧会を覗くんだね。
但し、月曜日は駄目よ!
殆どの美術館って所、全国的に月曜休館が多いから。
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で、朝から上野を目指しました。
駅前の大きな看板に、今どこの会場でどんな展示をしてるか?が表示されてる。
ラファエロかぁ~
グレート・ジャーニーって何?
これにしよう!!
科学博物館だ。
調子に乗って免許証出したけど許して貰えなかった・・・
1,500円也。
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人類の移動の歴史ルートを逆に辿った日本人の探検記のようなもの。
かいつまんで言えば人類は誕生してから700万年が経つが
今から6万年前に、南アフリカに居た新人類は世界の大陸に向けて移動を始めた。
そうして5万年を掛けて遂に南アメリカ大陸の外れまで移動していった。
その人類の足跡を逆に辿って南アメリカから南アフリカまで16年で辿った。
激寒の地から灼熱の砂漠、高湿度のアマゾン熱帯林や標高4,300mの減流域
さまざまな気候環境の下で現在も棲み続けている人々の暮らしや習慣、風俗。
そういったものが克明にレポートされている。
最後に日本へ新人類が到達するルートを3つ示し、陸路は自力で歩き
海路(インドネシアから台湾海峡を抜けて日本に至る)は材木の切り出しから
加工まで手作業で行った丸木舟で航行するという荒技を放った。
しかも材木の切り出し用の斧・鉈や丸太をくり抜くノミも、刀匠が砂浜の砂鉄を
集めて玉鋼を作る工程を経て鍛えられたものである。
この工程がビデオで紹介されているが圧巻だ。
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この展示はお勧めです!!
在京の方、たまたま出張で東京へ行くが暇を持て余す方
是非、ちょいと上野の森まで足を伸ばして下さい。
損は無いと思います。
それに・・・珍しいことにこの展示では殆ど全てのものが写真撮影可!であります。
これには痛く感動しました。(立腹の記事はこちら!)
但し、首のミイラと他一点だけは禁止でした。
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さて、折角面白い展示を見たのだが
まだまだ時間が余る。
で、久しぶりに山の手ホテルに泊まって
2時間余りをぐっすり眠り夕刻となりました。
今、久しぶりにJazzを聴いてパソコン前に帰って来ました。
これから写真の現像です。釣りに行く暇が無い(笑)。
上野辺りをふらふら。
今日は黄砂なのか分かりませんが、曇っていて、気が晴れないですね。