ふとしたこと

日々に気づいたことを書きます

化け物アマゴを求めて・・・

2009年07月10日 22時28分15秒 | 渓流釣り
先日徳島県の某川本流で、すっごい奴に出会いました。
昼前からの入川。天気は朝のうちは小雨だったのが大快晴になってしまいました。ただ、水は夕べの雨のせいか大濁り。

波を見ながら餌を放り込んでいくと、あちこちでアマゴが反応します。兎に角日差しがキツイので、陰のあるところを手をかざしながら目印を追う・・・そんな釣りをして上流へ向かっていました。

岸に近い、ごく浅い流れの淀んだ上流に向かって餌を放り込んだ直後でした。仕掛けが止まったまま、動かない。
何か引っかかったなぁ~と思い、クイクイと引きますと、止まった目印が流れに向かって動き出しました。あれ?魚が掛かったのかな?ぐらいに思ってたのですが、今度は早い流れに入って行くではありませんか?
竿を立ててしのごうとしましたが、構わずぐんぐんと下流へ走り出しました。こりゃ、なんだかデカイのが掛かってると初めて知りました。慌ててオイラも下流へ走ります。石ころがいっぱいあって早く走ると危ないんですが、足元を確認しながら魚について下ります。

そうだ、空気を吸わせて弱らせよう。
竿を立てますが奴は一向に水面に現れないのです。物凄い力で引きます。それほど深くない場所なので、水中でヒラを打って暴れて逃げようとする奴の体が銀色に見えますが、白い部分だけでも、30cmはある大物です。
アドレナリンが噴き出します。
一回め空気を吸わせることに成功!が、すぐに水中に潜ってしまいます。
二度目の空気を吸わせるまでにシバラク格闘です。
二度目の空気を吸わせることに成功!!っと思ったとき奴は
水面に顔を出して私の針を外して逃亡してしまいました。

手元に飛んできた針を見ると、ふところが伸びて針が開いてしまっておりました。

その後は手の振るえが止まらず、タバコに火が付きません。
なんちゅうこっちゃ!いつも使ってる大型のスレ針でなく、たまたま仕掛けについてた地獄のついた妙な針だったのがいけなかった!!いつもの針なら細いけれど大型で魚に針をノサれるなんてことは考えられない。

しばらく呆然とその場に立ち尽くすオイラでした。
その後もシバラク釣りを続けましたが、最大で23cmしか釣れませんでした。23cmでも、さっきの化け物に比べると軽い、軽い。一発で抜けます。

家に帰る途中も今日の化け物との出会いが胸に熱く燃えて、あれで良かったんだ。あんな大きい奴を釣ってしまったら子孫が残せないぢゃ無いか。それに釣れてしまったら、どうやって処分するのよ?刺身?うちへ帰ってもカミさんと二人しかいないのに、カミさんはアマゴを生で食べるなんて好きぢゃないし・・・やっぱり釣れなくて良かったぁ~と思ったのでした。
でも、一度だけで良いからこの手で触ってみたかった!

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2 コメント

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大物 (香川のしんちゃん)
2009-07-15 22:35:54
興奮冷めやらず、夜も眠れなくなったんじゃあないですか?私も先日馬鹿でかいのをバラしたばかりで、眠れません。
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Unknown (ginjiro)
2009-07-15 22:43:18
私とは違って皆様方は、超経験豊かな釣師ですから、この程度のアマゴを落としたことは数多いことに違いありません。
で、ちょっと書くの恥ずかしかったんですけど、思い切って書きました。

さっき松ちゃんからtelあり、ちかぢか飲み会やんないか?って。
良いですねぇ~。暑気払いやりませんか?
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