ふとしたこと

日々に気づいたことを書きます

膠着の時代

2010年09月22日 06時23分22秒 | 日記
なんて言ったら良いのやら・・・

何事につけ、変化する余地があまり無い時代になってきたような気がしませんか?

ダイナミックさに欠けていると言うべきか。手の打ちようが無くなっているというか。

そんな気がしてなりません。

文化の皮相だけを見れば、みなさん、バタバタして、自分だけが新しいことをやってる

ようなご主張なんだけど・・・

本質的なところでは保守的で、な~にも新しいことはない。

為替を見ても、この2年ほどは、異様なほど円とドルのレートがリンクして動いていて

なんだこりゃ?みたいな固着ぶりを示している。

世界全体がおかしくなっていて、各国が自国の為替レートを安い方にふりたがる。

本来強い通貨を目指すのが経済の根幹だと思うが逆である。

強い通貨を背景に持つだけの実体経済力が伴っていないのだろう。

日本の実態は、1980年台に比べれば圧倒的に国力は落ちているのに円の独歩高。

これは、何を意味しているのか・・・

おそらく国際的な政治力、外交の貧弱さからくる日本いぢめが世界の潮流となりつつある
ことを意味していると思う。

なんだかだと言っても、経済の世界は弱肉強食なのである。

日本は、極めて主張の弱い国として国際政治、国際経済から見られている。

円がこれだけ高いのだから、輸入経済はもっと活況を呈して良いはずなのだが、

これを生かすだけの内需が無い。

せいぜい、海外ブランド物を買うといった程度のことだし、今やブランドと言ったって

ブランドを背負うだけの実力のある商品とて海外には無いように見える。

つまり、円高メリットを生かせないのが今の日本だ。

国内産業が原材料を安く仕入れて、加工品として大いに輸出したいところだが、

それ以前に円高で国内生産体制が不経済に陥り、むしろ生産現場を海外に求める

となれば、それも不可能になる。

民主主義も対立軸を失った現在では、民主主義そのものが持つ脆弱さこそが問題視

される有様だ。

なんだか膠着状態に陥った感が深いのはオイラだけだろか?

兎に角、目を輝かせるようなダイナミズムが欠落していると思う。

シリコンバレーとて同じであろうか。

かつての、夢を追う若者がかの地にどれほどいるのだろうか?

膠着の時代から、次には縮退の時代へ移るのだろうか・・・

人間、死なないものはない。

死を恐れずに生きていることをもっと大切に、もっと、もっと面白いことを

やろうぢゃないか?という人間が世界に増えて欲しいなぁと、ふと思うのだ。





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