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やっと心の整理がつき始めました。
:
川の探索をしようと
山に入った。
何度か道を間違えて・・・
最終目的地まであと10分くらいの場所で
またしても道を間違えた。
二又に分かれたところ。
右は下りで左は登り。
暫くどうしようか・・・と迷った挙句
とりあえず右に進路を取って細い砂利道をワダチを頼りにポチを走らせた。
ちょっと走ってすぐ間違いに気付いた。
この二又は左へ上がらなければいけないと。
今来た砂利道をバックして戻った。
暫くバックしていたら・・・!
突然、右後方がグラリと下がり始めた!!
し、しまったぁ~
次の瞬間
車は右の谷に向かって後ろ向きに転落していった。
景色が回り、衝撃が体に走った。
これは死んだかも知れないと思いました。
でも、あまり怖いとは感じませんでした。
数秒後にはポチが横倒しになって
オイラは右側の地面に体を当てたけど
そのまま倒れてた。
いつも車で走るときは寒く無い限り窓は開けたままだ。
木の枝やら草やらが飛び込んできた。
横倒しになったまま、数秒考えた・・・
なんでこんなことになっちゃったんだろ?
:
もっと慎重に外を確認していたらこんな事にはならなかった。
兎に角、車から脱出しないとどうにもならん。
エンジンはまだ回ってたがフロント・ガラスには亀裂が入り
ここから脱出するしか方法はない。
で、キーをひねってエンジンを止めた。
フロント・ガラスを蹴飛ばすがガラスは割れない。
ほかに方法は無いだろうかと考えても
やはり、ここから出るしかないだろう。
思い切ってガラスを蹴飛ばすと
なんと、ウィンド・シールドのゴムごとフロント・ウィンドウが外れた。
ガラスの破片に触れることなく、難なく脱出成功。
これで生きて帰れると思いましたな。
自分の体重のショックでポチが動き始めたら・・・
今度こそ助からないだろうと
慎重に体重移動させながら斜面に這い出て
生木を掴んで砂利道まで崖を這い上がる。
落ちた高さは3~4m。
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携帯電話がまともに繋がらない。
右下を見ると・・・
瀕死のポチが横たわってる。
情けなさで涙が出た。
両膝と右の腰、右腕の上部と右肘などを打撲したようだが
痛みは大したことは無い。
峠の高いところでは、僅かに携帯が繋がり
保険会社とは連絡が取れた。
便利な世の中になったもの。
しかし、話の途中で途切れてしまう。
10分ほど歩いて民家を訪ねた。
親切な老人のお世話になって、あちこちへ電話連絡できたのは幸運以外の何物でもない。
4トンのレッカー車が、やはり道に迷った挙句到着したのが
午後1時半。
ポチを引き上げてレッカー車に搭載し終わったのが4時半だった。
その後、高松までポチを運んでとりあえずの処置は終えた。
今はまだ茫然とした日々だが
暫くは車も無いし・・・
渓流釣りの記事は書けそうにありません。
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ガードレールの無い林道などをバックするときは
谷側を慎重に確認することをお願いします!!
齢を重ねるとバランス感覚や平行感覚の衰えのせいか
まっすぐにバックしてるつもりでも、横にずれているおそれがあります。
同じようなことが必要な時には頭の片隅にでも
しまっておいて下さい。
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ブログに書くのも恥ずかしいのですが
老婆心ながら、読者の皆様の参考にして頂きたいと思い
書くことを決心しました。
ゴールデン・ウィーク第三弾とします。
びっくりしましたが、でも無事で良かったです。ポチは残念でしたが。
カメラは幸運にも積んでおりませんでした。
出掛ける時に随分迷ったんですが、防水デジカメだけ首にぶら下げて行きました。
打撲した傷の具合はどうですか?
落ちた高さは3,4Mとかだと結構ありますよね。落ちた周りは固いものはなかったのですか?
藪かなんかでクッションになればいいのですが・・・一人だったのですか?
病院には行きましたか?大したこともないようでもちゃんと診てもらってください。
今後山道に行く時は特に路肩には注意してください。なるべく崖よりでなく山際によってください。雨の後とかは山道の路肩は軟弱になっていることがあります。
連休は軽井沢の別荘ですか?
5月の信州なんて最高でしょうね?そういえば
去年の5月は信州で毛鉤釣をしてましたっけ。
幸いに落ちたところは潅木が生えていてクッションになったと思います。
一人でした。脱出出来なければ人もあまり通らないところだし、崖下を覗かないと判らないので、多分10日ほどで死んでたかもしれません。
一応病院に行きまして、診断書を書いて貰いました。診断内容は何箇所かの打撲で、物理療法(按摩など)で直せ!とのことでした。
山道での注意事項、有難く肝に銘じます。
運転のプロも全く同じことを指摘しています。
車が重かったことも影響してるとも言われました。
色々と反省すべき材料豊富です。
黒滝小屋でのワインパーティーを楽しみにしておりますよ、くれぐれも狭い山道では路肩に注意してくださいね。(o・・o)/
残り少ない釣生活・・・いつか終わりが来ることを
身近に感じていますが、こういう終り方は悪い!
捲土重来を期して、ぐあむばりまふ。