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なにせ、情けない手を打ってしまった後悔ばかり残って。
ヤケみたいな合宿では
強くなるための本を読んだりしてたが・・・
な~に
ちょっとばかり本読んでツオくなるなら苦労は無い。
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気分転換に魚釣りをしようと思うのだが・・・
兎に角寒いのである。
仕方なく温泉などに浸かって
温まるのが最高だ。
温泉で濡れたタオルを車内の取っ手に掛けておくと
翌朝、タオルはバリバリに凍ってる。
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ここは四国で普段通う渓とは違い平瀬が多く
今の時期アマゴもなかなか顔を出したがらない。
岩にツツジが咲く頃になると
盛んに餌を追うアマゴが瀬を泳ぐようになる
この頃がアマゴ釣には最高の時期なんだという。
ある日は早朝に杉林の中を流れる渓へ入り
必死になって川虫を取った。
豊かな川には川虫が沢山棲んでいる。
流心に沈んだ石をはぐってはカゲロウの幼虫を採集するのだ。
両手の感覚が失せるほどの冷たさだ。
今年のような寒い年のこの時期は
早朝から竿を出しても掛かる魚はマレなので
雪の間に少しでも陽が射す時間を見計らって糸を垂れるしかない。
まぁ、10時半から11時ってところかな?
それまでは冷水に棲む川虫を一日分採集するのも
修業なのだとか。
餌を取って・・・
と、ある深い淵で粘ってみた。
最初はな~んにも反応が無いが
それでも20回ほど流れに沿って仕掛けを流すと・・・
ガツンと手ごたえがあり
どうやらアマゴぢゃなくて岩魚のようだ。
ちょっと残念な気分だが
暫くは泳がせておかないととても上がりそうも無いやつだ。
魚が疲れるのを待ってそろそろと引くと水面から姿を見せる。
おお!結構な型の岩魚が上がったよ。
比較するものが無くて大きさは良く判らないでしょうが・・・
尺ギリギリくらいの大きさ。
この淵ではそれくらいの岩魚が3尾釣れた。
こいつは燻製にすると美味しいかもしれないと思う。
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ここはオイラが初めて渓流釣を教えて貰った思い出の川であり
お師匠も一緒に川歩きをしてくれた。
師匠がアマゴを掛けると
殆どが口から鼻へ針が掛かってる。
これは驚きである。
川虫を餌にした超早合わせの技だ。
たま~にオイラにもアマゴが掛かるのだが
普段のミミズでの合わせだから遅い。
柔らかい食い込みの良い竿でミミズを挟んでアマゴと引っ張り合い
してるような釣りに慣れてしまったオイラは・・・
川虫だとすぐに餌ごと針を呑まれてしまったり
口の横に掛かったりで美しさがないんだなぁ。
こういう釣を何年か以前に初めて教えて貰ったのに
その後はすっかり忘れてミミズの釣ばかりやってきた罰が当ったかの如く
なかなかアマゴは釣れなかった。
碁の修業も釣の修業もままならない数日であった。
寒さには参ったが
それでも楽しい一人合宿でした。
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