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碁仇に電話してみた。
二番目の孫の顔を見に上京してたはず。
もぉそろそろ帰宅してる頃に思えたからである。
落語で語られるように碁仇っての。
「碁仇は憎さも憎し、有難し」みたいな面も多い。
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碁仇氏は昨夜帰宅したとのことで
さぞや、お疲れであろうと問えば
な~に当方は絶好調であるから来宅を待つ!と
挑戦状を叩きつけてくるではないか?
10回打てば7回は負ける相手。
オイラにとっては碁仇などと言える相手ではない。
ハッキリ言って師匠格なのである。
彼は別名、アカマツ師匠とも言う。
オイラに釣りを教えてくれた人でもあるのだ。
有難いことである。
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この師匠の兄上、暢敦(のぶあつ)氏(俗称:のぶさん)が鬼籍に入られて10年になる。
生涯定職に就くことがなかった。若い頃は漫画家を目指していたという。
のぶさんの故人宅を訪問した、碁仇アカマツ師匠が親族から
のぶさん愛用の盃を受け取り、それを小生に貰ってくれ!という話。
二つ返事で、駆け付けることを約して電話を切った。
のぶさんはきっての酒豪であった。
仕事の無い日には朝から酒ビンを抱えてニコニコしてた。
しかも
彼の碁の素晴らしさと言ったら、これをたとえる言葉が無いほどであった。
強いのは無論だが、碁が美しい。
勝負にこだわらず、投げっぷりが絶品。
囲碁というものは、これを打つ態度の良さが強さに正比例すると言う。
まさに、その通りであることを実証していたのぶさん!
彼の愛用した盃で酒をあおれば・・・
良いことが沢山起きるように思えてならない。
この盃
萩の釉薬が桜色に変わっていて、誠に品が良い。
嬉しいな。
春になると、色んなことがあるものだ。
とりあえずのお礼を盃を下さったご親族に葉書でしたためた。
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