朝5時過ぎ吉野川を渡った。
まだ、台風の影響は無いようだ。
さぁ~今日はどんな釣になるのかな?
現地へついて・・・いざ出陣。
森さん、松っちゃんの名コンビだ。
オイラは今日もカメラマン担当だ。
オイラと森さんで比較的易しい支流へ入り、松っちゃんは
普段のトレーニング効果を確かめるキツ谷を目指す。
13時に出発地点で再集合の計画で・・・
易しい支流とは言え、渓相は美しく、源流の雰囲気たっぷりだ。
しばらく行くと、森さんが七寸五分を掛ける。
う~ん・・・うらやましいなぁ。
オイラはこの谷はテンカラでと決めたので、森さんの斥候役で
とりあえず、魚がいるかどうか毛鉤を打つが
タイミングが悪いのか、魚が出ても針に乗らない。
支流の下の方では、チビアマゴが沢山出て来たようだった。
森さんの釣はうまい!
なにせ、目印が全くブレないのだ。
アタシなんぞは、ぷるぷる震えてしまい、魚が餌を食べようにも
アンパン競争状態になって喰えないのではないだろか?
ま、今日は毛鉤だから良いようなものなのだが。
だいぶ上流へ行ってから、左岸から別の流れ込みがあって
森さんはそちらに、オイラは本流筋を詰めていく。
帰りのことを考えて、森さんとは12時に出合い近くの橋で待ち合わせることに。
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さぁ、ここから単独行となった。
1時間ほど釣り上がったが、どうも水量が徐々に少なくなってきて、
ついには、チョロチョロ状態の流れになったので、そのあたりで撤退を決めた。
依然として、オイラの魚籠には一尾も入っていない!
これも気楽で良いモノさ。
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ちょっとヤバそうなところを2~3箇所通過したので、山道を探して降りてこよう。
まだ約束の時間まで小一時間もある。
確か、右手に道があるはずなので、とりあえず
左岸の崖に取り付いて登り始めたが・・・
なかなかそれらしい道が見当たらない。
三歩進んで二歩ずり落ちるみたいなところを木の枝、笹にしがみついて
40mほど息を切らせながら這い上がってみたら・・・
なにやら、もう少し上に平行して木々が生えているのが見えた。
あ、あそこが道に違いないと確信して更に10m這い上がってみたら
な~んと道なんか何処にも無いぢゃないか。
正直言って、ちょっと焦った。
でも、ちょっと先方の下を覗くと踏み跡が。
あれだ!
助かったわい。そこまで斜面をトラバースして踏み跡にたどり着いた。
道の伸びていく方向も想定どおりだったので、鼻歌交じりで踏み跡を。
ところが、段々と山道が上へ登っていくではないか?
何度もヘアピン状態で折り返しながら高度を稼いだ。
おっかしいなぁ~。今度は反対へ進み出したぞ。
これは変だ。これは谷の源頭へ向かっている。
どこかに下る分岐があったはずだ。
で、またぞろ今来た道を下っていくと・・・
ありました!ありました!見過ごすほど小さな折り返し道が。
やれやれ!これで橋まで楽勝で帰還に成功。
待ち合わせ時間には、まだ10分あるぞ。
橋のたもとから渓へ降りて、シャツや帽子を脱いで水で汗を洗った。
ビショビショのシャツと帽子を被ると、いやぁ冷たくて気持ちが良い。
足も水で冷やしてほてりを取った。
森さんも、いつの間にか橋の下側に帰還していたようで、
一休みしてから仲良くクルマを停めた場所まで40分ほど歩いた。
途中未練たらしく、大きな落ち込みへ下って毛鉤を振ると・・・
魚は毛鉤を追うが掛からなかった。
13時にキツ谷から帰った松っちゃんと合流。
今日の反省・・・
おそらく、毛鉤を打った瞬間に魚は喰いに来てるに違いない。
ところが、オイラのラインはその時には、まだタルんでいて
毛鉤に出た魚にテンションを与えて居ない。
で、アワセが利かないのだと思う。
即ち、毛鉤をふぅっと水面に落とした直後から
ラインを引き始めなければ釣れないのでないか!・・・
反省終わり。
オニギリを食べて、午後の部へ。
今度は我々は本流筋へ入り、松っちゃんは二本目の支流へ。
こんな風情の谷だから、皆さんには良くお判りの場所でしょう。
これがまた、シブくてねぇ。
やっと、オイラも小型アマゴを1尾だけで、半べそ状態で午後の部も終った。
というのも、午後からは雨が降りだし、やがて本降りになったからだ。
今回のもう一つの目的は・・・・
「暴飲暴食暴煙のキャンプ」だ。
当初はどこかの広場にテント張って、暴れようぜ!ということだったんだ。
でも、こう雨が本降りでは、楽しいキャンプに黄色信号が灯り始めるではないか?
仕方なく、コテージを借りてそこで、「暴飲暴食暴煙のキャンプ」を!
ってことに意見が集約できて。
それにしても松っちゃんは凄い。
しっかり夜の塩焼き用から刺身用のアマゴまで釣ってきた。
しかも、焼肉の準備もバッチリ。キムチまであるぞ。
野菜類はキッチリ切りそろえる仕事までしてあった。
森さんは得意の火起しで、竹を細かく割って着火材として炭を起した。
もう準備段階から、ビアつきだ。
旨い具合に雨も上がって・・・
なにやら知らぬ木に赤い実がなって季節を感じさせてくれるなぁ。
そうなんだよ・・・今期もあと残り一月なんだ。
いつの間にやら、アマゴも焼けた。
くわんぱ~い!ぷはぁ~っつ。
どひゃぁ~。ん、んま~い。
汗だくになった後のビアほど旨いものは無い。
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岩魚は骨酒用に焼き枯らす。
オイラは冷えたお酒に切り替えてグビリとやる。
方や、お酒を熱燗以上の温度まで温めて・・・
焼き枯らした岩魚の上からザ~と注ぐ。蓋をして数分。
湯呑茶碗にドックンと注いで、もいちどクワンパ~イ!!
こりゃ旨いわ。
と言ってる間に、松ちゃんが倒れこんだ。
体が頑健なのとアルコールに対する耐力は、まったく別物らしいのだ。
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岩魚の骨酒に何かコクが足りないような気がして、良く焼いたアマゴも一尾放り込んだ。
そうすると・・・
締まりのある品の良い骨酒に変身!
倒れこんだ松っちゃんをほっといて、親父とお爺はごっくん、ごっくん。
いくら飲んでも酔わねぇぞぉ。
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そうだ!アマゴの刺身を冷やしてあったんだ。
あれ喰わずして何が暴飲暴食暴煙の会ぢゃ!
倒れた松ちゃんを呼び起こして・・・
アマゴの刺身で、またくわんぱ~い!
これまた絶品でしたな。
酔眼朦朧の割には暗い中でピンは来てるぞ。
吟醸酒も冷えてるぞ。
さぁ~ガンガン暴飲暴食暴煙の会だ!
ついに森さん,
風呂上りのまま、上半身裸になって・・・
ガンガン煙の親分だ。
こうぢゃなきゃいけねぇよ!
オイラもガンガン、モクモクやりました。
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松ちゃん+森さんコンビは風呂にまで入っちゃってさ。
オイラは風呂なんざ入る気もしなくて。
グビグビやってるうちにショウキを失って布団に倒れ込んでいたようですな。
朝になって、やっと風呂に入りました。
表では、モノレールの汽車が退屈そうに出番を待ってましたね。
朝ご飯は松ちゃん特製のスープにパン、野菜とホルモンの焼き物をしっかりたべて
帰り道の釣り場によってめでたく二日目の釣を大雨の中でやりました。
一泊「暴飲暴食暴煙の会」
疲れ果てたけど楽しかった。
またやろうぜぇ!
おちまい。
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