あの空の向こうに・・・

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大喝采チョンミョンフン&ソウルフィル@サントリーホール

2015-10-20 09:15:26 | 音楽
チョンミョンフン&ソウルフィルハーモニー3度目の来日

2015年10月19日
サントリーホール 
ブラームス(ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調)/ブラームス(交響曲第4番ホ短調)
[独奏・独唱]スヴェトリン・ルセヴ(vl) / ソン・ヨンフン(vc)



ソウルフィルハーモニーオーケストラ
初来日は2011年5月

原発 度重なる余震
音楽家の来日中止が相次ぐ中、奇跡的に開かれた演奏会
その裏には、「今こそ日本へ」と指揮者チョンミョンフンさんが幹部と団員を説得し来日にこぎつけた。

あの日から4年5ヶ月
誰にでも平等に同じ月日は流れでも人の人生は平等ではない。

だけど震災直後の混乱の中、奇跡的に聴けた演奏会
あの同じ空間であの感動をわかちあえた
あの瞬間
確かにあの瞬間はみんなのものだった。
すべてが平等だった。

昨日より今日 今日より明日

「昨日よりうまくなろう」のチョンミョンフンさんの言葉どおり4年5ヶ月の歳月に一日の無駄もなかったって感じ。

ブラームス交響曲4番では、もう最初の一音でウルウルいろんな風景が見えてくる。

いつもはステージ近くの席が多いのだが
今日は2階席中央ちょっと下手寄り。
全体を見渡せ、ちょっと冷静に音を聴けた。
もう航海に出ているオケをうま~く舵取りしているって感じ。
この船長に着いて行けば大丈夫なんだっていう安心感なのか
もうみんな脱力して弾いていて。
音が心地よくって気持ちよくって
力強くエネルギッシュなんだけどそれなのにどこまでもどこまでも美しい。
指揮棒が魔法の棒に見えてきた。
チョンミョンフンさん もしかして魔法使い?
いや絶対宇宙と交信しているでしょう?


大喝采を浴びながら、その喝采に笑顔で答えながら突然振り返り始まったアンコール
「ブラームスハンガリー舞曲第一番」
入り方がもうカリスマ性ありすぎてドキドキ

それに着いて行くオケも凄い。DVD発売して欲しいくらい。

もう大喝采 大興奮
スタンディングオベーションあり絶叫あり
手を振る人多発

以前ソウルアーツセンターでチョンミョンフン&ソウルフィルを聴いた時もアイドルのコンサート並の盛り上がりだなって思ったけど、今回はそれ以上だった。
あ~!凄い瞬間に立ち会っちゃった。

今日はチョンミョンフン&東フィル@ サントリーホール
「マーラー交響曲第一番」
行けない自分が情けない