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ユンディリ協奏曲の夕べ@サントリーホール

2015-11-12 10:25:49 | 音楽
ユンディリ協奏曲の夕べ
東京交響楽団
指揮 現田茂夫
2015年11月11日(水) 19:00開演サントリーホール


ショパン:ピアノ協奏曲 第1番
Chopin: Piano Concerto No.1 in E Minor, Op.11

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」
Beethoven: Piano concerto No. 5 in E-flat Major Op.73 "Emperor"



中国人ピアニストユンディリ
来日直前には5年に一度のショパンコンクールの審査員そしてソウルでの演奏会
調子を落としているみたいな噂もちらほら

ショパンコンクールという大舞台で優勝し早15年
ショパンコンクール優勝は大きな経歴になるけれど将来が約束されているわけでない。
ピアニストはいつも完璧を求められ、たとえコンクール覇者でもいい加減な演奏をしたらもう呼ばれない可能性もある
才能の使い方を間違えると大変だ。
ユンディリも山あり谷あり

3週間ぶりのサントリーホール
周辺もすっかり秋の気配
木々が染まり風が冷たい。

ショパンコンクールで優勝した時のユンディリの映像をYouTubeで観て聴いて、いつか彼のショパンピアノ協奏曲1番を生で聴きたかった。やっと実現した。

客席を見渡すと若い人から年配者まで幅広い。
意外に男性も結構いる。満席に近い。
NHKホールに集まるお客様の平均年齢を思うと、将来クラシック演奏会が途絶えてしまう不安もある中、幅広いファンがいるってとってもありがたい事

ユンディリのコンサートは3度目
協奏曲は初めて。
今日はステージ真横のRA席1例目
ユンディリ登場
あれ?痩せた?


ショパンピアノ協奏曲第1番
1830年10月11日、ウィーンへ旅立つ直前に行われたワルシャワでの告別演奏会ショパン自身のピアノ独奏により初演された。

オーケストラの序奏でなぜか私の方が緊張してしまった。
最初のピアノの一音を聴いて、やっと落ち着いたって感じ。
ユンディとっても緊張しているように見えた。

第1楽章で指揮者現田茂夫さんの目が一瞬動いた時があったけど、さすが冷静。上手い。オケも温かい。
やっぱり本番にはドラマがある。CDと違う。だからこそ演奏会ってやめれない

第二楽章は美しかった。月の光のようだった。やっぱりユンディのピアノの音色好きだな。

後半の「ベートーヴェンピアノ協奏曲第5番皇帝」伸びやかでテンポよかった。
アンコールはショパンノクターン第二番
サイン会はなかったみたい。

しかし最近の中国人ピアニストの活躍って凄い。ランラン ユジャワン ハオチェンチャンも気になる(辻井伸行くんとヴァンクライバーンコンクールで同時優勝の人)

ただいま来日中のユジャワン&ロイヤルコンセルトヘボウオーケストラとのチャイコフスキーピアノ協奏曲第2番もすごかったみたいだし
行きたかった。彼女のミニスカートでの演奏映像を見ると元気になる。楽しくなる。

「自由に楽しくピアノを弾いて何が悪いんですか?」
のだめ(のだめカンタービレ)が浮かんじゃう。
ユンディ~うかうかしてられないね