スピリチュアルな話(実話)
あれは、或日曜日の夕飯のことでした。
「今日はすき焼きよ。」
台所の妻の声。
「そっち、出来た?」妻
「今から肉入れるわ。」
テーブルの息子
「油敷かんと肉焦げるよ。」妻
「わかった。砂糖入れるよ。」
「いいよ。」妻
「大分焼けてきたわぁ。」
「いい匂いがしてきたね。」妻
「それでどうするんかいね?」
「醤油入れた?入れんと味無いよ。」妻
「ああ、醤油無いわあ。」
と、その瞬間
「ボト! シュルシュルシュル、コツ!」
台所にあったペットボトル入り醤油が床に落ち、滑りながらテーブル横まで3メートル移動し、おまけにコツと真っ直ぐに立った。
3人顔を見合せる。
「気持ち悪。」妻
「入れってこと? 笑うしか無いわ。」
いわゆる、ポルターガイスト。
今から10年以上前の始めての経験でした。
テレビで見たことはありましたが、実際に経験するとは思わなかった。
すき焼きも無事出来上がり、3人で鍋を突っつき始めた。
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