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ー白銀の巫女ー桂木透子ー
宇宙戦艦ヤマト2202外伝
第二十四話
現在、ガミラスが開発し、投入した空間跳躍を阻止する便宜上"ガミラス臣民の壁"と呼ばれる特殊合金で造られたシールドで、辛うじて白色彗星やガトランティス艦隊の地球侵攻を防いでいる。
そんな中、時間断層工場で突貫で建造された"恒星間航行宇宙船フィーニクスと、それを護衛する護衛艦6隻と"護衛ブースター艦"14隻が完成した。
フィーニクスを除きフルオートの艦(ふね)である。
フィーニクスのクルーがコントロールする。とは云え、フィーニクスのクルーも計画よりかなり少ない。
無理もない、事態が緊急過ぎ、尚且つ地球を脱出する艦(ふね)のクルーに志願する者が殆ど軍には居ないのが現状である。
それでも、藤堂早妃を中心に新見、岬(星名)ら旧銀河とヤマトの女性クルーと、山崎、星名を含めた男子クルー100名、それとガミラスから医師や技術者等の男女合わせて20名、合計120名以上が集められた。
だが、桐生と数名の旧ヤマトのクルーたちは、乗船を拒否、地球へ残る事と成った。
本音は新見も拒否をしたかったが、言語の解析が出来る者がいきなり二人とも居なくなっては困ると、あの軍務局長芹沢から頭を下げられ、断りきれず残留した。
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艦長は藤堂早妃が就任したが、三佐(少佐)で艦隊司令も兼任では荷が重い事や貴重な人員である事から、二佐(中佐)に昇給。
ただし、艦隊司令を別に設けた。
僅かな見送る者が居るだけで、派手な出航パレードなどは、行われる事もなくヤマト型武装恒星間航行宇宙船フィーニクスは、14隻の護衛艦と共に密かに地球を離脱、月の裏側に到達した。
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「これより、我々、地球・ガミラス連合艦隊は空間跳躍を行う。」
「一気に第十一番惑星を目指す。」
「フィーニクス及び各護衛艦は、護衛ブースター艦を接続せよ!」艦隊司令:相馬の命令が下された。
「尚、空間跳躍へ移行後、パイロットを含め上級者士官は、中央作戦室へ。」
「今後のミッションについてブリーフィングを行う。以上だ。」
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「ワープイン!」
「自動航法へ移行します!」
「うむ。」
「上級者士官は中央作戦室へ。」
フィーニクスの第二艦橋(ブリッジ)がそこにあたる。
ブリッジの窓は全て塞がれているその為、モニタに映し出された映像で確認する。
中央作戦室に集められた士官の簡単な自己紹介から始まった。
相馬艦隊司令の挨拶から始まり、藤堂艦長、船務長の神崎と続き、フィーニクスの上級者士官の挨拶が終わり、続いてガミラス側の挨拶と成った。
医師長、技術長と続き、護衛艦隊の指揮官でエースパイロットのメルダ・ディッツ少佐の挨拶と成った。
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「私は知っている方も居ると思うが、ヤマトのクルーと共にデスラー派と戦った経歴を持つ。メルダ・ディッツ。」
「階級は少佐。ガミラス護衛艦隊の指揮官でパイロットを兼任する。」
「現ガミラス政権を支えているディッツ提督の娘で、イスカンダルの特使でもある。」
「今、テロン(地球)が、抱えている問題は我々ガミラスの抱えている問題にも当てはまると私は考えている。」
「人類生存の為なら私の父も惜しみ無く協力してくれるであろう。」
メルダの挨拶が終わり、再び艦隊司令である相馬 計(そうま けい)が円陣の中央に立ち、締めくくった。
◆◆◆◆
第二十五話へ
つづく。
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艦(船)種:ヤマト型武装恒星間航行宇宙船
全長360.00 m
艦体幅53.60 m
最大幅71.77 m(安定翼展開時:87.72 m)
艦体高94.54 m
最大高99.47 m
最大速力
(単艦での通常航行時)亜光速
乗員120名
主機関
ロ号艦本イ400式次元波動缶(通称:波動エンジン)×1基
副機関艦本式コスモタービン改(74式推進機関)×8基・2軸(核融合推進方式)
兵装
主砲:艦首カートリッジ式次元波動共振爆縮放射機(200サンチ口径、通称:波動ショック砲(カノン))×1門
※銀河に搭載されていたコスモリバースシステムの実験データを基にコピーし再設計、改良を加えコスモシステムとして完成した。
基本的な使用方法は、銀河の時と変わらない。
・大型八連装速射輪胴式波動コア射出砲塔×3基
(ガミラス式速射輪胴砲を基に改良。量産型波動コアの射出用。1門に付き縦に連装されている。一度に16基分の波動コアを射出する。)
・15.5サンチ三連装重力子衝撃波砲塔×2基(2門)※アンドロメダ級に装備された重力子スプレッドの改良型
・魚雷発射管×12門(艦首および艦尾両舷)
・短魚雷発射管×16門(両舷側面)
・八連装ミサイル発射塔×1基(煙突部)
・ミサイル発射管×8門(艦底)
・94式爆雷投射機(マスト付け根)
・12.7サンチ四連装高角速射光線砲塔×8基
・8.8サンチ三連装高角速射光線砲塔×2基
・12.7サンチ連装高角速射光線砲塔×8基
・7.5サンチ連装高角速射光線砲塔×10基
・7.5サンチ三連装速射光線機関砲塔×4基
・司令塔近接防御火器×2基
艦載機
艦載艇
零式52型空間艦上戦闘機 コスモゼロ×3機(有人機・予備機:1を含む内1機はメルダ専用機とした為、メルダのパーソナルカラーである赤で再塗装され、バタフライ"ガミラスでは魂や不死の象徴とされる蝶"その蝶をモチーフしたエンブレムが施されている。)
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1式空間戦闘攻撃機三座タイプ・改 コスモタイガーIIブラックバード仕様×32機
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空間汎用輸送機SC97 コスモシーガル×2機
100式空間偵察機×2機
90式内火艇×2隻
作業用装載艇×6隻
特殊装備
波動防壁(次元波動振幅防御壁)
亜空間ソナー
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艦級ハイゼラード級
全長392 m
主機ゲシュ=タム機関
武装
・330ミリ三連装陽電子カノン砲塔×2基(艦上)
・330ミリ三連装陽電子ビーム砲塔×1基(艦底)
・280ミリ二連装陽電子ビーム砲塔×4基(艦尾)
・近接防御火器(単装)×32基
・近接防御火器(四連装)×8基(艦上6基、艦底2基)
・艦首魚雷発射管×12門
・艦底魚雷発射管×21門
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全長250 m
全幅62.3 m
全高99.0 m
主機ゲシュ=タム機関
武装
艦首次元波動爆縮放射機(通称:波動砲)
八連装速射輪胴陽電子衝撃砲塔×5基
四連装対艦グレネード投射機×2基(前甲板両側)
亜空間魚雷発射機×4基(艦首両舷)
ミサイル発射管×8門(艦底)
短魚雷発射管×12門(両舷)
多連装ミサイル発射機×16基(両舷)
近接戦闘用六連装側方光線投射砲×2基(司令塔基部)
対空パルスレーザー砲塔×4基(司令塔および基部)
拡散型対空パルスレーザー砲塔×3基(司令塔基部後方)
搭載機
零式52型空間艦上戦闘機 コスモゼロ×15機(無人機=ブラックバード)
※地球連邦防衛軍ドレッド・ノート級をガミラスの技術者が再設計したモデルを今回、実戦投入する為、初期ロット分を急遽、先行生産した。
艦載機がコスモゼロタイプ:ブラックバードなのは、ツヴァルケの改良と無人化での開発が間に合わなかった為。
ただし、黙視で簡単には見分けがつくようにガミラスのマーキングが施されている。
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使用している画像はイメージです。
一部、ネット内に出回っている拾い画像を使用しています。
この物語りは私設定が混ざった《宇宙戦艦ヤマト2202愛の戦士たち》の二次創作です。
一部、公式より引用。