もし、わたし(あなた)は誰ですか?
と問われたら、どう応えるだろう。
私たちはどう応えるだろう。
自己紹介なら、名を名乗り
その場に則し、応じる。
自分自身に、この誰ですか?を
向けて、問いかけると
「ただの人間」です。としか
応えがないと感じます。
ふざけてる訳ではありません。
人と人の間に。
支えあうものとの間に。
独立した、一体の体と精神をもち
静かであり、屹立する。
それは、表現でもなく
演じるでもなく
ただ、今に意識をはたらかせ
体と精神の調和を観続けて、互いの
休息と活動のバランスをとりつつ
健康なときには、病いのときには
そのとき、そのときでの
最善を尽くし
もし、あるなら、遠い故郷にかえる
ときまで、他の誰でもない
自分自身になるためへのプロセスを
歩みつづけていく。
性別、年齢、人種、経歴、肩書
国籍、前途、持って生まれた気質、
体質…
いま思うのは
それらを意識することはなく
「ただの人間ですよ」と応えようが
ないのです。