憧れと裏切り

ペニーオークションで随分芸能人が叩かれているけど、

浮気した人の方が私は許せないことに感じる。

それなのに、浮気した特に男性側はあまり叩かれないのが不思議だ。

女性の場合は鬼の首でもとったかのように祭り上げるという点もだ。


オークション自体がギャンブルめいたところがあるし、

入札するのにお金がかかって、落札できなくてもお金が戻ってこないというのは、

参加する前の時点でわかっていることだし。

携帯ゲームのガチャもそうだ。

仕組みとしてはギャンブルめいたところがあるし、

やるときのお金がかかるというのはわかっていることだ。


そういうギャンブルめいたものにお金を使うか使わないか判断して、

使うと決めて使った人たちが被害者ということなのに、

その片棒を担いだ人がここまで叩き上げられるとは。


結婚とか、つき合うという信頼関係において、

裏切って一夜を共にしたとかの方がよっぽど許せないと思う。

ほ◯ていとか、かぶきやくしゃのなんとかとか、他にもざらにある。

けれども、どの人も今もさほど支障なく仕事をしているところが、気持ち悪い。


と、ここまで書いたけど、実際のブログを見ていなかったので、

見てみた。


まとめ記事（魚拓）を見ただけだけど、

憧れの芸能人が使っていたら、以前からあやしいと思っていたことでも、

やってみようかなと軽い気持ちになっていくのが分かった。

最近でいうと、ダルビッシュ研二がレーシックをしたことを書いたブログを見て、

いいなぁとか、やってみようかなぁという気持ちが沸いてきた感覚と一緒だ。

有名人という多くの人からの目がある人が、

公衆の面前で、まさかそんな犯罪めいたことをするわけがないだろうというのが、

無意識にあるから、憧れの人じゃなくても、

あやしいと感じても有名人が書くことで、その危機感を打ち消す効果がある。


結構な裏切りだなぁと思う。


憧れている人に対して、騙すような行為かぁと思ったとき、

宗教のことがふっと浮かんだ。

あがめているものに対して、絶対的な見返りがないにも関わらず、

お布施を要求する。

でも、それでその人の気持ちが和らぐならそれは見返りなのかな。

憧れの人がペニーオークションで落札できたといっているブログを見て、

参加してみた結果、落札できない＝落札できないようになっているでは、

なにも得られないもんな。


浮気も落札できたという虚偽も、裏切りで、許せないというより、
悲しいなと思った。