熊っ子おかんの時々お絵描き

仕事の合い間の楽しい一筆♪

熱があるというだけで

2021-01-22 | 息子
コロナ、コロナ、コロナ
どこもかしこも コロナ、コロナ、コロナ

息子の場合

高熱があり、下痢嘔吐、血圧低下、呼吸困難(本人はこれに関しては自覚がない)など、パルスオキシメーターでの数値は90をきってたけど、これでは苦しがって呼吸器も使えず、夜だったのでかかりつけの病院に電話するも、対応出来る医師がいないと断られ、その他の病院にも手が空いてないとかで断られた。
仕方がないので、取り敢えず熱を下げる薬を飲ませ、何とか我慢させて朝一番に病院に連れて行った。
その時熱もなく、下痢嘔吐も多少落ち着いていたし、いつもの主治医担当の曜日では無かったので、電話せずに内科の受診を希望した結果......
やはりコロナに疑われたらしく、人通りの少ない端っこで待たされて別室に通され又しても待たされ、来たのはコロナ対応のあの格好をした主治医。

問診と触診だけで「感染症の腸炎」と診断され脱水症になってるので点滴の用意と「お母さんも感染してるかもしれないから気をつけて下さい」と言ってそそくさと出て行った。
点滴と酸素を挿入したお陰で少し元気を取り戻しそのまま帰宅。
でも夕方ぐらいから又元気が無くなり、勿論食欲があるはずもなく水分だけを欲しがる。
でも飲めば吐くの繰り返しになり、11時過ぎに救急車を呼ぶも電話の途中で心肺停止.................

自宅で亡くなった事で結局司法解剖になり、死亡の原因の知らせがようやく来たのが1月21日、どれ程時間のかかったことか。

先生、うちの子腸炎じゃないですよ、あなたが一番気を付けるように言ってた肺炎ですよ。
なぜあなたがこれに気が付かなかったのですか。
悔しさしか残りません。
今病院が大変な事は分かります、でも病気はコロナだけでは無いはずです。

私はまだ息子と一緒に生きて行けてたはずです。



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3 コメント

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Unknown (K.Y)
2021-02-01 18:33:34
kumatumaさんのお気持ちが、切なく辛く悲しく…

どの命も神様の意思で召されることはわかっていますが、遺された家族や身近な友人にとっては、看取りに最善を尽くされての旅立ちであれば、名残惜しくも神様のお近くで幸せな天国の暮らしがあるような気がするのですが…

日本で今日の様な医療崩壊が起こるとは、誰も想像出来ませんでしたよね。

病院にも掛かれず自宅やホテルで一人亡くなってしまう現実に、コロナ禍の底の見えない恐怖に戦慄しています。

私には、kumatumaさんとご主人の無念を受け止める術も、言葉も持っていないことをお許しください。

息子さんの想いを想像して、代弁できるなら…

お父さん、お母さん、本当にありがとう。
生んでくれてありがとう。
思ったより短い人生でしたが、ぼくは幸せでした。
あなた方二人に愛されて、慈しまれて、大切にされて幸せでした。
先に逝ってしまってごめんなさい…
突然のお別れになってしまってごめんなさい…

まだまだずっとお父さんとお母さんのそばにいたかった…
どうか二人でこころ安らかに、ぼくを想って仲良く暮らしていてほしい

お父さん、お母さん…誰よりも心から愛しています。

 彼はきっとそんな風に言うのではないでしょうか?
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K.Y様 (kumatuma)
2021-02-02 18:00:57
ありがとうございます
どうしようもない気持ちがあのようなブログになりました。
何処に吐き出せば良いのか、

「なんでこんなにしんどいねん」

これが息子の最後に言葉になりました。
親としてあの時なんにもしてあげられなかった事が未だに身体を震わせます。
これが息子の寿命だったのでしょうけど、せめて苦しさだけは取ってあげたかった。
その思いだけはいつまでも残るのでしょうね。

ただ、もしあの時入院してたら、それが最後の別れだったとしたら、それもいやですね。
今は面会もままならない状況がありますし、最後まで息子のそばにいることが出来たのはよかったのかも...........

今日は息子の月命日です
食べられなかったジャンクなお菓子やジュースやインスタントラーメンをいっぱい用意してあげました^^;
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Unknown (K.Y)
2021-02-04 22:16:08
kumatumaさん、本当に残念でしたね。

救える命だったのかもしれません…余計に無念が募ります。

毎日、産まれ来る命もありますが…

余命を残して不意に亡くなる命も、沢山あります。

医師とても万能ではないのでしょうが、若い命は特に惜しまれてなりません。

せめて大好きなお菓子を、沢山並べてあげたいですね。
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