歌手 ロバータ・フラックさん死去 バラード「やさしく歌って」 / NHK

NHK NEWSWEB　2025年2月25日 5時05分

世界中でカバーされてきたバラードの名曲、「Killing Me Softly with His Song＝やさしく歌って」で知られる歌手のロバータ・フラックさんが24日、亡くなったとアメリカのメディアが報じました。88歳でした。

ロバータ・フラックさんは首都ワシントンにある大学で15歳からクラシック音楽を学んだのち、1969年にデビューアルバムを発表しました。

このアルバムに収録されていたカバー曲の「愛は面影の中に」が1971年、クリント・イーストウッド監督の映画で使用されたのに続き、翌年に発表されたバラードの名曲「やさしく歌って」も世界的な大ヒットとなり、この2曲でフラックさんはグラミー賞の最優秀レコード賞を2年連続で受賞しました。

このうち「やさしく歌って」は日本でもコーヒーのテレビコマーシャルで使用されたほか、数々の歌手がカバーし、平井堅さんのアルバムでは平井さんと本人がデュエットもしています。

フラックさんは3年前の2022年に、全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病のALS＝筋萎縮性側索硬化症と診断されたことを公表していました。

アメリカのメディアが伝えたフラックさんの代理人の声明によりますと、フラックさんは24日、家族に見守られて穏やかに亡くなったということです。88歳でした。



Roberta Flack - Killing me softly with his song
(やさしく歌って/和訳付き)



　ロバータ・フラックさんのこと何も知らないのだが、上の「やさしく歌って」は素敵な歌だと思っていつも耳を傾けていた。車を運転していたら11時のNHKニュースが訃報を伝えるって大歌手なんだと今更ながら実績に目を通した。私の長姉も今88歳なんだ。

ロバータ・フラックさんのご冥福を祈ります。