小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

山頭火 : 「さて、どちらへ行かう 風が吹く」

2010年10月08日 | 句ほか

 山頭火の旅は、自分を見つめる旅です。でもなかなかわからないのが自分です。

そんなことを思いながら歩いていると、二股に分かれた道にさしかかりました。
あてのない旅です。さあどちらへ行こうか...。道の迷いは人生の迷いです。
思いあぐねていると一陣の風が吹いてきました。迷っている自分にはっと気づき、これではいけないと思いながらも、結局風に身をまかしてしまう山頭火。

誰でも通る人生の岐路。あなたにはどんな風が吹いていますか?

                (酒と山頭火より  http://www2.biglobe.ne.jp/~endoy/index.html)

 そうだなあ、人生なんて「自分を見つめる旅」そのものだな。今、山登りする時は、常に安全な道を、楽な方を確実に選んでいる。
 さて、今まで生きて来た路は決してそうではなかったな。どんどん難しい方へ行ったり、自分の意地を通したい方へい行ったりして・・・。自分の感情なんてコントロールできないのだからしょうがない話しだ。
 自然体で風が吹いた方に進む生き方なんてお洒落だよね。それが、追い風だったら幸いだけど、向かい風だと始末が悪い!こんな男ってけっこうたくさんいるのじゃないかな?小父さんも含まれそうだけど(笑)。





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6 コメント

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こんばんんは~♪ (pinky)
2010-10-08 23:53:03
久しぶりの山頭火ですね。
またまた深~い意味がありそうです。

人生の分かれ道ですか・・・
う~ん 周りに流されてしまうことが多いかも。
なるようになるだろうという楽観的な道を歩いてきたかもしれません。
ひょっとして行き止まりなのかも なんてことを
考えず歩いてきましたが そろそろターニングポイントなのかもしれません。
ひょっとしたら 分かれ道のようにみえても
選ぶ道は最初から決められているかもしれない…
なんて柄にも無く真剣に考えさせられてしまいました。
返信する
追分にて…… (お夕)
2010-10-09 12:02:42
お邪魔します。

山頭火の旅は、まさしく紋次郎の旅。
追分で幾たび道を選んだのでしょう。

紋次郎ならずとも、人生の追分に立たされることは誰にもあることだと思います。
自分の選んだ道が、どんなに険しくても「言い訳なんぞござんせん」と言い切れる強さが必要ですね。

返信する
pinkyさんへ (小父さん)
2010-10-09 17:47:04
久しぶりにながめていると、やはりいいものです。
pinkyさんみたいに自分をもっている人は、何でも自分で決めてこられたように想像しますけど。

>考えず歩いてきましたが そろそろターニングポイントなのかもしれません

ほーう!そんなことがあるんですか。

>ひょっとしたら 分かれ道のようにみえても選ぶ道は最初から決められているかもしれない…

運命の赤い糸がずーっと引っ張っているんですね。
だけど飲んだくれの山頭火さんは、実にキザに詠めますね。
返信する
「酒と山頭火」のendoyです (endoy)
2010-10-09 18:06:37
「酒と山頭火」の管理人endoyです。
サイトをご紹介いただきまして嬉しく思っています。
秋が深まると山頭火の句もさらにしみじみ味わえますね。
これからもよろしくお願いします。
返信する
お夕さんへ (小父さん)
2010-10-09 18:10:31
なるほどなるほど。

まさに、その分岐点に笹沢左保氏の妙味が隠されているんですね!

「追分に 当たりと外れが ありにけり」ですか?

>自分の選んだ道が、どんなに険しくても「言い訳なんぞござんせん」と言い切れる強さが必要ですね。

(笑)私は愚痴って愚痴って、凡人の生き方をしてきたような気もします
返信する
endoyさんへ (小父さん)
2010-10-09 18:24:12
これはこれは恐縮です。
このサイトは幾度となくぱくらせていただいてこのブログにもたくさん載せています。

かつ、萩原井泉水、伊藤完吾さんの「山頭火を語る」なんて本も持っているのもかかわらず、まだ山頭火を記すには幼稚園生みたいなものです。

しかし、貴兄の書かれている「酒と山頭火」は素人にはとても入りやすいです。コメント有難うございました。

遅ればせながらブックマークさせていただきます。
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