「定年日和」
A子さんの息子一家は隣町のアパートに住んでいる。月に2~3回は晩ご飯を食べにやってくる。
息子は優しく、嫁さんは明るく気さく。妻とも仲がいい。孫2人は「じいちゃん」「ばあちゃん」と自分たちによくなついている。一緒に暮らしてもきっとうまくいくだろう・・・・。
定年を機に家を建て直そうと決めたときからAさんは「息子一家と同じ屋根の下で暮らす」日々を思い描くようになった。
「今度は2世帯住宅にして、おれたちが1階、お前たちが2階に住むというのはどうだ?」
軽く打診すると息子も軽く「それもいいかな」と答えた。
立派な2世帯住宅が完成したのは昨年である。
それから1年余りたつが、住んでいるのはAさん夫婦だけ。
「どうしても息子たちが入る(同居する)と言わないんだ」
Aさんは苦笑いを浮かべる。
そう、Aさん夫婦は息子夫婦に見事に振られてしまったのである。
なぜ、息子夫婦はタダで半分くれるという家に来ないのか。私はつぎのように推測している。これまでに聞いた同居をめぐる多くの話しから判断して多分、当たっていると思うのだが。
お嫁さんがいやがっているのだ。2世帯住宅といっても同居には違いない。それは「将来、義父母の介護を引き受けます」ということになるからだ。
つまり、同居拒否は「私、義父母をみるつもりはありません」という意思表示をされたことになる。すると、将来、だれに介護を頼むかという問題が起きてくる。お金が必要になるになるのだ。
Aさん夫婦は息子よりお嫁さんのほうに同居の意思をちゃんと確かめるべきだった。夫婦2人だけの住まいなら建築費はかなり安くなった。退職金や蓄えを無駄に減らさずにすんだ。介護費用にとっておけた。
2世帯住宅に待ち人来らず。他人事ながらさまざま考えさせられる。 (毎日新聞)
「核家族」だな。小父さんの故郷、福岡では男兄弟が皆外に出て、母は姉家族と一緒に住んでいた。たまに帰ると、よくぶつぶつと親子で言い合っていた。その時、「これは最高だ!」と思ったものだ。実の母と娘ならばいくらけんかしてもまだ付き合っていける。嫁姑ならば、第一喧嘩ができない。くすぶり続けた結果、爆発して修復不可能になるのか?大変なエレルギーを消費する。お年寄りの後家さん(言葉が封建的ですね)の独り暮らしはよく見かけるが、日本社会、娘と親が同居する法案か何か作って、変化させていってはどうだろう。それで男がはじき出されることもないだろう。
A子さんの息子一家は隣町のアパートに住んでいる。月に2~3回は晩ご飯を食べにやってくる。
息子は優しく、嫁さんは明るく気さく。妻とも仲がいい。孫2人は「じいちゃん」「ばあちゃん」と自分たちによくなついている。一緒に暮らしてもきっとうまくいくだろう・・・・。
定年を機に家を建て直そうと決めたときからAさんは「息子一家と同じ屋根の下で暮らす」日々を思い描くようになった。
「今度は2世帯住宅にして、おれたちが1階、お前たちが2階に住むというのはどうだ?」
軽く打診すると息子も軽く「それもいいかな」と答えた。
立派な2世帯住宅が完成したのは昨年である。
それから1年余りたつが、住んでいるのはAさん夫婦だけ。
「どうしても息子たちが入る(同居する)と言わないんだ」
Aさんは苦笑いを浮かべる。
そう、Aさん夫婦は息子夫婦に見事に振られてしまったのである。
なぜ、息子夫婦はタダで半分くれるという家に来ないのか。私はつぎのように推測している。これまでに聞いた同居をめぐる多くの話しから判断して多分、当たっていると思うのだが。
お嫁さんがいやがっているのだ。2世帯住宅といっても同居には違いない。それは「将来、義父母の介護を引き受けます」ということになるからだ。
つまり、同居拒否は「私、義父母をみるつもりはありません」という意思表示をされたことになる。すると、将来、だれに介護を頼むかという問題が起きてくる。お金が必要になるになるのだ。
Aさん夫婦は息子よりお嫁さんのほうに同居の意思をちゃんと確かめるべきだった。夫婦2人だけの住まいなら建築費はかなり安くなった。退職金や蓄えを無駄に減らさずにすんだ。介護費用にとっておけた。
2世帯住宅に待ち人来らず。他人事ながらさまざま考えさせられる。 (毎日新聞)
「核家族」だな。小父さんの故郷、福岡では男兄弟が皆外に出て、母は姉家族と一緒に住んでいた。たまに帰ると、よくぶつぶつと親子で言い合っていた。その時、「これは最高だ!」と思ったものだ。実の母と娘ならばいくらけんかしてもまだ付き合っていける。嫁姑ならば、第一喧嘩ができない。くすぶり続けた結果、爆発して修復不可能になるのか?大変なエレルギーを消費する。お年寄りの後家さん(言葉が封建的ですね)の独り暮らしはよく見かけるが、日本社会、娘と親が同居する法案か何か作って、変化させていってはどうだろう。それで男がはじき出されることもないだろう。
男兄弟がなく当然のように親と暮らすことになりましたが、
自分は息子だけしかおりません。
他人事ではありませんね。
同じように息子(未婚)だけしかいない友人は、今から老後どころか先祖の永代供養のことを真剣に考えているようです。
今は、男性が優しすぎるのでしょうね。
「サザエさん」の家庭が理想のように思えるのもわかる気がします。
現代的には核家族を形成していくのが普通のケースです。
それと、2世帯住宅なんて言葉も核家族に対して出来た言葉なんでしょう。歳を重ねるにつれ難問は増える一方です。自分のことも全然頭にないブログを書いておりました。
私は日本食のでる 老人ホームを探します。
やっぱり 朝はお味噌汁にご飯です。
義母が具合が悪くなったら一緒に住もーと主人に言ってます。
でも 下の世話とかきっと私にはして欲しくないだろーなあ、、。
福岡の母も晩年、寝込んでいましたが、姉にでも下の世話になりたくなかったようですね。
そういえば今年米寿を迎えた祖母は、今は出戻りの伯父が一緒に住んでるけど、それまでずっと一人暮らしでした。まぁ健康だから出来るんですけどね。
うちの両親はいつか一緒に暮らしたい気がします。てか、将来出戻りしようかな^^;
そうですね、加齢しても健康を維持していなくてはさみしい人生を送ることになりますね。おばあさん米寿とはおめでたいです。
私と同年代の者もたいがい長生きしたくないと口では言ってますが、医学の進歩で簡単には死なない未来もあるようです。