

涙がこぼれた。文藝春秋9月号には奇跡の生存者・川上慶子さんの兄の川上千春さんの手記が11ページにわたり掲載されている。あの日航機123便には父(当時41)、母(39)、そして慶子さん(12)と咲子さん(7)が乗っておられたという。兄の千春さんは、家族そろっての北海道旅行だったが、中2で野球部活のため行かないといったそうな・・・。この不幸が襲った後、兄、妹の間で両親や妹と過ごした時のことを語りあったことはないという。でも兄・妹とも現在は3人の子供さんがおられる。
慶子さんが初めて御巣鷹山に登ったのは事故から2年経っての10月で、同行した報道陣の方にお参りする気持ちが感じられれば別だが、慶子さんの写真だけをたくさん撮って帰っていくことに、兄の千春さんも強い抵抗感を覚えられたそうだ。本当は家族だけで静かにお参りしたかったと。
この30年がお二人にとってどんなにもいばらの道であったことか!手記の中に、千春さんが高校時代に書いた詩「ぼくの宝石」と、今夏にしたためられた「三人へ向けた手紙」が特に私の感情をこみ上げさせた。後者の手紙を下に掲載させていただきます。


そしてこの30年間、兄妹お二人で頑張れた事、大したモンだと思います。
生活を続けるだけで精一杯だった・・・胸が詰まります。
そんなお二人に家族が出来た事、嬉しいですね~。
ご両親、そして妹さんが見守って下さっている事でしょう。
改めて犠牲者のご冥福を心よりお祈りします。
坂本九さんが亡くなられた事故という事で記憶に残っています。
生存された方がいらっしゃったんですね
自分が事故に遭わなかった事へのギルトや
兄としての責任感、、など、、、
手紙からそんなものが感じられます。
10代で兄妹二人、、、ほんとうに大変でしたね。
新聞や雑誌に載る写真付きの生存者の記事を他のものより手に取って読む者がこうした事も起こすのでしょうか、、。
申し訳なく思いました。
あれから30年たつのですね~
お兄さんの手記は涙を誘います。
あれだけの中で慶子さんが助かったことの奇蹟!
今それぞれに温かい家庭があり3人ものお子さんがいるということに
嬉しさを感じました。
千春さん、亡くなられたお父様に良く似てらっしゃいますよね。慶子さんはお見かけしませんが、救助された頃の写真は、亡くなられたお母様に似てらっしゃいました。ご兄妹共々、もうご両親の年齢をおいこされたのですよね。月日が流れるのは本当に早いです。
千春さんの詩も読みました。涙がこぼれました。お母様への思いが良く詩に表れていました。自分も一緒に旅行へ行っていれば、一席足りないキャンセル待ちの飛行機には搭乗しなかったはず…その思いがどこかにあったのでしょうか?鬱になられてからの千春さんの生活は、同情を超えるものがあります。
事故に遭われた慶子さんは、強くたくましく人生切り拓いて行かれて…
この手記を読む事が出来て本当に良かった。
これからの人生、亡くなられた三人のご家族の分も、たくましく生きていって欲しいと強く思いました
追伸
火花 も読み終わりました。面白い展開でした。最後まで、漫才のボケツッコミ型式だったので、又吉さん作でなかったら読まなかったかもしれません
残されたお兄様や慶子さんの心境を思うと。。
あれから、30年ですか。。。
ほんと、この事故は多くの犠牲者が出て
日本の飛行機が。。。と驚いたものです。
そして、あの大惨事の中でも生存者がいたことにも・・・。
その後、川上慶子さんは看護師さんになられたと聞きました。
今は、共に温かいご家族を築かれて
本当に、なによりですね。
そうか!私が38歳の時なんだからreeさんは
千春さんや慶子さにお近くの年齢なんですね。
もちろんこのご兄弟はご親族のいろんな援助があって成長されたのだと思いますが、手記には内面のストレスを想像させるものが山のように列記されています。
いろんな困難を克服して慶子さんは看護師に千春さんは心理学を学んで児童相談所や障害児施設などもやられ、今は介護保険のケアマネージャーをやられているとか。
たくさんの手記に目を通た後に、母親のことを詠んだ「ぼくの宝石」や「三人へ向けた手紙」に接すると感動以外の何ものでもないです。
>生存された方がいらっしゃったんですね
これは本当に驚きでしたね。
墜落直後には慶子さんの父や妹さんもまだ生きておられて三人で声を掛けあっていたそうです。
>自分が事故に遭わなかった事へのギルトや兄としての責任感、、など、、、
手記には正にそのものが詳しく書かれています。
>新聞や雑誌に載る写真付きの生存者の記事を他のものより手に取って読む者がこうした事
私も全く同じ感覚でしたよ。
あの慶子さんはどうしているのかな?写真なんか載らないのかなと単純に思っていました。
だが、特に慶子さんはそのような取材攻勢と人間不信をずっと背負ってこられて来たんだということを知りました。
>お兄さんの手記は涙を誘います。
もし、文藝春秋を手にされたら全文を読んでください。
私が書いているのは、その目次程度です。
>今それぞれに温かい家庭があり3人ものお子さんがいるということに
本当に、この文面に救われました。
この兄・妹さんは本当にすばらしいと実感しました。
そうでしたか!
>その思いがどこかにあったのでしょうか?鬱になられてからの千春さんの生活は、同情を超えるものがあります。
そうですね。
まっすぐに生きてこられた、その文面に私もこみあげてきたのだと思います。
>事故に遭われた慶子さんは、強くたくましく人生切り拓いて行かれて…
私もそう思います。
>この手記を読む事が出来て本当に良かった。
いっしょですね。
今晩のニュース他でもこの御巣鷹山関連がたくさんテレビに出てくると思いますが、取材を受ける側の人たちのお気持ちが分かったことだけでも良かったと思いました。
「火花」旋風は竜巻みたいになってしまいましたね!(笑)
どこかにも書きましたが文庫本200万部、文藝春秋が100万部売れたとしても、さて
通読する人がどのくらいいるか?なんとも考えています。
私は太宰の代表作を青春時代の3~4冊読んだと思うんですが、たぶん太宰のほうが読み易い、平易なことばで書かれていたんじゃーないかと思いながら読んでいました。
しかし、又吉氏は天才なんでしょう。
想像ですが、石原慎太郎が選者だったら褒める気がします(笑)
そうですか、よかったです。
私はあの手紙だけで伝わるかなと心配していました。
>残されたお兄様や慶子さんの心境を思うと。。
想像ですが、千春さんも自分たちのこと一切を外に出したくない気持ちと半分と
正確なことを知ってもらいたいこという気持ちが交錯されていたんではないかと
思いました。
このニュースがテレビに出ていた時は、夏休みですし、テレビに釘づけだったと思います。
>そして、あの大惨事の中でも生存者がいたことにも・・・。
日本中が驚きましたよね。
>その後、川上慶子さんは看護師さんになられたと聞きました。
ご存知でしたか!
私は文藝春秋の広告目次が目に入った時から気になっていました。
>今は、共に温かいご家族を築かれて本当に、なによりですね。
いや、こんな素晴らしいことはないと思います。