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人類のための文明・思想・哲学・宗教・歴史・憲法

何が起きているのか

どうして起きたのか

それをどのように理解し

どのように対処するべきか

民法出デテ忠孝亡ブ

2009-10-01 19:48:06 | 日記

「民法出デテ忠孝亡ブ」とは、明治新政府からいわゆる「お雇い外国人」として招へいされ、

1873年(明治6)に来日したパリ大学教授エミール・ボアソナード(1873-1910)の教授する

民法に対する、帝国大学教授で憲法学者の穂積八束(1860-1912)(ほづみやつか)が放った

批判の言葉である。明治新政府は、西洋諸国との不平等条約の改定のために、パリ大学教授

エミール・ボアソナードを必要としていた。当時の巡査の月給が8円のところ、ボアソナード

教授は、年俸1万4千円という待遇を受けていた。穂積八束は、民法を大変に危険な学問と

考えていた。忠孝の忠とは、主人の為に命をかけて尽くすことであり、孝とは、親孝行等

年上の人を敬うという意味で、儒教の精神である。穂積八束は、天皇=国家であるとして、

祖先崇拝により、天皇主権を主張し、天皇機関説の帝国大学教授美濃部達吉(1873-1948)

らを厳しく批判した。日本の文化的特徴の一つである忠孝の精神の亡びを放置出来なかった。

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民主制と民主主義

2009-10-01 18:36:57 | 日記

世界は、日本が トンガ王国のようであって欲しいのだろうか。世界が、どれほど賢慮に満ちてる人々

の集まりであると考えるのであれば、それは、間違いだ。赤不浄・黒不浄の区別も知らないと思うべ

きか。アメリカには、「民主党」はありません。the Democratic Party と the Republican Party があり

ます。日本の マスコミ等が前者を、「民主党」と訳出してあてはめているだけのこと。「罠」、この字を

忘れては誰も生きてはゆけない日本ですので、「民主」では危ない、危ない「民主」の語源は、

古代中華文明にまでさかのぼり、民主とは、民之主(あるじ)である「君主」の意味だったのです

democracy の語源は、ひとびと(demo)による統治(cracy)であり、ギリシャ語のdemos(ひとびと)

によるkratia (統治)であります。漢字文化圏では民とは、目を不自由にされて奴隷化された人を意味

する象形文字であります。安易に西欧と東洋を置換することは、重大なリスクになると考えます 

第一次世界大戦(1914年7月28日~1918年11月11日)に対する深い反省から、1920年

1月10日、スイスのジュネーブに本部を置く国際連盟が発足したが、第二次世界大戦の勃発を防ぐ

ことが出来なかったことを理由にして、アメリカ合衆国のニューヨークに本部を置く国際連合(1945

年10月24日)へと受け継がれ、国際連盟は1946年4月20日に解散したのであるが、この辺り

も凡慮の支配するところである。どうして、The third time pays for all. 三度目の正直という昔からの

英知を信じて、引き続いてジュネーブを本部として頑張ろうとしなかったのだろうか。賢慮はなかった。

 

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