”ダーウインがやってきた”でミサゴの子育てを取り上げていた。ミサゴが雛を育てている時、雛を狙ってカラスが5~10羽やってきて攻撃する場面があった。親は必死に守るのだが多勢に無勢、雛が食われてしまうのは時間の問題と思われた。ハラハラして見ていたのだが、母鳥は日が暮れるまで雛を守りぬいた。日が暮れるとカラスは帰って行った。鳥目だからな。それから1か月ほどたって、親鳥がいない時、またカラスが押し寄せた。雛は大きくなっていて連れていかれるようなことはなかった。そうするとカラスは巣を壊し始めた。巣がすっかり破壊されたころ親鳥が帰ってきたのだが、巣を作り直そうとはしない。どうするのかと見ていると、雛だと思っていたのがもう成鳥になっていて、飛び出したのである。巣立ちである。よく生き延びたもんだ。ミサゴは強いんだな。それにしてもカラスめ、ひどい奴らだ。