前回、断線したACプラグを分解して結線のみしてテストして、OKの結果だったので、早速新しいプラグ部品をネットで購入した。
な、なんと、ななな、¥70、という安さ。 こんなに安いものも世の中に存在するのね~、と内心ほっとした。気をよくしてL型とI型の2つを買った。 送料の方が高いというのは、今の世の中あるよね。
取替え用のACプラグは取り外し可能になっていて、L型は、はめ込み式、I型(真っ直ぐなもの)はネジ式になっておった。 すべからく製品というものは、かくのごとく、取り外し交換が可能なように作るべし、だ。
早速準備、半田ごて、半田、皿に水とキッチンペーパー、木の台、マスキングテープ、カッター、元のACアダプター、交換用アダプタプラグ、だ。
まず、前回修繕したプラグをカットする。
次に交換用プラグを取り外す。
次にワイヤの処理。ワイヤにも極性があって、通常白いマークのある方がプラス極。
段取り。 動かないように木片にプラグを張り付けた。
半田付け。 3秒触って、3秒半田を付けて、3秒離す・・・そして冷ます・・・
時折、半田ごてに着いたカスを水を含んだキッチンペーパーでしごきとる。
半田付けが終わったら、根元にある板金をラジオペン字で締め付け、ワイヤが動かないようにする。
カバーをかぶせて
完成・・・
完成のあとの・・・の意味わかりますか?
よろこび勇んでラジオにACアダプタを挿しこんだの。 ランプが つ・か・な・い・・・
おきゃしいにゃ~・・・いくらやっても つ・か・な・い・・・
プラグの形状がちがうんだろ・・・と元のプラグに半田付けしても・・・つ・か・な・い
ためしに・・・とI型に半田付けしても・・・つ・か・な・い
ぎょっへ~、どれも・・・つ・か・な・い・・・壊れた~・・・
ACアダプタでは点灯しないが、電池ではちゃんと点灯するラジオ。
こんなことになるのなら、元の結線だけの奴をエポキシで固めて成型する方法もあったのに~・・・後の祭りだ。 エポキシ樹脂は絶縁性能が高いので結線同志がショートするのを防げるのだ。 元のプラグも、半田付けしてしまったのですでにこわれちょる。
今日電気屋さんに行く用事があったので、ラジオを持って行って、事情を話して、これにあうACアダプターある?・・・と尋ねた。
親切なマツヤのお兄さんが、同規格のアダプタ持ってきて、指すと・・・ちゃんと動くではないかっか。 それ売って、というと、いやいやこれはこちらの製品用でして・・・そらそうだろね。
よかった~、本体は壊れておらぬ~。 さらに、このラジオ専用のACアダプタが存在し、取り寄せ可能とのこと・・・むわ~なんと喜ばしいけっか・・・あの取替え用アダプタはなんだったの? 馬鹿みたい。
聞くと・・・アダプタプラグを半田づけすると、大概、熱で樹脂を溶かしちまって失敗する・・・とのお告げ・・・
早く言ってよ~。
熱を持たない半田ゴテ使わないと、同じ結果になる。 何せ、3つも半田付けして1つも成功しなかったのだから・・・糊でつけると半田付けと同じってなものないんかね~。 結線して5分で固まるコニシボンド(実はエポキシ)で固めるってのが正解だった。 共鳴胴スピーカーの時も結線だけだったっけな~。
それども、初めから新品の同規格のACアダプタを買うのが大正解。