今年の9月7日に入れ歯を入れた。 保険診療なので割と安く終わった。
1か月くらいで金属部分が折れて壊れてしまった。 調整のためにあちこち削った所為で金属部が弱くなっていた。 すぐに作り直してくれたが最初の方がしっくりしていたように思う。 今回のは金属部がしっかりしているが上の歯に当たるので具合が悪い。 歯を削っていいですか?とおっしゃるので、とんでもない! 入れ歯のために歯を削るなんて本末転倒です! と強い口調で言ってしまった。
以前紹介された「スマイルデンチャー」ならしっくりしますか? と聞いたら、歯科医は満面笑みを浮かべ、しっくりしますよ、今から型を取りますから、とそそくさと準備を開始。
結局スマイルデンチャーという金属を使わずに、プラスチックだけで歯茎と隣の歯で固定する方式の入れ歯を入れた。 保険対象外なので、歯3本分で11万円もかかった。 金属を使わないので外見上入れ歯を入れているようには見えないという美容上の利点が強調されているが、ワシの場合は固定の具合が一番の目的だ。
入れてみると確かにしっかりとホールドされ、ものを噛んでも動かないのだが、締め付けが強くて「痛い」。 痛いまま装着していると、顎から耳、上側の歯、右顔面、と痛みが広がってきて顔面神経痛のような感じになってくる。
当たりのある部分には傷が出来て、そこが痛みの原因となるからである。
その後、痛いところに白い薬で印をつけ、その場所を入れ歯側に移して、その部分を少しだけ削る、という調整を3週間ほど続けると、やっと装着しても痛みはなくなった。 この状態なら調子よく装着を続けられるし、硬いせんべいやDritosなんぞも噛める。 よかった。
歯科医は、デンチャー装着日+何日か後の診察、という診察スケジュールではなく、デンチャー装着日+痛みが無くなるまで継続日の診察、というスケジュールをセットとして客に提示するべきである。 一発で痛みなく使えるデンチャーを入れられるほど腕の良い歯医者はいないはずだから。 十何万もする入れ歯なんだから、一日でも早く痛みなく装着できるように診療をするべきなんだ。 痛みのために何度も途中でやめたくなったが、高い金を払ってしまったので我慢して使っていたのである。
今はデンチャーにして良かったと思っている。