-ALKAN-

しどろもどろでも声は出るなり。

一月から二月へ。

2020-01-23 06:03:45 | 日記

もう正月じゃない。 二月だね。もうすぐ二月。

123 一月二十三日。友達の誕生日だ。もう音信不通だけど……。おめでとう。一応。

 

さて我が家でも新年会をしましたよ。それは先に書いた。

 

二月には元職場の人間と新年会、あともう一つは、約十年ぶりに、リハに入ります。

 

 リハ?

 

これはバンドの練習の事です。私が田舎から出てきた理由は、ロックスターになって二七歳でオーヴァードーズでこの世を去る、 ためですから。

 

 いやぁ、死なないでよかった。おかげで美しい妻と可愛い息子に囲まれて、今は百歳二百歳まで生きていたい気分です。

 

足の具合は良好ですよ。痛いのは無理に曲げた時だけ。でも筋力は、落ちたなぁ……。

 

それは手術のせいではなく、運動不足のせいですが。術後の経過もきっと悪くない。診てもらっていないので、あくまで本人の感触ですが。

 

悪くしないと何にもやらない。歯が痛いんです。だから近々、歯医者に行きます。虫歯じゃなくて、詰め物が合わないみたいで。

 

 あ、中断している間に、新しい家族が出来ました! おめでとう、ありがとう!

 

え、男の子?女の子?

 男の子です。

 名前は?

とのま

とのま? へぇ、個性的な……。

家族全員、今はとのまに振り回されて喜んでますよ。『ヒザ通』も新しいネタが出来て大助かり。

 

 

 

 

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寿司握った!

2020-01-22 05:55:48 | 料理・レシピ

これは自分でも意外なんですが、これまでの生涯で、一度も寿司を握ったことがなかったんです。

飲食業界に籍を置くこと二十二年。調理業に従事する事十一年。

あ、はじめの十一年は喫茶店でハンドドリップコーヒーを出してました。カッコよく言うと、バリスタ? 

それなのに、戯れにも一度も寿司を握ったことがない。

息子ももう十一歳。野球少年でもあり、食いに拍車がかかってきた。何かと外食にはカネがかかる。

ちなみに息子の好物は寿司。

明らかに口が肥えている。一人っ子を良い事に子供の頃からいいモノを食わせ過ぎたかもしれない。

京丹後のお米。鹿児島産の天然のブリやカンパチ。

おいおい、四人兄弟で育った私はそんなモン食った事ねーぞ!とセルフ突っ込みを入れてしまうよ。

おやつはポテチ一袋だったぞ。それを四分割だぞ。一人十五枚ぐらいだぞ!とね。

最後の袋の粉粉を、ザザッと浚えるなんて、三番目次男の私には、夢のまた夢だったんだぞ! とね。

だから、それだったら、刺身買ってきてネタの形にさばいて、酢飯合わせて、やっちゃえばいいんじゃないの?

握っちゃえば? 回転すしより安いんじゃないの?

きっと、息子が思うよりずっと貧乏な我が家のお台所事情。 とうちゃん、うち、一億ある? とか、平気で訊いてくるもんな……。

 そこで新年会も兼ねて、寿司、握ってみました。

シャリがね、どうしてもでかくなる。関西人の癖か。関西の寿司って、江戸前よりデカいんですよ。

頭の中にどうしても、『ど根性ガエル』の梅さんが握る寿司が、基本形としてインプリンティングされている。

でもどうです?

握り方は中空握り。

ずっと前にテレビで紹介されていたのをマネして握ってみました。

握る際、シャリの中に親指でくぼみをつけて、それから軽く握る。そうすることで手に持っても崩れず、口の中でポロっと崩れる。そんな塩梅になるそうです。

 そうなっていたかどうか……。でもまあまあ、美味かったですよ。寿司は細かい事を言わなければ、大概うまいという事が分かりました。

しかし、イクラって高いねぇ、そりゃ回転寿司ではキュウリも乗っけるわけだよ。

しかし、寿司にコーラとは、現代っ子の味覚はわからんね。おや?息子の足が写ってる。私そっくり。

 

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ブランクの詳細(最終章)

2020-01-20 06:03:50 | 日記

ハローワーク。

何とも気が滅入るんだよね。ハローワーク。

俺、ハローワークで雇ってくれない?そんな事を考えながら順番を待って書類を提出するんです。

暫くすると名前が呼ばれて、ダークカラーな服装の人たちと列をなして、ちょっと端末で仕事を探すフリをして、

それで帰る……。

失業保険をもらうためですね。

だって、カネ、この時点でもう、八か月。無収入ですよ。これが気が滅入らないわけがない。

気持ちがすべてマイナス方向を向く経験って、初めてだったなぁ。今までなかったなぁ、健康は大事だなぁ、病気怪我は残酷だなぁ、ってね、改めて思いましたよそりゃ。俺なんで、膝、痛くなったんだろう?って、栓ない事を考えたり。バカバカしくなってやめたり。

 ちょっと酒を飲むだけで物凄い罪悪感に駆られるんですよ。稼ぎもないくせに。

 

 ちょっと待て!

 今就職先を決めても、どうせ働けないんだよ。足がガタガタだよ。松葉杖ついてどこで働ける?

「いえ、パート先なら、捜せばありますよ。週三日とか、ありますよ」と言うハローワーク職員。

 あるだろうよ。でもそこにたとえば短期間にせよ入ったとて、どうせ仕事探しはしなければならない。ずっと週三日で、宇宙最愛の家族の生活を支えていくわけにはいかないんだよ! しっかり治るまで、失業保険、くれ!

 いい天気の日が多かったね……、今思い出すと。春は大自然の息吹を借りて……、夏は努めて明るくして……。

そして夏休み……。

私「おう、坊主。野球観にいくぞ!」 すっかり遠慮がちになっている息子。

息「え、いつ?」

私「明日」

息「どこに?」

私「楽天生命パークだよ」

息「え!」

大渋滞に巻き込まれ、結局四回からしか観られませんでした。うまくいかない時はこんなもんか。でも森のホームラン観らえれた。

 

 

六月に手術を終えて、杖なしでヨチヨチ歩けるようになるまで二か月。九月から本格的に仕事探しを始めました。

嘘つきましたよ。だって未経験で、両膝にプレートが入ってて、走れません。そんな人、雇わないでしょ?

でもその甲斐もあって、トラックのドライバーとして糧を得る事が出来るようになりました。

始めはもうボロボロ。交通違反を繰り返し、長らくキープしていたゴールド免許は手放し、小さな接触事故を繰り返し、車もボロボロ、荷物は崩し、客からはクレームの嵐、出入り禁止になる事複数……。

 でも、生きてるよ! あぁ、こうしても、何とか生きている! これがいいんだよ!立派だよ、俺!立派な父ちゃんだよ。

 

そう思わなきゃ、今朝もやりきれんさ。あぁ、良い朝だ。本当にいい月曜日だ事!

 

膝のプレートは、いつ取りますか? と先生とお話をしたのは、確か一年近く前、本当は三か月に一度、診せなければいけないんだけど、行ってません。だって、プレートを外すのにやっぱり一週間ほど入院と、しばらくのリハビリがいるって言うんだから、ただでさえ、無理やりやってる仕事に,穴をあけるわけにはいかないじゃん。

だから、今の、『ヒザ通』の最大の懸案は、いつ、プレートを外すか。という事になりますね。

写真をアップしようと思ったんだけど、パソコンの調子が悪くて、後でアップします。

とりあえず、これまでの経過をひとしきり。

 

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ブランクの詳細(その4)

2020-01-19 01:28:55 | 日記

無事病院を放り出されました。 ありがとうございました。

 病院にいる間に、小説を一つ書いて懸賞に送りました。二年前の事です。

 

結果は惨敗。そりゃそうでしょうな。今思えば、不思議ワールドを意識するばかりで、世界観の作り込みが緩い。

お見合いをした男女。だがうまくいかず、また今までの日常に戻る男女。自分は何でお見合いなんてしたんだろう? その理由をたどりつつ、事故問答を繰り返す男女。お見合いをする前の自分と、した後の自分。そこには謎の隔たりがあった。そして二人はそれぞれの理由に導かれるように、アフリカにあるバオバブの木に向かう。バオバブの巨木の前で、出会った二人はまた、それぞれの理由で真っ白い服を着ている。 二人は言う、「はじめまして」。

 

 というお話。天の御柱の神話をモチーフにしてみたんだけど……。

 

書き直すにはいいかも。きっと元の素材は悪くない。なにより書き手のスキルが悪い。

 

 松葉杖の生活は初めてだったし、三月に手術した右足もなんとなくまだ頼りない。二階がリビングの我が家にとって、毎日はなかなかのサバイバルで、毎日がアドベンチャー。一気に三十歳も年を取ったような気分だよ。

 

両膝の骨を内側から八割ほど切り込みを入れて、その隙間の人口骨を挟んでプレーと当ててネジで止める。

退院してからね、自分の膝頭をじっと観察すると、今までなかった出っ張りがあるんですよ。

そこをドアの様にノックしてみると、その衝撃が脛の中程で反応する。これも今までにない感覚。

でも膝たたいてる場合じゃない。どうしようという不安は常にあったよ。仕事はなし、健康もなし、もちろん金もなし。

 

 あぁ、すぐに近所のハローワークに通ったさ。

 

続く……。

 

 

 

 

 

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ブランクの詳細(その3)

2020-01-17 08:47:44 | 日記

入院は始め二週間の予定でした。

川崎の病院から見る夕日がまぶしくてね。お迎えが来たみたいだ……。自覚はなかったけど、このままここでずっと過ごすのも悪くない。

そんな事をふと思ったりした。

知らず、心が弱ってたんでしょうね。だって先が全然見えない。

一人息子を抱えて、仕事はなく、両足は動かない。おまけに妻はぎっくり腰で見舞いには来られず、足は血まみれ、

入院は一週間伸びた。 このまま家族には会えないのかも、ここで一生過ごすのかも、それも悪くないかも……。

いや、下衆な話。男はみんな甘ちゃん坊。若い看護士さんに優しくされるとこれは心の隙間に刺さりますよ。

いや別に、彼女らは優しくしているわけじゃなく、冷静に仕事を遂行しているわけだけど……、

こっちだって勘違いだってわかっているけど……、

そんな勘違いを、ふとしてみたくなるんです。みじゅく!

入院中はずっと小説を書いてましたよ。京都を舞台にした小説。支離滅裂……。

今はドライバーです。 トラックの。料理とは全然関係ないです。

料理の世界ね……。未練はなくもなかったけど、なんせ仕事がないから、料理の世界よりも募集も多くて大変だけど少しは金もいい。調理師の給料、引くぐらい少なかったからね……。社長には悪いけど、あれじゃ暮らせません。

 

という事で、入院生活は終わり、そのあとのリハビリとシュー活について、続く。

 

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