さて 今日から MIRACLE MUD SYSTEM が始動します。
(私の備忘録も兼ねており、解説は一寸長くなりますので興味のない方はスルーしてくださいね。)
1ヶ月前に立ち上げたECOMINI14R(54リッター)タイプは エーハイム500のバクテリアの働きとプリズムスキマーの力をを得て約2週間で完全に安定しました。NO3P04-Xを炭素源として添加しNO3の増加を抑える方法も巧を奏し、当初懸念されたNH3NO2などの増加は一切見られずNO3もREDSEA旧テストキットでは5mg/literで安定、その後2.5mg/literになり新テストキットでは0.75mg/literという微量で検査は終わっています。PH、KHの安定度もSPSサンゴが少ないので1ヶ月経過後も抜群に平衡を保ち、 PH8以上 、KHは9 という数値で推移しました。
そこでいよいよ ミラクルマッド を使用します。
説明書によると54リッター水槽は毎週10リッターの水換えでよく、MIRACLEMUDは50%を1年に一回かえるだけでよいのです。 当初からじっくりと立ち上げる方法も書いてありましたが ライブロックの力を得るとはいえ、バクテリアの定着がかなりこころもとないので 外部ろ過やスキマーの力で立ち上げを早め、それから移行したほうが失敗はないだろうという作戦は大成功だったと思います。一から立ち上げの場合はあと1ヶ月はかかると思いました。(そこでつまずきシアノ地獄やNH3地獄ではアクアリストとしてはちょっと恥ずかしい。w)
さてこれがミラクルマッドです。
ミラクルマッド(奇跡の泥)は80%は自然の海洋の泥であり残り20%はミラクルマッドを奇跡の泥と言わしめる微量元素やミネラルを含んでいます。とのこと。
含有物の記載としては
アルミニュウム、バリウム、ボロン、カドニウム、カルシュウム、コバルト、銅、イリジュウム
マグネシュウム、モリブデン、タングステン、カリウム、シリコン、鉄分、亜鉛、硫黄など約70種類の微量元素が書かれています。
そのうち保証内容物は以下と記載され 200G中
ボロン4ppm、臭素5ppm、カルシュウム500ppm、クロム20ppm、ヨウ素2ppm、鉄750ppm、マグネシュウム1700ppm、マンガン600ppm、モリブデン30ppm、カリウム1200ppm、ナトリウム1500ppm、ストロンチュウム20ppm
が含有されているとのことです。
さて、実際のECOMINIのMIRACLEMUD層のスペースは以下のような部屋になっており、ここにミラクルマッドを入れるのです。(こうやってみるとおしおき部屋なんかにも使えそうで。w)
そっと入れないと泥が舞ってしまうと大変です。ちいさい豆腐容器が二つてな感じです。
スキマーは「プリズム」は引退願って、今度は「河童小」を引っ張り出して装備。吸い込み口がマッド層一歩手前の仕切りの隙間にすっぽりと上手く入り込みましたのでこれなら ミラクルマッドから染み出る微量元素までもスキミングすることはありません。いい感じです。
マッド層には引き続きバクテリアのついたチクワろ材や使いまわしのゼオライト(極少量)など
を入れていますので余分なスペースに様子を見ながら ヘライワズタ や ホソジュズモなどをいれてみようと思います。
これはレフジリユームで活躍予定の6wLEDランプ。河童の装備できちっとネジでとまらないのが玉に傷ですが、照度の点からは、たった20cm程度のスペースを照らすには充分な明るさのLEDなので海藻が上手く活着すれば育つでしょう。ヤドカリ屋の店長さんはこれがうまくそだたなかったとコメントされていましたが検証してみたい点です。
このようなことなので LENG SY氏の10年もの情熱をかけた偉大な作品 「MIRACLE MUD SYSTEM」 は1週間もすれば色々な変化が目に見えてくるのではないかと楽しみにしております。
14Rでのスタート時の備忘録として生体の種類を記載しておきます。
・ソメワケヤッコ (30cm水槽から生きている3年5ヶ月の選手)
・フチドリハナダイ2匹(立ち上げ後すぐに購入。価格が安く綺麗)
・ハナサンゴ
・ナガレハナサンゴ
・サオトメシコロサンゴ(2年近くになる丈夫なSPS)
・ハナヤサイサンゴ(1年以上生きておりその間変化が激しかった)
・ウミアザミ
・スターポリプ 3種類(ベージュ、ピンクなど2年生きていたものをECOMINIへ)
・トゲキクメイシ(死にそうだったがなんとか生きている)
・キクメイシ(共肉がかなりへこむ)
・ディスク3種類(うちオレンジはとけてなくなりそう)
・グリーンボタン(通販で購入。調子よい)
・ウミイチゴ(調子の上下が激しい)
・ウネタケ(30cm水槽からの2年選手)
・アワサンゴ2種(このうち1種はもう老衰気味)