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サンゴが群生するという円月島のエリア。タイドプールもあちこちに。
和歌山大学の学生さんの熱心な研究でつぎつぎと紹介される和歌山の魅力。
自然情報の公開性については賛否両論があります。私が新婚旅行で行ったハワイのハナウマベイはサンゴ礁海域で、膝のところまで大きな魚が無数によって餌をねだるハワイの国定公園でしたがその後観光客が多いので観光ルートからはずされてしまったという苦い経験もあったようです。湘南葉山の芝崎も天然記念物扱いで動物の採集は禁止です。
サンゴMAPのような公開性は私など大いにうれしいのですが、中には他の人に知ってもらいたくないプライベートビーチ扱にしたい人も多いのではないかと思います。サンゴなどはアクアリストにとっては高価でワイルドものは価値がありひとつぐらいならいいだろうとかで失敬、密漁でYAHOOのオークションで販売したりする人がおり、エスカレートして結局該当地域は ハゲタカが襲ったようになり観光ルートからはずされたハナウマベイになってしまう危険性もあります。
そのような状況ですが、個人的な思いなのですが、それでも特に子供さんには美しい水景を多く見てもらいたいと切実に思います。
むかし大阪に住んでいた私も幼少のころ(幼稚園ぐらいだったかと)お絵かきの時間は魚やヒトデやイソギンチャクの絵を描いて、それを七夕の笹に短冊にならべて 和歌山の海に行きたい とつづった記憶があるのです。
その願いはずっと後になってかないましたが、その願いと目の前に広がる思い出はその人の生涯のかけがえのない無形の財産になり、当然後世の人にも大切に分かち合いたいというふうになるのではないでしょうか?
その方が大切と思います。
採集ものの魚も今ではサザナミヤッコの幼魚も3000円もしないで入手できます。チョウチョウウオ至っては1000円もしないところも。それゆえ採集そのものも無意味になりました。
その意味で白浜サンゴMAPは地中に眠る木簡みたいなクズよりもすばらしい成果と思っています。
この南紀白浜海域は2015年には国立海域公園に指定されるようです。これで法律的には生物の採集禁止となってお墨付きがついてしまうことになります。
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新しいサンゴMAPをもとに群落の具体的な場所を写真に落とし込み。これをみると・・撮影は釣り人とのせめぎあいになる模様。
http://study.iinaa.net/gio/umigiomain.html
http://study.iinaa.net/gio/00300sekaihokus-shirahamamap_040.jpg
白浜サンゴMAPの改訂版が出たようです。こちらではシュノーケリング調査員も募集しているみたいです。周参見海岸が第二期の調査エリアとなるようなので目が離せません、できれば参加してみたいですね。