海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

海水魚飼育を中心に飼育方法や意見交換の場。小型水槽嗜好。ECOSYSTEM ECOMINIで挑戦中 

死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない)  海の事故に思う。

2015-08-11 22:03:48 | 死滅回遊魚採集

 

 

夏休みとお盆になると海の事故が多いです。

先日も沖縄でシュノーケリングをしていた家族の方が3人一挙に亡くなられました。痛ましいです。

新聞だけの情報で不透明な部分もありますが2mもの波の高さがある中での遊泳だったとか。

単に2mの波と口で言いますが人を丸呑みできるぐらいの高さの波というのはかなりの破壊力があり人を容赦なく転がしてしまいます。

いままで私も中学からの思い出で2mもの波のあるところでシュノーケリングをしたという記憶は全くありません。怖いからです。

2mの高波で浅い浜辺で遊泳した記憶はあり、波に転がされて水中を転がって行ったという記憶はあります。浅かったのでどうにでもなりましたが背の立たないところでそれが起きればかなり怖いです。

水中景観の撮影やシュノーケリングには危険が付きまといますので私も充分注意したいと思います。

 


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その11 権現崎撮影こぼればなし

2015-08-05 21:17:04 | 死滅回遊魚採集

 

家内は言いました。「無事に帰ってこれてよかったわね。貴方は来年還暦なのよ。」

「危険なことはしない!危険と思えば無理しない。それが鉄則よ。」

といいつつ・・・・危なくはなかったが・・・いろいろあったのですよ。

シュノーケリングは中学からしていましたので慣れてはいるつもりですが、その時よりか体重が20kg程度重くなっているのでフィンの推進力が低下。

潮流の速いところでは微速前進になってバランスをとるのが難しいんです。

うねりがあるとシュノーケラーに多量の水が入ってきて がばと口に入ってしまい。

げほげほ げーーーっつ と鼻から口から水が出るわで大変なことになってしまいました。

これは時々あることなのでしょうがないかと思っているんですが、初心者の方はパ二クリって溺れてしまうんでしょうね。

そのようなとき立つ瀬があればそこに移動して体制を整えられますが、今回のところは周りはまったく立つ瀬がない。水深3-5m 。これは危険です。

また、足がこむら返りになるとこれも非常にやっかい。そのようなときはじっとしているしかないのですが潮流が速いとどんどん流されるので怖いです。

できれば大きめのサーフライダーに乗って上から眺めていた方が少し安全とも思えます。このスポットは誰でもというわけにいかないのでした。

 さて、困った事情は駐車場のこと。

白良浜周辺は駐車場があまりなくほとんどが民営の駐車場なのですがシーズン料金とはいえ、ぼったくりすぎ!3時間程度の滞在に3000円も払ってしまいました。これは白浜の町全体で適正な価格を取り決め、それを上回る業者には圧力をかけてほしいものです。

シーズンしかもうからないから チャンスとばかり金をとってやる というのはいやらしい発想ですね。

 

 

まぁ、せっかくとった動画や写真ですが・・・

家内はまた言い放つ

「サンゴって石みたいだから見てもつまらないわ。やはりヨコで魚が泳いでいなきゃね」

そうでしょうそうでしょう。ダボハゼがサンゴに乗っていても魚だからいいんだよね。

魚が写っていても・・・

「まぁ、きれいな魚!これなんていう魚?」

「これは アジ や!」


ま、一般の人はそのようなもんだと思います。


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その10 白浜白良浜横 権現崎

2015-08-03 19:10:24 | 死滅回遊魚採集

 

やっとのことで行ってきました。白浜白良浜横権現崎。その岩場の周りは人知れぬ竜宮城だったのです。

和歌山大学の白浜サンゴMAPでは一番サンゴの密度が高いエリアです。テーブルサンゴが視界いっぱいに広がっています。

それは見事なものでした。

 

 浜辺ではサンゴなど全く知らない多くの人々が浮き輪で戯れています。たった浜辺から300m離れたところなんですけどね・・w

ライフガードが警告をしていて人のためとはいえ・・ちょっとうるさかった。(事故があるといけないとはいえ)

みなさんに実物をお見せできないのが至極残念ですが、視界一面に広がる見事なテーブルサンゴ多数ありました。

 

白浜サンゴマップでおそらくは密度の濃いサンゴ群落です。クマノミもみましたよ。(すぐに隠れて見えなくなった)

 

 

上の写真などはたった水深1mのところに生育するサンゴ(クシハダミドリイシと思います)

 

まぁ、浜辺でサンゴと縁のない皆様にもみせてあげたいのは山々でしたが、このようなぎっしりとつまったサンゴが大阪からたった2時間のところで見られるなんて・・・・夢のよう。

 

 

 おって動画など作成しますが これで 臨海浦 円月島周辺 権現崎 四双島 を撮影終了しました。

私の総合評価は  1位 臨海浦 ・・生物相が多くサンゴの色彩が豊かなので 2位 円月島・・・サンゴの種類がとにかく多い。

 3位 権現崎・・大阪から2時間でテーブルサンゴが見たければおすすめ。

またお盆には臨海浦に行って色々な生物を見たいと思います。

 

 


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その10 今日この頃

2015-07-25 08:15:08 | 死滅回遊魚採集

台風の影響で和歌山方面は結構被害が出ており、阪和線は海南と広川の間で土砂崩れがおきて不通です。くろしお号も走っていません。和歌山方面にお住まいの方、お見舞い申し上げます。

今年は雨が多く気温の寒暖の差が激しいので先般から夏風邪を引いてじっと家に閉じこもっていました。そのため18ー20日の絶好調の潮時も逃してしまい 25・26日は長潮(潮の満ち干がほとんどない)でタイミングを失してしまいました。

 

権現崎に早く行きたいのですが、体調と潮時と天気が一致しなくては良い写真もとれないと思うのでちょっと我慢かなと思います。

7月も後半になってきますとチョウチョウウオ類が豆チョウとなって磯に現れるはずです。おそらく臨海浦の周辺はかなり見られると思いますが、複雑な岩肌やサンゴの存在から採取にはかなりのテクニックがいるのでとらない方がましかと思います。(笑)

 

白浜方面は南紀田辺から無料区間の高速道路が南紀白浜ICまで完成しましたので上富田とかいうICで降りると時間短縮できるかもしれません。これは私には吉報です。

 

 

                       (上記の写真はいずれも円月島周辺。6月撮影)


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その9 残るは 権現崎

2015-06-25 21:37:37 | 死滅回遊魚採集

 

先般 臨海浦 円月島周辺の水景を撮影しましたので 白浜サンゴMAPによると残るはこの「権現崎」周辺となりました。

こちらのスポットはなんと海水浴でごったがえす白良浜のすぐ隣にあるエリアで、まぁ海水浴客は全部がシュノーケリングするわけでないので水中にはすばらしい景色が広がっているというのはほとんどの人は知らないで帰ってしまうのでしょう。

テーブルサンゴが視界75%以上も広がっている美しい水景が大阪からたった2時間程度で見れるというのは大変な魅力です。7月ごろになると各種季節回遊魚も出現するのでかなり魚の方もにぎやかに見れるのではないでしょうか?

直接画像を使用禁止とのことなのでリンク張っておきますのでその見れるであろう素晴らしい水景をあらかじめ見ておいてください。笑

問題は海の家がないことです。海水浴客は小型キャンプのようなものを用意してそこで着替えるみたい。

また駐車場は季節になるとそこらじゅう パーキング の文字がでるらしいですが1日3000円というようなぼったくり商売もあるそうで 珊瑚はみたし、駐車料金3000円は痛しで困りますね~。

あまり暑くならず、夏休みに入らない7月上旬に行ってしまい、8月はかなり暑いのでいかない、そして人が来ない9月に行く・・・というのがいいかもです。

一般人と同じ行動していては・・混雑や渋滞や盗難など・・ろくなことはないというのが私の持論です。w


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その8 円月島珊瑚群落を見たこぼれ話

2015-06-07 20:44:58 | 死滅回遊魚採集

いつも思うのですが・・・大抵の人間て自分の生活範囲でしか感動を受けていないものなんだなと思います。

円月島の周辺の海中が上のような写真の別世界とは誰が知りましょうか?アクアリストの私といっては生意気ですが、私もこんな世界が広がっているとはつゆにも思っていませんでした。

サンゴも石の一種か植物と思っている人も大勢おられるし、サンゴより食べる魚がいいという方ももちろんおられます。

白浜の円月島は絵や白浜のシンボルにはなっており白浜のPRにはなっているのでしょうが・・アドベンチャーランドや温泉の方があまりにも有名でこのサンゴ群落などはグラスボートでしか見ないものだからかPR力に弱く知られていないとも思えます。

その意味で「白浜サンゴマップ」は出色の出来栄えで、地元の活性化にもなるし、和歌山県の魅力が倍増されたと思います。願わくはこのような世界を皆様と共にいつまでも大事にしてゆきたいと思います。

南紀白浜円月島のサンゴ群落を見に行く。  


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その7 珊瑚群落 白浜円月島裏

2015-06-06 19:26:25 | 死滅回遊魚採集

 

梅雨空の恨めしい今日この頃。天気予報によれば(といっても予報かよとバカにしたくなるほどの当たらなさ)本日と明日7日を過ぎると梅雨空に逆戻りというていたらく。

 

水深2m!バラエティに富んだサンゴ礁 このエリアだけで数種類!

 

潮時を見ると今日と明日が中潮で最大干潮時間が14:00ごろ。この二日を過ぎると20日ごろまで良い潮時間にめぐりあえません。また6月20日ごろは梅雨の真只中。

行くなら 今でしょ?

そう電撃の判断をしたのが金曜日。幸い家内もフリーなので「いくかい?」というと「いってもいいけど・・」という生返事でしたが 「あ!そうそう!SAで和歌山ラーメンていうのがあったわね!」と思い出し。「それは付随でいいからなにか他の好きな物を食べなさい」と食べ物に釣り上げて同行と相成りました。

前回は臨海浦(田尻)のサンゴ礁でしたが、今回は皆様おなじみの「円月島」のサンゴ群落の撮影をしに行きました。

 白浜サンゴMAPによりますと円月島の裏側部分が視界50%以上のサンゴ群落があるということでしたのでそこをSPOTにしました。沖は波がやや高く潮流が速いので内湾側でまず様子見が良いと判断しました。

結論から言うと・・・見事なテーブルサンゴをみるなら臨海浦です。しかし円月島は色々な種類のサンゴがいてこれは必見です。(見るだけですよ採ってはだめです。)

ハマサンゴが多かったですが、ヌメリトサカ、エダミドリイシ、エンタク、それから数は少ないですがハナヤサイ、見事なシコロサンゴ、スギ系サンゴ、キクメイシも各種おりましてバラエティに富んでいました。

 

見事さでいえば臨海浦の方に軍配が上がりますが、こちらも種類の多さには舌を巻きます。

 

 薄いブルーに輝くサンゴ (なんの和名かわかりません)

 

 

 誰ですか?ウンコ色サンゴに興味がないて言っている人!それならオーストラリアにいきなさい!W

ウンコ色でもポリプは生き生き!元気いっぱいでした。

 

見事なシコロサンゴ発見!

 

惜しむらくは砂が舞い上がり死んでいるサンゴもあったり、おそらく採っている不届き者もいるのではないかと思います。ちょっと荒れている感じでした。また、ここはスクーバ―ダイビング初級のルートになっているらしいのできっと多くのダイバーも見ているのと思います。(フィンでサンゴ蹴ったり、砂をばば!と巻き上げてサンゴにかぶしているんでしょうね~)

 

やはり人の往来の多いところはデリケートなサンゴは死んでしまうんですね~。それだけにアクアリストもダイバーも含めてこのような自然は守りたいですね!

 

追ってまた動画も作成します。

 

 


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その6 珊瑚群落を見たこぼれ話

2015-05-18 21:22:01 | 死滅回遊魚採集

今回、白浜のサンゴ群落を撮影してみると意外にその種類が多いのに気付きました。二ホンミドリイシ、エンタクミドリイシ。ユビ系、数は多くないですがスギ系もおりました。カラーはミドリや茶色系、数は少ないですがピンク系もいましたね。ソフトコーラルはヌメリトサカが多く、トゲトサカがいました。そして1mぐらいの水深にオニヒトデがサンゴを食べていました。こちらではキクメイシの仲間はすくなく、四双島の方が多かったです。

 

 

今回は車で行きましたので車を置いた「美波バンガロー」のご主人と話していますと、ご主人曰く「7月になれば藻がぜんぶなくなるからその時くればいいですよ」とのことでした。5月で海藻が茂っているときの方がもしかすると違った水景が楽しめるのではと思いましたが。水の透明度は8mぐらいです。

 

テーブルサンゴの群落がたった1m程度の水深で広がっているのは驚き。

 

数は少ないですがスギ系。薄いブルーでした。

 

 

鮮やかなミドリイシ。ミドリそのものでした。

 

大変元気の良いミドリイシを発見。ややブルーかかったきれいな色彩でした。

 

ピンク系のミドリイシ。数は少ない。

 

潜った時間は休憩をはさんで2時間程度で切り上げました。

 

 

今回は家内が同行していましたが彼女はなにもできないので退屈だったかと。でも「人間の世界ってつくづく純粋無垢な自然の世界とくらべると汚くて家に帰るのいやだなー」と私が言うと「まぁ、いろいろあるけど人間もすてたもんじゃないと思うけど」と言ってましたね。

しかし彼女はサンゴより「白浜とれとれ市場」の海鮮どんぶりが痛く気に入ったようでした。w花より団子ですねーーーw

 

 南紀白浜臨海浦サンゴ群落を見に行く(Kawasaki D-Tracker X DトラッカーX)

長編になってすまんです。w

 

 

 

 


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その5 珊瑚群落を見る

2015-05-17 20:38:20 | 死滅回遊魚採集

先般、サンゴMAPで紹介された場所を水中散策する!

と偉そうに申しまして本日5月17日に白浜臨海浦周辺に行ってまいりました。

サンゴの王国は和歌山県は串本が有名ですが、どっこい、 白浜もすばらしい海が広がっていました。 

 

詳細はスペシャル動画でまたご紹介しますが、竜宮城というのがあるのならまさにこれと思います。

沖縄や串本はサンゴがあって当たりまえで検索すればザクザク美しい水中動画が出てきます。もちろんうっとりしますがとにかく関西圏からでも遠い!その一言につきます。しかし白浜なら高速を使って大阪から2~3時間でこれ、非常に交通の便もよく昔からの温泉地ですのでファミリーでも時間や費用に苦労しなくてもその美しい水景を楽しめるのです。

 

水に潜った感想ですが、気温は27度でそこそこ暑く、水温は22度。ウエットスーツの中にラッシュガードを着用すれば冷たい感じはほぼありませんでした。それよりも問題なのが周囲の磯はウニだらけで毒とげをもつガンガゼがかなりおり気がとにかく抜けない場所であること。オニヒトデもみましたので危険生物も相応にいることを念頭にいれる必要があります。また想像以上に潮流が速かったので最大群落がみられるという5m程度の水深に行くのは危険をともなうと判断し1-3mで限定行動しました。その意味ではシュノーケリングといっても安全なのは高校生ぐらいからでしょう。小さなお子様には危険と申しておきたいです。

それでも上記の写真の通りハードコーラルが生い茂り、また5月ですので海藻もよく生えており、絶景でした。動画でおってご紹介しますのでまたよろしければご覧ください。

 


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その4

2015-05-15 04:03:24 | 死滅回遊魚採集

            (海中〇ンコではなく、ハマサンゴでしょう。昨年の四双島で見たもの)

ネットを調べていますと このアクア趣味でいえば、飼育もさることながら海に行って魚を採集する趣向が好きな人も多いです。サーチエンジンにひっかかるそのキーワードは重要なのですが、そのキーワードで検索にかかりやすいのが「死滅回遊魚」「海水魚採集 」「タイドプール」あたりでないかと思います。それだけ人気のあるテーマなのでしょう。

さて、記事をUPするためにシュノーケリングをするための用意は周到に準備できたと思います。あとは行くだけ。5月の潮時表を見ますと昼12時前後に引き潮、それも大潮か中潮になる日は17日ぐらいしかないのではと思います。

白浜

17日 大潮  11:07 最大引き潮位6cm (満潮1・5m~2m程度から引き潮で下位6cm程度まで下がるとういうのは最大級)

23日 中潮  15:06 最大引き潮位30㎝

30日 大潮  10:24 最大引き潮位29㎝

以上を見ると 白浜への滞在時間など考えるとどうみても17日。23日は到着時が満潮で引く時間が遅すぎるし30日は到着時間が最大なのでそれからはどんどん潮が満ちてきて磯場を歩けなくなります。

今回は車で家内を連れてアシストしてもらうことに。あとは天気がどうなるかですね。30%の降水確率とかです。


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その3

2015-05-09 21:54:10 | 死滅回遊魚採集

 

磯の周辺にはサンゴがちらばっています。5mぐらいの水深では見事な群落がみられるということで楽しみです。

 

5月もGWを過ぎると海上保安庁などのリリースでは南紀白浜方面では水温は22度程度まで上昇しました。また、5月2日には一足早く海開きとなりました。

黒潮海域水域は他の海水浴場とはことなり5月の声をきくと海水浴も一応可能なのです。とはいっても真っ裸ではせいぜい10分程度がよいところです。おそらく唇が紫になって震え上がるでしょう。

しかしこのごろはウエットスーツや撥水性のウエットスーツの下に着るアンダーウエアみたいなものもあるようでこれらを装備すれば1時間程度は平気に潜れるようになります。高校生の頃過去にウエットスーツを着て4月(だったかと)の海に潜りに行ったことがあります。入海当初は寒かったですが10分もすれば慣れて普通に泳げた記憶があるのであと1~2度水温があがれば充分泳げると思います。

今度の白浜訪問は5月の下旬ごろに行くつもりです。熱帯性海水魚のチョウチョウウオ各種やサザナミヤッコなどは7~8月ごろにしかおりませんし、いつも見ている面々はもう充分ですので、串本よりも大阪に近い、あのサンゴ群落の水中撮影をしたいです。

 

 

和歌山大学の白浜サンゴMAPでは円月島周辺と臨海浦の磯に群落があるとされるので海水浴客でごったがえさないうちにさっさと撮影を終わらせたいとも思います。円月島の周辺の磯の群落のパーセンテージはこの前マップに書き込みましたので今回は上記のように臨海浦や田尻、江津良の磯に落とし込んでおきます。

特に田尻と臨海浦のこちらの磯は円月島の地層の作りが異なる感じで海藻なども多く茂っていましたので生物相も厚く夏には色々な種類の魚がきっとみれると思います。(見るだけ)おそらくサンゴ群落ではポリプ食のチョウチョウ魚が見れるのではないかと思います。

田尻の磯で見つけたシロガヤの群落。これに触れるとビリビリと刺されるんですね~。

 


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その2 

2015-04-25 13:06:05 | 死滅回遊魚採集

サンゴが群生するという円月島のエリア。タイドプールもあちこちに。

 

和歌山大学の学生さんの熱心な研究でつぎつぎと紹介される和歌山の魅力。

自然情報の公開性については賛否両論があります。私が新婚旅行で行ったハワイのハナウマベイはサンゴ礁海域で、膝のところまで大きな魚が無数によって餌をねだるハワイの国定公園でしたがその後観光客が多いので観光ルートからはずされてしまったという苦い経験もあったようです。湘南葉山の芝崎も天然記念物扱いで動物の採集は禁止です。

サンゴMAPのような公開性は私など大いにうれしいのですが、中には他の人に知ってもらいたくないプライベートビーチ扱にしたい人も多いのではないかと思います。サンゴなどはアクアリストにとっては高価でワイルドものは価値がありひとつぐらいならいいだろうとかで失敬、密漁でYAHOOのオークションで販売したりする人がおり、エスカレートして結局該当地域は ハゲタカが襲ったようになり観光ルートからはずされたハナウマベイになってしまう危険性もあります。

そのような状況ですが、個人的な思いなのですが、それでも特に子供さんには美しい水景を多く見てもらいたいと切実に思います。

むかし大阪に住んでいた私も幼少のころ(幼稚園ぐらいだったかと)お絵かきの時間は魚やヒトデやイソギンチャクの絵を描いて、それを七夕の笹に短冊にならべて 和歌山の海に行きたい とつづった記憶があるのです。

その願いはずっと後になってかないましたが、その願いと目の前に広がる思い出はその人の生涯のかけがえのない無形の財産になり、当然後世の人にも大切に分かち合いたいというふうになるのではないでしょうか?

その方が大切と思います。

採集ものの魚も今ではサザナミヤッコの幼魚も3000円もしないで入手できます。チョウチョウウオ至っては1000円もしないところも。それゆえ採集そのものも無意味になりました。

その意味で白浜サンゴMAPは地中に眠る木簡みたいなクズよりもすばらしい成果と思っています。

 この南紀白浜海域は2015年には国立海域公園に指定されるようです。これで法律的には生物の採集禁止となってお墨付きがついてしまうことになります。

新しいサンゴMAPをもとに群落の具体的な場所を写真に落とし込み。これをみると・・撮影は釣り人とのせめぎあいになる模様。 

http://study.iinaa.net/gio/umigiomain.html

http://study.iinaa.net/gio/00300sekaihokus-shirahamamap_040.jpg

白浜サンゴMAPの改訂版が出たようです。こちらではシュノーケリング調査員も募集しているみたいです。周参見海岸が第二期の調査エリアとなるようなので目が離せません、できれば参加してみたいですね。

 

 


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない)

2015-04-23 21:18:00 | 死滅回遊魚採集

夏に向けての着々の第二弾。ウエットスーツは昨年買いました。本年は7月~9月向け真夏のシュノーケリング用コスチュームとしてラッシュガードを購入。

このラッシュガードというのはあの憎き アンドンクラゲ やカツオノエボシ の毒針攻撃を無効としますので便利な世の中になったものでした。これを着ていれば平気!

しかし油断は禁物。顔をさされるという 「耳なし芳一」 みたいなことになるから、顔もマスクを買いました。これはイスラム国のテロリストみたいな感じになるのでちょっとつけたくないものですね。

 

それと今までのデジカメ用の防水袋は買いましたが、デジカメが万一水浸してしまうと・・デジカメは奥様ものでもありますのでこれはそんなことになったら非常にやばい!

アンドンクラゲにさされたぐらいではすまされないかもしれないので、そこでまた安物買いの銭失いですが5m防水のデジカメ買いました。

6000円ほどのもので、広角レンズらしいです。画像は820万画像。でベストとは言えませんがレビューを見ているとそこそこ使えるというのでましかと。

さて、これで一応揃い、あとはフロートベストぐらいがいるかもしれませんが潜るとなると逆に浮力が邪魔なので一考を要します。

ゴールデンウィークに入ったら試してみますね~。

 


白浜塔島、田尻の磯 サンゴ群落の水景下見

2015-04-19 02:17:58 | 死滅回遊魚採集

昨日4月18日はひさびさの晴天でしたので早朝からバイクにまたがって南紀白浜まで行ってきました。目的は和歌山大学のグループの研究成果である「サンゴマップ」の記載されている相当なサンゴ群落があるとされる 臨海塔島付近、田尻の磯付近の下見です。夏には潜って水中画像をお届けしたく思います。

 

この周辺の海域は黒潮の影響で4月でも20度を超える水温があり、サンゴにとっても生育の条件がそろっていることから、美しい水景が広がっています。多くのダイビングのショップからはボートがスポットに繰り出し、ダイバー達の楽しみの場となっています。

ダイビングは最低c級ライセンスが必要なので誰でもその水景が楽しめるというわけでないのですが、5m程度の水深ならばシュノーケリングでその水景の概要は知ることができ敷居が低いのでおすすめです。

 

バイクをどこに止めるのが課題になりました。周辺の道路は二輪ならば駐車を問わないとなっていますが、盗難やいたずらもあることから駐車料金を払ってでもと思いスポットのちょうど中間にある「白浜バンガロー」さんにお世話になりました。かなりの老舗で奥様に話を聞きましたが、昔はバンガローも運営されていたようですが今は喫茶と食事に絞り込まれたとか。しかし老舗だけあり上記のリッチなモーニングが500円とは安い!コーヒーも引きたてのコーヒーで大変良かったです。

 奥様に話を聞くとウインドサーフィンなどでくる人も多く夏は目の前が海水浴場なので車を止めて(駐車料金は1日1000円)シュノーケリングで浜に繰り出す人も多いらしいです。また、上の画像はその店からほんの前に広がる岩礁の周りの海の水景を甥っ子さんが撮影したものでごく浅瀬の水景。南国の海そのものでクマノミやミノカサゴ、各種ウミウシ、サンゴが写っています。これには腰を抜かしました。wやはり話は行って聞いてみるものです。

 

さて、テーマの本筋ですが、周辺の磯にはごく浅いところにも上のようなミドリイシが数は多くなく、目を凝らさないとだめですがですがポツンポツンと点在しています。写真のミドリイシ、死んでおらずよく見ると生長点が生き生きとしており褐虫藻も蓄えて活けるサンゴそのもの。これはごく浅瀬、水深10cmのところに見つけたものです。大潮の日になると写真のように見えるのですが普段は1mぐらい水没しているであろうエリアで見つけたものです。(周囲の磯は生物採取禁止と道路の標識に但し書きになっていますのでご留意)

 

昨年は沖に浮かぶ四双島の美しいサンゴをご紹介しましたがここもなかなかのもの。サンゴがいるところには上のようにハードコーラルがいたりトゲトサカの群落があったりします。これも驚きます。周辺には学生さんや家族連れが来て魚をとったり研究されてたりしましたが、網でソフトコーラルをとろうとした人もおられました。やはり、居るんですねこういう人。(その人トゲトサカには興味がなく茶色いのを欲しがっていましたがw)

 

ハマサンゴにはイバラカンザシがついていました。これもタイドプールです。みごとなうんこ色サンゴですが、褐虫藻で生き生きと成長しているのですからこの周辺の本来のサンゴはこのようなものなのでしょう。

おって動画などで ご紹介させていただきます。