海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

海水魚飼育を中心に飼育方法や意見交換の場。小型水槽嗜好。ECOSYSTEM ECOMINIで挑戦中 

死滅回遊魚採集2016年(といっても採集はしない)  串本 田子双島 そのおそるべき大サンゴ群落

2016-07-18 20:22:57 | 死滅回遊魚採集

 

奈良から片道230km離れた串本田子双島に行ってきました。片道4時間半の遠路。しかし、その目を見張るような大サンゴ群落にただただ驚くばかりでした。

水深50㎝ のところにあたり一面広がる枝サンゴ!

 

 

串本本島の手前にある田子というなにもないところ。そこにポツリと無人島があります。なにもないからといってバカにしてはいけない海中は素晴らしい景観のまれに見るスポットでした。

 

潮がひいているから水深1mでみたクマノミ君。巣から出てきて迎撃します。

 

 

 

 

 

 サンゴもそうでしたが、チョウチョウウオの天下国家。w

 

 

もうツノダシもいました。おそらく越冬した個体でしょうね。

 

動画やこぼれ話は後ほどしますので、またご覧くださいネ。

 


死滅回遊魚採集2016年(といっても採集はしない)  盛夏近づく 

2016-06-24 21:29:47 | 死滅回遊魚採集

            (上は 臨海浦のテーブルサンゴ。どんどん成長しています)

 

本年は気温が低く白浜方面もやっと24度ぐらいの水温になりましたので潜りに行きたいのですが、梅雨空ですっきりせず足踏み状態です。

 

7月の中旬ごろに梅雨が明けますので、そのころから本格的に活動すると思います。

 

            (こちらは円月島。サンゴが褐虫藻を蓄えていきいきとしています)

 

職場の関係上で本年は8月が2週間程度の長期休暇がありますので行きたい放題になると思います。宿泊も検討します。

嬉しいのは休日でない平日に行けること。阪和高速の渋滞から逃れられるだけでもうれしいです。

 

            (円月島の周辺は透明度が高く、サンゴの成長向き。チョウチョウウオが一年中見られます。)

6月は南部町に行きましたので 7・8月はサンゴ鑑賞の串本へ、サンゴは串本へいけば一通り鑑賞は終了しますので サンゴがなく、魚の多い湯浅、三尾、印南あたりに戻ろうかとも思います。

 

9月10月は円月島、臨海、権現崎にまたもどって2016年のレポートとしたいものです。

 

採集はしませんが 串本あたりにまで行きますので レアもののチョウチョウ魚とかヤリカタギなどみれたらうれしいものです。こうご期待!


死滅回遊魚採集(といっても採集しない) 2016年 南紀みなべ町目津崎周辺のサンゴを見に行く。

2016-06-05 01:01:13 | 死滅回遊魚採集

今年は例年になく水温が低く白浜でもやっと23度ぐらいまで上昇。昨年は25度ぐらいあり、円月島のサンゴを見に行きました。今年も色々なところでシュノーケリングしたいので手はじめに先般バイクで下見をしました、「南紀みなべ町目津崎」をシュノーケリングしました。当日はあいにくの曇りでしたがきれいなサンゴがいくつも見られました。

 

             (すくすくとごく浅い水中で育つサンゴたち。1mもない水深です。)   

この周辺は串本海中センターの調査によると若いサンゴ群落が発達しつつある地域でこれからも期待がもてそうとのことでした。先般の下見では海藻などが少ない地域の特性上、低栄養塩の海水で満たされていることから魚は期待できないと思っていました。事実そのようでほとんど魚は見ませんでした。

しかしその分サンゴは群生はないものの若い小さなサンゴがあちらこちらに散らばっているという感じでした。(これを聞いて取りに行こうなどと思わないでくださいや!)

 

            (非常に美しいトゲトサカ。ビビッドピンクですね。)

 

人のいる海水浴場や磯場ではサンゴも活着しないようですが、ここは釣り人の他はほとんど人が来ないからなのか、魚以外は結構色々な種類の無脊椎動物が見られるのです。 

 (ピンクのカイメンはあまり見ませんがここではいましたね。)

 (ヌメリトサカは結構な数ありました。皆さんの嫌いな褐色なのでだれもとらない。笑)

 (日本ミドリイシ?かな・・若い幼体ですね。)

 

(キッカサンゴ??みたいですね。グリーンの鮮やかな色が目を引きました。)

(イソバナがごく浅いところに着生していました。かなり水深のあるところでないとみられないのでこれは嬉しかったですね。)

 

タイドプールでみつけた珍しい二ホンケヤリムシ。オレンジ色の鮮やかな色彩が綺麗です。めったにいないので見たときは嬉しかったです。 採らないでちょうだいね!

 

サンゴイソギンチャクと思います。結構南紀では見られるようでこれも1mの水深なかったですね。

 

白浜の手前の地域なので気軽に訪問できそう。といっても奈良からは3時間半かかるのが痛い。笑

 

 魅惑の和歌山の海 南紀みなべ町 目津崎周辺のサンゴを見る


ゴールデンウイーク接近にて

2016-04-27 20:45:29 | 死滅回遊魚採集

 

(GWには行きませんが今年の夏のターゲット。串本の双島。海底一面がサンゴ礁。)

 

皆さんはGWはどこかにおでかけでしょうね。私も行くつもりです。

しかし天気予報を見ると以下のようで快晴はならないようです。また海に出かけるとすれば昼頃に和歌山方面で干潮で岩が露出する日は3日から以降ですので観察しに行くには不適な天候です。結局前半あたりがねらい目ですが、海に潜るのはちょっと早い天候で寒い。w

本年はなにか朝晩の冷え込みがありなかなか気温が上がってきません。白浜方面もやっと水温が20度を超えたという有様です。

関西地方のGWの天候は・・・

4月29日 晴れたり曇ったり

4月30日 晴れたり曇ったり

5月1日 晴れたり曇ったり

5月3日 曇り時々雨

5月4日 曇り

5月5日 曇り

5月7日 ?

5月8日 ?

昨年は白浜臨海で海に潜ったと思うのですがこの調子では5月の下旬か6月までお預けのようになってしまいます。8月は職場環境が変わりほとんどの日が夏休みになりますので、海に山にずっと出かけることになると思います。

 

(串本双島のこの白い砂は全部サンゴ砂です。沖縄のようではないですがこの海域はかなりのサンゴが生息しているという確固たる証拠)

 

 とりあえす、白浜よりは近い 南紀南部の 目津崎 を偵察に行こうかと思います。

 

白浜より大阪側の 南部にある小さな岬。その沖にはサンゴ群落があるらしいです。白浜ほどでないとは思いますがおそらくハードコーラル生息の和歌山県では北限ではないかと思います。ソフトコーラルは御坊あたりでも見れるらしいです。画像の薄黄色の部分がそのスポットらしいです。


本年のターゲット 串本 勝浦 周辺・・・・死滅回遊魚採集2016(と言っても採集はしない)  

2016-01-20 21:05:26 | 死滅回遊魚採集

厳しい冬の真っただ中、今のうちに本年の訪問ターゲットの選定をしたいと思います。昨年は白浜周辺中心でしたので(もちろん本年も行きます)本年のターゲットは串本・勝浦周辺としたいです。奈良からは相当遠いので昨年のように日帰りで8回も訪問できないと思います。せいぜい1~2回程度でしょう。

色々調べたりグーグルアースで磯の浅瀬の程度を探ったりした結果が下の候補地です。

串本海中公園

こちらは有料とかで1600円の入園料がいるらしいです。しかし設備が整っているのでシュノーケリングやダイビングには好適地らしく、かなり動画や水中写真が出ていますのでいまさら私のような田舎者が行ったところで・・w とは思いますが、水中は一度は見る価値があるところのようなので施設が完備している点で最初に行くには良いところとも思えます。

 

串本オレンジハウス前

専門雑誌などでよくオレンジハウス前 と書かれています。海中公園と並んでダイビングやシュノーケリングのメッカのようです。周りに海の家のようなものがあればいいのですが・・。その事情は分からないのでもう少し調べたいです。

 

串本白野海水浴場横

串本の大島にわたってからの海水浴場ですが、とにかく水が綺麗で生物相がダントツ。サンゴもかなり多く見られるというメッカらしいです。

 

新宮 三輪崎

全般的に磯が低いのでタイドプールなどができやすいところと思います。ただしサンゴは黒潮の軸流からはなれているので期待できないとも思えます。

新宮からはそれほど遠くないので奈良から十津川の山を越えて行きやすいところのようです。

 

勝浦港横

勝浦周辺はグーグルで見るとあまり浅瀬はないようです。そのため海水浴場も少ないような感じですが行ってみないとわからないのでこちらも情報収集した方がいいかもしれません。勝浦周辺は水深が深いところでは周参見と同様、サンゴが発達しないのでサンゴはもしかすると期待薄かもしれません。水は抜群にきれいと思います。

ロムラーの方でご存じの方おられましたら情報提供いただければありがたいです。

(左がXL 右がLサイズ。色違いです。w)

さて、いまのうちに下準備です。

昨年のウエットスーツはLサイズでしたがやや窮屈で、着用の際に背中のファスナーが壊れ、自分で新しいファスナーを買って、手縫いで修理しました。しかし、窮屈なのは変わりないのでもうひとつXLサイズを購入しました。2本立てて使用してみます。どちらも3ミリでおもに5月から10月ぐらいが限度で12月のような厳寒期には使用できません。12月には5ミリのウエットスーツが必要なのですが、12月などはこの年齢では海から出ると、寒さで耐えられないと思いますのでそもそも入水は無理。

そのようなわけで必要に応じてインナーのラッシュガードを重ね着してウエットスーツを着て入水するか(インナーで2mmぐらいはかせげるのです)、不要ならばそのままウエットスーツのみという選択もありえます。昨年は5月に臨海浦でラッシュガードを着用しウエットスーツで対応しましたが水温が24度ぐらいではそれほど寒い感覚はなかったことから、本年もそのようにして入水しようかと思います。

 

畳においてみるとXLの方がやや大きいです。体には比較的スムースに入ります。

 

早く5月にならないかと待ち遠しいです。

 


2015年和歌山の海ブログ総括編(死滅回遊魚採集2015(と言っても採集はしない)

2015-12-30 19:11:44 | 死滅回遊魚採集

 2015年はバイクで走り回ったこともあり、採集はしなかったですが、合計8回海に行き、色々な海の情景を堪能することができました。ほとんどが白浜で、来年は湯浅や印南にも戻っていきたいし、串本にもいよいよ足を踏み入れ動画をUPできればと思っています。

その総括です。タイトルにUPしたYOUTUBEの動画をリンクさせていただいております。

① 4月に白浜臨海浦・塔島に下見  (バイク)

まだ水温は18度ぐらいしかなかったようですがすでにソラスズメダイなどが見れました。塔島のオオトゲトサカが実に美しかったのが印象的でした。また偵察の目的でしたが浅瀬にはミドリイシもおり亜熱帯そのものの美しい情景が見事でした。

 

 

② 5月に再度臨海浦に行きシュノーケリング(バイク)

海藻が生い茂る中水温が20度を越えたこともあってサンゴが活き活きと活動しだす情景をあますことなく撮影できました。すでにチョウチョウウオなども元気に泳いでいましたのでそれは見事な水景でした。

 

 ③ 6月に白浜円月島に行きシュノーケリング(車)

海藻がまだ残っている状態でしたが円月島の裏側には海底一面にサンゴが群生し、その種類の多さには驚きました。串本と並んでダイビングのメッカ白浜のランドマークポイントでした。

 

④ 7月に産湯海水浴場で親友と水浴 (バイク)

親友が海水浴してみたいとの希望でしたので親友は車で私はバイクでというツーリングに。産湯海水浴場は広い駐車場もあり良かったのですが、親友が軽い熱中症をおこしてんやわんやのツーリングに。海中はどこまでも蒼い美しい海でした。

 

⑤ 8月に白浜権現崎に行きシュノーケリング(車)混雑する白良浜横の権現崎にシュノーケリング。

権現崎の堤防から約100m程度離れた箇所こそは見事なテーブルサンゴの群落がある秘蔵スポットでした。チョウチョウウオが乱舞する海中は沖縄のようでした。野生のクマノミを見たのもここがはじめてでした。

 

 

⑥ 8月中旬に臨海浦に行きシュノーケリング (車)

お盆に再度臨海浦に。海藻がすべてなくなっている荒涼とした水景でしたがサンゴが活き活きと成長しておりまた褐色のサンゴがその活力を示していました。海藻で隠れていたピンクのハナヤサイサンゴもポツポツと見られました

 

 

 ⑦ 9月に円月島に行きシュノーケリング (車)

円月島の裏側外海に面したポイントでシュノーケリング。ここはサンゴと魚の種類は多く、ツノダシやチョウチョウウオ、ハギの類、クマノミのファミリーが良く見られました。

 

 

⑧ 10月に白浜円月島に行きシュノーケリング (バイク)

 水温がもっとも高く、各種死滅回遊魚も種類が増えていることを期待しましたが、トノサマダイが枝サンゴに見え隠れしていました。ツノダシの近接撮影にも成功しました。

 

 

来年もまた色々な水中映像を撮影したいと思います。


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その14 秋の円月島再び

2015-10-05 20:13:53 | 死滅回遊魚採集

死滅回遊魚採集は体力的に無理ですので見るだけの本年。おそらく昨日行った円月島が本年最終になると思います。(ひょっとしたらウエットスーツもあるしもう一回ぐらいは・・w)

 

海の中は黒潮の流れで25-26度あり魚には丁度良い具合でした。しかし人間は外に出ると寒い。w

 

今回は今迄あれほどサンゴが多いのにポリプ食のチョウチョウウオを見たことがないので探して撮影しようと思いました。

 

並チョウ、トゲチョウ、フウライは見ますが ポリプ食の トノサマダイ スミツキトノサマダイ ミスジチョウ  アミメチョウなどのいわゆるレアものを探したかったのです。

 

(トノサマダイがいたところ。しばらくは泳いでいましたが撮影するとサンゴに隠れて見失い・・)

 

(NHKの画像で見っけたトノサマダイ。)

 結論からいいますとスギ系サンゴに10円玉程度のトノサマダイを見ました。8月には見られませんでしたが流れ着いたのでしょう。1匹だけです。

 

トノサマダイは千葉県の館山沖ノ島や過去に葉山芝崎の3mぐらいの深場で見かけたことがあります。採集されている方もおられると思います。もちろん串本周辺までいけばトノサマダイなどは通常いるのでしょうが奈良から日帰りではしんどいので白浜で見れれば充分です。

 

10月の円月島周辺はサンゴの成長が明らかにみられスギ系サンゴの生長点が水中ではひときわ白く光っており6月から見ると1cm程度は伸びていたかもしれません。1-2月に冷水に見舞われなければどんどん成長すると思いました。

 

    (円月島の周辺は独特の地層をもっており洞穴のような凸凹が多数あります。)

 

 (こういう面白いスポットもあるのですが・・くぐりぬけてあちらに行こうというのは死にに行くようなもの。危険)

 他の魚ではツノダシは定着してい入るのか各スポットに何匹か泳いでいました。

動画で後ほどご紹介します。

 

 

 


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) 円月島こぼれ話

2015-09-15 21:04:41 | 死滅回遊魚採集

 奈良から南紀白浜までは早朝に出ると3時間30分で到着します。朝5時半に出発して9時すぎぐらい。

それから入海して3時間ほどがあっという間にすぎてしまいました。写真では撮れませんでしたが40cmほどあるクロダイが通り過ぎ、でかいブダイの群れ、カサゴが水面のなにかをねらってか岩礁の先にちょこんと座ってこちらをにらんでいたりとか、エントリーしようとした岩のすぐ下がクマノミの巣でクマノミがなにか巨大な変なものが来たーと巣からでてわざわざ上目づかいで見て私をにらんで出てきました。笑

あとは熱帯性海水魚の面々が続々と現れて竜宮城です。でかいタイドプールにもベラや並チョウがわんさと泳いでいましたから良く探すともっとレアななにかが見つかったかもしれません。

まぁ、潜ってみると本当に世界観が変わるので泳げる人は串本やこの白浜などで水中遊泳することをおすすめします。 白浜はサンゴ鑑賞とうより通常は温泉やアドベンチャーランド目当てですから、シュノーケリングやダイビングは一般的でないのも事実ですが。

 

家内が一緒についていってくれて身の回りのものを預かってくれたり弁当を出してくれたり楽でした。惜しむらくは家内は潜れないことですね。岸辺で本を読んだりして過ごしていました。

「貴方が海に行ってしまうとまったくわからなくなるから時々上がってきて 手を振ってよ! 心配だわ」

「はいはい。」

「円月島上陸禁止てかいてあるわ 看板に。知ってたの?」

「知ってるよ。浸食で落石などしているから。でも補修工事が終わったばかりみたいだよ。でも見てごらん釣り人も結構いるよ。上陸禁止のはずなのに。僕の場合は岸からエントリーして水路を回って時々落石のないところの岩場で腰かけるぐらいだから。上陸禁止は釣り人か中国人だよ。w」

「でも あんたも好きね・・」と家内

「君はいつから加藤茶になったの? 」

 円月島のすぐ上空を東京から来たらしいジェット旅客機が轟音とともに車輪を出して通過。白浜空港に着陸体制で降下していきました。

「きれいだなーー。」「ほんとだ」

こころのなかで・・好きな理由は・・・と一人でつぶやいていました。

自然は誰にでも平等で裏切りがなく、そのまま。

いつまでも誰にでも分け隔てなく見せてくれるから。

子供の時見た夢、大事にしたいから。


家から持ってきたおにぎりなどをひとしきり二人でたべて、12時半には白浜を後にして帰路につきました。

しかし待っていたのは奈良市街の大渋滞。 天国と地獄というのはまさにこれだったと思います。

家についたのは17時でした。(爆死)


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その13 初秋の円月島周辺

2015-09-12 20:37:33 | 死滅回遊魚採集

関東の皆様が大変な中、大変お気楽で申し訳なく、書く前に謝罪しておきます。

12日はひさびさの晴天でおまけに大潮。今しかいくきゃないでしょ?いつも行くバイクやさんのツーリングも重なったのですがこの日を逃すと月末まで大潮はないし、海もどうなっているかわかりません。そのためツーリングは丁重にお断りし、海にGO!

(今日の撮影の目玉。ツノダシくん。いつもいる魚でないだけにうれしさはひとしお)

台風続きでしたので波のうねりを気にしていましたが、海の荒れはなく、ほぼべた凪ぎでした。しかし場所をどこにしようかと迷っていました。臨海浦や権現崎は行きましたが大体同じようなものですので、円月島周辺にしました。前回は曇天でしたので晴天ではどうなっているのかと思いましたので再訪問しました。

(写真はサンゴ被覆率50%以上の円月島のエリア。日光に輝いてそれは美しいものでした)

うーーむ。串本にはかなわないけれど白浜の海はすばらしい。大阪からたった2時間でこれる熱帯の海なんて。秋の海は死滅回遊魚が多く現れる時期です。今回はサンゴの鑑賞はいままで楽しんできましたので珍しい魚はいないかいなと・・・思っての訪問。ただし採集はなしです。

 

(こちらはツノダシ3匹のトリオで周遊。きれいでした)

 今回はツノダシにあえたことが良かったです。三浦葉山の芝崎で自然のツノダシをみたのはもう45年ほど前。それからはお目にかかったことはなかったのですが、いつも定番でいるような魚ではないのでうれしかったですね。それもグループがいくつかありそれぞれのエリアで優雅に泳いでいました。先般言いましたように水が貧栄養なのでサンゴは育つが魚はいつも腹をすかしているような感じでチョウチョウウオなどはレア種はおりません。見たのは並、フウライ、トゲだけです。レアが欲しければ串本か他のエリアでしょう。

外洋に面しているエリアを探索するといくつかクマノミのネストが見つかり、仲良くペアで泳いでいました。写真を撮ろうとするとイソギンに隠れて出てこないのでちょっと撮影が難しい。 水深は2m程度の浅いところ。

(美しいキクメイシもあちらこちらに。円月島の周辺はサンゴの種類が大変多いです)

朝の9時過ぎに到着し、10時ごろになるといくつかのファミリーが網をもって採集にきていました。知られたところだけにまた争奪戦が始まっていたようです。(笑)タイドプールをのぞいていた兄ちゃんに声をかけますともう30年以上も来ているベテランさんらしい。当然レアものをに狙っているのだろうけど「この周辺はナミチヨウしかいないでしょ?」といいますと「そうですねあとはトゲとかフウライとかですね」と仰せでしたが、まぁ、採集の楽しみでこられたんだろうと思いましたが、30年も採っては当然悪いことはないですが、良く飽きないな・・と笑っていました。w

そのようなベテランはもう採らないで鑑賞にしていただきたいものだと密かに願っていました。(笑)


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない)  この頃所感

2015-09-09 21:31:01 | 死滅回遊魚採集

 

載せておいて色々コメントするのはいかがなものなのでしょうが 死滅回遊魚採集2014の記事は人気があり、どなたかかが熱心に読んでいただいているのか、あるいは複数の方が採れるところをネットで検索していただいた結果なんでしょう。人気記事として管理画面には出ています。

ショップでは現在色々な種類の魚がたやすく安価で買えますので採りに行って苦労するよりはとも思うのですが、そこは自分で採った魚を水槽で大事に育てていくというのも楽しみですのでそれは結構だと思います。中には大量に採集してネット販売しているような輩もいるのでそんな泥棒中国人みたいなはしたないことはしないでほしいと切に願います。

どことはいいませんがネットで採集ものの記事を多く目にします。

色々採集されて水槽で飼われるようですが大体10人のうち大きく育てられそうな人は2~3人であとは入れてからしばらくして死んだとか、採集したミナミハコフグと他の魚と一緒にしていたらハコフグが毒を出し全滅してしまったみたいなお粗末な人(といっては失礼ですがそれくらいは・・知っておかないとw)も中におられ唖然としてしまいます。

採集地については色々見解があり昔は公開しないと約束でしたがいまは本も出版されていますし、グーグルアースのおかげで隠していても周りの建物の写真で大体どこかわかってしまいます。

 

 

千葉県の鴨川や小湊 伊右衛門島、三浦の葉山 毘沙門などはもうどこにいっても採集家が昼に夜にこぞって行って採りつくしてせいぜいオヤビッチャ程度ではないかと思います。関西では串本までどうやら採集家さんは総出で出かけ色々な種類を争奪しているみたいですね。

死滅回遊魚は数は多くないので採集はほどほどにしてほしいと誰もが願っていながら裏では争奪している奇妙なバトルフィールドなのかもしれません。w

(一言。南紀白浜ですが、黒潮の影響は受けていますが思ったより魚がいません。サンゴは思ったよりいました。)

 


死滅回遊魚採集2015 (といっても採集はしない) その12 白浜臨海浦 再び

2015-08-16 07:44:39 | 死滅回遊魚採集

皆様、残暑お見舞い申し上げます。

お盆休みで皆様は帰省やレジャーなどで大忙しかもしれませんね。私も海の撮影に忙しかったです。w

今回は臨海浦に再度訪問し、夏の臨海浦はどのようになっているのか見に行ってきました。

奈良を出発したのは朝の4時半。これは現地がお盆でとんでもない混雑が予想されることから人と同じような時間に行動しては色々なトラブルや面倒に巻き込まれるという自分の強い経験則からなるものなのでした。

それでも阪和高速道路は7時には湯浅~広川周辺はすでにやや渋滞気味40km程度のノロノロ。おまけに印南から 南部(みなべ) で事故が発生しこれで完全な渋滞で10kmのノロノロ 約30分程度はロスしました。

まったく人出の多い時にはろくなことがないのです。こんどはいないところで行ってみます。

    (白良浜横の権現崎と同じような見事なサンゴ群落が(本来群落という言葉は植物に使われるらしい)・こちらは浅瀬もあるので緊急の時回避には助かります。)


    (前回は海藻が多かったので目につかなかったのか今回はハナヤサイサンゴを数個見つけました。採取は厳禁です。)

臨海浦には海の家がいくつかあり多くはバンガローを貸し出しておられるところもあります。今回は撮影場所の真ん前「臨海ヴィラ」さんの駐車場をお世話になりましたが8時半の到着時にはほぼ満車。2台程度は入れるのがやっとというありさま。(これで以後もうお盆は訪問しないことに決定!人多すぎ!)

 (臨海浦はフウライチヨウなどの白系が皆無。チョウチョウウオは見たのはナミチヨウだけ。想像ですがこれは黒潮の貧栄養水で餌がなくてよりつかないんだと思います。そのためこのように数種類の異なる魚たちが餌を求めてうろうろしているのでは?)

海岸は人が白良浜より少ないですがリピータと思える家族づれが多かったです。しかし多くの家族は小さな子供さんの世話やスイカ割りなどのリクレーションを楽しむ人が多く私のようにサンゴを撮影するとというような変わり者は・・・いなかった。(笑)

(魚を採集したければ・・御坊、印南、串本の方が良いというのが私の結論。白浜は大阪から2時間でこれる和歌山の沖縄。w 串本はとにかく遠いからねぇ・・。これも想像ですがレア種類がいてもさっさと採集のプロが見つけて夜磯採集などでかっさらってしまっているのですよ。wだから採集家にとってどうでもよいような上の画像のような魚が残る。君たち良かったね。w)

 

 4-5月かに訪問した時は海藻が多かったですが、ほとんど海藻が浮き上がって海底は岩とサンゴだけでした。また、沖の方にはもっとすごい群落があるようなのですが・・水上ジェットスキーの暴漢どもが疾走していて危ない。(過去に巻き込まれて死亡事故もあります)潜っていると ゴゴゴゴゴ とすごい音が近づいてくるので見上げると10m先にジェットスキーが横切るというありさま。相手方にとってこんな沖で泳ぎやがってと思っているのでしょうが無謀なジェットスキーは沖合1km程度のところ限定で走らせてしてほしい。海上保安庁は取り締まってほしい。今度田辺の海上保安庁に写真と共に知らせます。

 

 

 サンゴの種類はよく見ると結構多いのですが、円月島の方がスギ系などのサンゴも多いので美しいかもしれません。

サンゴイソギンチャク見つけました。たった1個だけでした。w

 

臨海浦のサンゴ群落は権現崎とならんで美しく、大潮の干潮時にはかなり潮が引きますので岩のウニさえ気をつければシュノーケリングは楽しめると思います。サンゴの色は褐色ですのでそれがイマイチの人は串本や沖縄にお出かけされた方が良いと思います