海の物語・・ホームマリンアクアリュウム

海水魚飼育を中心に飼育方法や意見交換の場。小型水槽嗜好。ECOSYSTEM ECOMINIで挑戦中 

では プリズムはどうなのか?

2009-11-12 20:18:01 | 飼育器具評価
ケチョン ケチョンに言った シークロン 。ではプリズムはどうなのか
そこを評価してみませんか?

<プリズムの欠点>

・まず、ンゴーッツ!!の音は一寸うるさい。
・Oリングの部分を説明書とおりしっかり装着しないと水を注水したときに水浸しに。
 (当初、これをやってしまいまして。床が水浸しになった。)
・メディアキットがないと活性炭など入れられない。入れると水かあふれて
 水びたしに。
・オプションのメディアキットはなぜあのような高額になるのか理解に苦しむ。
  (せいぜい1500円がいいところ)

<意外なところ>

・エアインテイクにオゾン発生器とエアポンプを連結してエアーを注入したときよりも
 自然吸入(ベンチュリー)で泡を攪拌したほうがこまやかな泡がでる。
・ポンプが外部にあるので熱が水に伝わらない。

プリズムは泡と水量のバランスは良いと思います。毎分10L弱の水量で45cmの水槽で使用する分には充分です。

役立たずのシークロン

2009-11-12 13:16:58 | 飼育器具評価
ひさびさ怒りを。長編レポートします。

シークロンは役立たずです。

30%引きで安かったとはいえ・・・感想ではベルリンエアリフト60に負けるかも。という判断です。別に私はREDSEAから広告料などもらっていませんが。あれ程度なら音がうるさい プリズムの方がましだったかもです。



では残念ながら辛らつなコメントを列記しましょう。

<シークロンの欠点>

・組み立てがややこしい。
・各部品の接合が甘く、上蓋などはすぐとれる。
・本体と注水パイプの接合部分はOリングと一寸複雑なハブがついており左右に自由
 が利かない点が多い
・ポンプが上にくるので不安定。(まっすぐそのまま置けない)
・30~45cm小型水槽にはポンプが水槽にドカーンとはまってしまうので非常に目
 障り
・根本的な欠陥ですが アワの出が悪い。もっと本体一杯に泡が充満すべき。
 (これをおぎなうためにネットで調べるとウッドストーンで泡を強制注入している人も  おられました。これってなんのためにモータースキマーを買ったのか本末転倒。
  ウッドストーンを使用した方は犠牲者。)
・パワーで水と空気を攪拌しているので効率が悪く結局、水と泡のバランスではプリズム にはかなわない。
・ポンプのプロペラを某社のプロペラに変更するとかなりよくなるらしいですがシークロ ンの会社からクレームが入りそのプロペラは販売中止となったらしいです。
 (シークロンの会社はもっと謙虚にユーザーの思いを商品に還元した立場に立つべき。  納得のいくプロペラーだけを自社で制作し販売すればいいだけのこと。)

<意外だった点>

・マキシ1200ポンプは空気と水と混合して吸い上げるので意外に30cm水槽でも
 洗濯機にならない・(空気を入れなければ大量に水が注入され洗濯機になります)

・音ではプリズムより静か。


納戸にしまってまた機会があれば使うことにします。

スキマー考2

2009-11-01 19:06:08 | 飼育器具評価
アクアテイラーズさんでセールをしていたので行ってみるとシークロンスキマーが30%引き!9086円でした。シークロンは実力はプリズム以下!と言う低い評価で、アワもでないのでどなたかがウッドストーンで補完したような体たらくでいまいちという印象はぬぐいきれていなかったのですが30cmのベルリンエアリフトのウッドストーンの交換がなんだかけだるくなってき、ものの10個もウッドストーンを買い換えると3500円程度かかるし、30cmの方のスキマーならエアリフトよりいいだろうと思って、なんとなく買いました。




買ってハコをあけて出してみるとで!でかい!!  ベルリンエアリフトの1.5倍ぐらいある。もっとスリムでコンパクトなスキマーと思っていましたがさにあらずでプリズムといい勝負するかもと思いました。それと意外だったのはポンプがナプコMAXI1200JETで18wの高い出力です。18wもあれば毎分約20L程度の循環力があります。えええっ!30cm水槽に20lものの出力など 洗濯機 じゃん。プリズムが10wで毎分10l程度ですからその二倍もある!

設計思想がことなりプリズムは適量な水量とアワのバランスをとってスキミングするものですがシークロンはとにかく高出力でアワを引き起こし大量に水を循環するもののようです。使ってみないとわかりませんが水が大量に流れるのは迫力あるけど・・・30cm水槽には大きすぎたかも。良く調べないとこんなことに。

またレポートします。

なんやかんやの果て2

2009-10-29 20:45:50 | 飼育器具評価
先日は HYDOR社の投げ込みフィルターのことをレポートしましたが、活性炭を入れてまわすとNH3が0になりその結果本来NH3から生み出されるNO3が存在し得ないことになるので残存するNO3はウオッカメソッドのバクテリアに食いまくられNO3は急速にゼロになるのでは?という仮定をしましたが、これは大当たりのようでした。

活性炭でNH3が吸着されると残存するNO3はやはりどんどんバクテリアに食いまくられほぼ0になりました。REDSEAの水質キットではNO3はほぼ0.ほんの気休め程度にピンクかな?という程度です。


なれのはての推測は正しかったようで一寸ホットしました。

スキマー考

2009-10-26 20:41:34 | 飼育器具評価
色々な書物を読むと、サンゴ水槽の要はスキマーによる強力なスキミングにあると思えます。ウオッカメソッドについてはスキマーがなければ酸欠になる可能性もありこれは不可欠のようです。

私が当初プロテインスキマーを使用したのは20年前でした。サンダーのエアーリフト式でストーンがついているだけというものでしたがオゾナイザーと連動するとアワが一杯とれて結構重宝したものです。たしかに水の黄ばみなどとれクリスタルな輝きを感じてよかったものですが、しかしNO3の低減などはこころもとないものでした。

その後ベルリンのエアリフト60を利用しましたがこれはスリムで、みるから効果もありそうでした。しかし所詮ストーン式ですのでそこそこは使えるけれど実力は知れています。その他併用してヨウ素スキマーなどを購入して使用していますが正直エアレーション程度にしかならずヨウ素ボールがなかったら使用しなくてもよいような感じです。


そこで、やっぱり強制通水スキマーでないとと思い2年ほど前からプリズムにしました。プリズムは優秀で黄色い汚水がいっぱいとれます。弱点はその音。シャカシャカ音がかなりうるさく、その音さえなければもう一台プリズムを購入したかも。二台設置は音で勘弁してよという感じです。価格帯で対抗するスキマーはシークロンでしたが複数証言によると実力はプリズム以下らしく比較にならないとも。そのほかGEXやNANOなどあるようですが気休め程度にしかならないので選考外です。


私のような小型水槽では45cmはプリズムで充分なはずでが、スキミングはしますが果たしてこれで適正なのかどうかしばしば考えてしまいます。もっと効率の良いスキマーをご存知でしたら紹介してください。

なんやかんやの果て

2009-10-25 21:08:25 | 飼育器具評価
理屈ではわかっていても思い浮かばないウヨ曲折の果てにたどりついた結果がこれです。

45cm水槽は水を換えてはいますがウオッカメソッドをしてもNO3が5ミリ程度にしか
下がらず頭痛の種でした。また、アンモニアNH3も0.25程度ありこれもすっきりしない。

しかし、たまたま、水流強化でつけた GEXのチビロカ に活性炭のカートリッジがついており、そこに活性炭をつっこんで回したところ なんと2日目でアンモニアが見事0になりました。REDSEAの水質検査でやや薄黄緑の色が真黄色になりゼロに!

アンモニアが0になるということは理論的にはNO2の上昇はないし、またNO3への増加もないことになります。NO2がNO3に変化しても絶対量は増えないのでNO3がバクテリアにどんどん食われ窒素ガスになるとNO3はもっと下がることになります。
NH3はバクテリアにとって少量はあったほうが良いのかと思えますがともかく検証の第一ステップはNH3、NO2、NO3を0にすること。

この結果に気をよくして、ならば強力バージョンでやったるやんけ!と購入したのがこの
HYDOR社の水中フィルター 「CRYSTAL FILTER)です。 GEXにしろエーハイム、スドーにしろ同じようなものがありますがいずれも陳腐化しているし・・・これを購入したのは以下の理由からです。

①低価格 2380円 (アクアテイラーズさん)
②水面付近に吸水エリアがあり 油膜とり ができそう。
③先般買った役立たずのHYDORのディフレクターの敗者復活戦。
④チビロカの2倍以上の流量がある!毎分7L以上。
⑤エアー注入可能
⑥活性炭のエリアも広い!物理ロカと生物ロカの二重が可能。



良く見ると昔の 「しょうゆ注し」 みたいな「ペンギン」のような ひょうきんな形で奇妙なフィルターです。


最新式の外部フィルターやらプロテインスキマーだのウオッカメソッドだの・・・・色々ためしてNH3がNO2がNO3がなくならないと騒いでいた問題の解答が一つの活性炭の投げ込み式フォルターとはね。「灯台下暗し」というのは私のためにある格言のようで。



テトラCR3の総括

2009-09-25 22:25:07 | 飼育器具評価
ウオッカメソッドのことは一寸さておいて、今年の夏がんばってくれた
テトラのペルチェ式クーラー テトラCR3のことを書いてみたいと思います。

私のメイン水槽は45cmで40L程度しかありません。クーラーは昨年ポッターズ
エンゼルを投入したときその高水温(29度程度あった。)のため魚がふらふらし
餌もなかなか食べずボーっとしていました。ファンや冷却材で25度まで下げて
やっと餌をたべてくれたことからクーラーは必須と思いました。
そこで今年の春絶対買うと決めていたのですがなにしろ長期的に使えるとはいえ
約3万円は痛いので1万円程度のものと決めていました。

テトラのCX60を候補にいれていましたが掲示板などでは 音がうるさい 冷えない
など酷評でした。事実CX60の音をYOUTUBEでUPした人がいてそれを聞き
ましたが・・・うるさいのなんのって・(笑)はっきり言って「欠陥商品」でしょう。

その反省からかCR3の登場は福音だったと思います。セットしてスタートすると
ぐんぐん冷え始め30℃の室温でも24~25度程度をキープするすぐれものでした。
音も静かでプリズムのシャカシャカ音の方がうるさいぐらいでした。
冷えすぎ防止のためテトラの逆サーモをセットすると26~27度を1度程度の
誤差で正確な作動を繰り返し無事夏を乗り切りました。

ペルチェ式は効率が悪くコンプレッサー式の方がという声も貴重なのですが
CR3は今年約8000円まで値下がりしたと聞いたときはもうでした。

今年は装置を取り外しよく内部もあらって納戸にしまいました。

テトラ ナイトレイトマイナス

2009-09-11 22:31:28 | 飼育器具評価
硝酸塩の減少方法に そういえばテトラの ナイトレイトマイナス 
がありましたが 効いているのか効いていないのか良くわからない存在でした。

色々レポートを読んでいると 効いている派 と 効いていない派 が混在し
結局曖昧な存在になってしまっているようですが。

広告のレポートでは 30ミリの硝酸塩が2週間で27ミリに 4週間で22ミリ
6週間で20ミリ、8週間で5ミリ と緩慢に効くような感じです。

水槽の状態の長期安定を目指したもののようですが 8週間つまり2ヶ月しないと5ミリにしかならないというのはいくらなんでも時間がかかりすぎでしょう。

その点 AZ-NO3 は2週間もすれば半減できるポテンシャルがありますから
優秀です。

しかし・・・150ml 入りで3000円近くするのはいただけません。





我が家の器具装備一覧

2008-07-02 22:06:12 | 飼育器具評価

魚とサンゴ:45cm

フィルター:テトラEX75

スキマー:プリズム&ヨウ素スキマー

クーラー:テトラCR3(逆サーモにて26~27度設定)

照明:テトラライト13wとLEDランプ6w

 魚中心30cm

フィルター:テトラEX75

スキマー:ベルリンエアリフト

照明:テトラライト13w

共通使用として 

サンダーオゾナイザー50ミリ(使用は5~10ミリ範囲で使用:水槽水換え時、水の濁り時 魚の調子の悪いときのみ)

エアポンプ:アデックス(毎分6000cc以上)

 


オゾナイザーの威力

2008-07-01 22:45:20 | 飼育器具評価
賛否両論があって一寸評価が難しい オゾナイザー。

私はこれを支持しています。
ただし日本は湿度が高い国なのでその効果は秋~春までに限られる
といっても過言でないでしょう。

オゾナイザーの効果は以下のようです。

①アンモニアを直接比較的無害な硝酸塩に変化させる。
②ウイルスなど有害な菌を殺菌する。
③調整は難しいが白点病の遊泳子を焼き殺すことも可能
④水中の微細なゴミをくっつける能力がありプロテインスキマーと併用
 してそのゴミを取り除く

私は過去にいくつかオゾナイザーを購入しましたが
良かったのは サンダー社 と レイシー社の二つが良かったと思います。
60センチの小型水槽なので5~10ミリも出れば十分です。


鵜呑みは危険なのでオゾナイザーの疑問点、問題点は記しておきます。

①調整を間違うと生体をいため死にいたらしめる。
②入れすぎで優良なバクテリアも死滅
③アンモニアを直接NO3に変化させるのは魚には良くてもサンゴには
 有害な面もある。(NO3が蓄積されるから)
④薬品を使っている場合にオゾン注入は薬品を有害物質に変化させるので危険。


それでもオゾンのパワーは絶大で私はこれに信頼を置いています。


フィルターはどれが?

2008-07-01 12:52:42 | 飼育器具評価
海水魚にとって心臓部はフィルターです。現在ではサンゴ水槽を中心とした、フィルターを使用しないベルリンシステムなどの飼育方法が開発されていますが、しかし依然フィルターの選択は重要です。私はベテランさんから見ると笑われると思いますがオーバーフロー水槽を持ったことがありません。なぜなら小型水槽では格段オーバーフロー水槽を必要とするとも思えないし小型水槽なら外部フィルターなどで充分その代役が勤まるからです。今まで使用したフィルターの長所短所を防忘録として記しておきます。

①外部フィルター:エーハイム、テトラを中心とするフィルター。水槽内にいかに酸素を混入しフィルターまでも行き渡らせるかが課題となるが便利。

テトラの外部フィルターはここをクリック

エーハイムの外部フィルターはここをクリック

長所:メンテナンスが楽。オーバーフローの代わりとして使用できる。濾過面積が多い。
短所:酸素がフィルター内に循環しないと濾過細菌も増えないどころか雑菌の温床に。モーターからの熱を放出し夏には確実に1度程度は水温が上がる。

②上部フィルター:各社色々でているが濾過面積が大きく流水量も多い。

コトブキ工芸の上部フィルターはこちら

GEXの上部フィルターはこちら

長所:酸素が豊富に行き渡る。濾過層も大きい。
短所:冬場は水温が降下しやすく、ヒーターに負担がかかる=電気代がかかる。反面夏場はモーターの発熱による水温上昇はみない。蛍光灯の設置が限定される。

③外掛けフィルター:水槽の壁面につりさげるタイプ。濾過層はあまりないのでロ材を多く入れられない。しかし流量は毎分8l程度で結構ある方です。小型水槽向け。2台設置すると効果てきめん。

テトラの外掛けフィルターはこちら

長所:簡単に濾過できる。機種によっては濾過層内にディフーザー機能があるものも。
短所:ウールがすぐに汚れる。炉材を多く入れられない。

④底面フィルター:水槽の底面に敷き、サンゴ砂でフィルタリングする。構造が簡単で濾過能力が高い。

GEXの底面フィルターはこちら

長所:濾過面積が大きく、エアーも良く行き渡る。
短所:ゴミがたまりやすく、病原菌の温床にもなる。


色々使用してみた結果ですがそれぞれ一長一短があります。我が家では 外部式を中心としてプロテインスキマーと併用し飼育しており、好成績を収めています。
小型水槽には一寸能力が大きいかもしれませんが毎分13lの循環が可能なテトラEX75を使用しており目つまりを起こす分を見越してパワーの余裕のあるフィルターを選択しています。いずれもディフーザーを装備し水槽にエアーを強制的に送り込んでいます。
(45cmはプロテインスキマーの能力が大きいので常時はエアーを出していません)