さて、地球にやって来たルシファーですが、その後どうなったのでしょうか。
しばらくは地球に連れて来た指導者のもとで、順調に更生していくかのように見えました。しかし、何度目かの地上への転生の時に、その事態は発生したのです。
中東の王家に転生したルシファーは、戦争に石油を使うことを発見し、相手側を焼き滅ぼすことで、勝利を重ねるようになり、霊界からの指導にも耳を貸さなくなりました。肉体を離れてからも、霊界の指導層を支配しようとまでしたのでした。その時の地上での名前が、サタンと言いました。そして、結果として大天使ミカエルによって、地下の深い所に押し込められることになります。それが一億年以上前の事でした。
それ以来、その地下の深い所から、地上にネガティブなエネルギー的な影響を及ぼすようになり、それが、過去の地球のアセンションにおいても、少なからず影響があったと言うことなんです。
ルシファーの意識の志向性については、先にも少し触れましたが、優劣、上下と言うような価値観で自他を区別し、優勝劣敗のような形で、勝者が敗者を支配していくというようなことと、内実よりも外面、体裁のような物事を重視していくことに特徴があるように思います。
この事に気が付きますと、現代社会というものが、非常に大きく、ルシファー的な価値観の影響を受けていることが分かります。
例えば、物事に必ず優劣、勝敗、上下といった区別が付くような処置の仕方をしていくやり方があります。大は戦争から、小はスポーツをはじめ受験競争や幼稚園の運動会の玉入れ競争まで、その本当の意義や価値というような内実的な問題をさておいて、何かにつけて対戦させたり競争原理を導入し、その結果を第三者が判定することで差別化していくことが盛んに行われています。
これまで、たびたびご説明して来ましたが、地球は本来、人々が、物理的な環境で、それぞれの自分の目的の為に、思い思いに楽しく過ごす場所です。その目的の為に助け合うことはあっても、奪い合いや争うことは、必要がないはずなんです。競い合う事も、本来の目的からは、方向性が違うということですね。私たちは、それぞれが、宇宙の、創造のエネルギーが産んだ、宇宙にたった一つしかない、個性的なエネルギー体ですから、何も競い合うべき基準などないはずなんです。
そうした事がぜひ理解される事を祈りたいと思います。より良きアセンションの為に。
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