進化について考える時に、そもそも進化とはどういう事なのかについて、よく理解しておく必要があります。
例えば、空を飛べる生き物が空を飛べない生き物より、より進化していると言えるのでしょうか。あるいは、哺乳類が鳥類より進化しているかと言えば、一概にそうとばかりも言えませんね。あるいは、人間はずっと昔から、空を飛びたいと思っていたはずなのに、どうして鳥のように羽が生えてこなかったのでしょうか。
そんなふうに考えていくと、進化ということは、そういう生命体の身体能力的な比較だけの問題ではないことに思い至リます。学校で習った、いわゆる進化論のミスリードは、生命体の進化という概念を、その形態や身体能力にのみ差し向けている点にあります。
それでは人間はどうでしょうか、いま仮に、人間が最も進化しているという趣旨によれば、何をもって、他の生命体より進化していると言えるのでしょうか。
それを考えるとき、この進化という言葉の持つ、ある種の錯誤と言いますか無理解について、思い至る必要があります。
進化論のような考え方が、全く考慮に入れていない事実があります。
それは、これまでお伝えしてきたように、全ての創造物は宇宙の創造の意思によって生み出され、そしてその創造の意図は、宇宙自体が、その多様性を通じて様々な体験をすることにあるのだ、ということですね。
つまりは、別個の創造物を、進化のレベルというような尺度で比較しても意味がない、ということになるのではないでしょうか。
そうしますと、人間が、さらに進化するという事はどういうことになるのでしょうか。
結論を言いますと、それこそがアセンションですね。すなわち、意識(愛、波動レベル)を高めて行くこと、それが人間という生命体としての進化であるということになろうかと思います。
十分に意識が拡がって、宇宙の創造のエネルギーに繋がり、それを用いることを理解するようになれば、翼がなくとも空を飛び、あるいは生命体を創造することさえ出来るようになると言われています。
そのことに気がつけば、アセンションという、創造のエネルギーが私たちの進化を促してくれる、この機会が、一層貴重な喜びに満ちたものになることでしょう。
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